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ビジネスモデルを知り、さらに活用する方法 #204

先日
「いろいろなビジネスモデルを知りたい」
という質問を講座の受講生からもらいました。

ゼロから自分の頭だけで考えるよりも、インプットした方が早いことも多いです。
なぜなら、自分が思いついたものって、すでにサービス化されていたりして、知らないだけのことがあるからです。


先日も、相談しに来た人が
「会社とか商店街の空きスペースを貸し出しすると利用したい人もいるからいいと思うんです」
「最近は、国内を移動しながら仕事する人も増えてきているから、その人に空き家を貸し出すと空き家対策にもなるしいいと思うんです」
と力説してました。


でも、前者はすでに
「軒下サービス」
として3年ほど前から提供されています。

また、後者は
「アドレスホッパー」
向けに、サブスク型で利用できるシェアハウスの展開もされています。


もちろん、それらとは違う独自性があれば、事業として成り立っていきます。
ただ、知らないと、二番煎じになってしまい差別化ができない。

だから、ある程度、情報収集しておくことは大事なのです。


■お勧めのインプット方法

僕が公開講座や経営塾で勧めているのは次の3つです。


1.日経MJ

月水金に日経新聞から発行されているマーケティング情報新聞です。


2.ワールドビジネスサテライト(WBS

テレビ東京で平日の23時から放映されているニュース番組。

テレビ東京が映らないエリアでも、有料アプリになりますが、スマホアプリ(月500円)の
「ビジネスオンデマンド」
で見れます。

ガイアの夜明けやカンブリア宮殿も観れるので、これらの番組が好きな人はさらにお得。

この2つは、ニュース系だけど、今のトレンドだったり、最新の商品やサービスを伝えてくれるので、とても参考になります。


3.自分で利用する

もう一つ、これもお勧めなのが
「流行っているお店や商品、サービス」
を実際に利用してみるコト。


これは、創業時だけではなく、サービスを始めてからも有効です。
僕の周りの経営者も、常に、同業他社、他業種のサービスを研究しながら、ブラッシュアップもしています。

■7つの視点に分解をしてみる

なお、漠然と見るだけだとダメですね。

ビジネスモデルには必要な要素があるので、次の7つの視点に分解をして見る。

1.顧客は誰か
2.提供価値(顧客にとっての価値)
3.販売方法は?(ネットショップ、セミナー系、オンラインセミナー、対面、カウンセリング販売etc)
4.販売場所は?(サロン、店舗、ECサイト、ブログetc)
5.収益と流れ(販売、使用料、レンタル料、サブスク、ライセンス、広告収入、手数料etc)
6.発生する費用(家賃、仕入、人件費、光熱費 etc)
7.必要な許認可


■どこかを変えることで売れるサービスになる

なお、売れているものは、既存のサービスについて、どこかの要素を変更したものであることが多いです。

例えば、昨年流行ったタピオカドリング。

ビジネスモデル的には
「飲み物販売」
ですね。

持ち帰りのコーヒースタンドや、駅にあるフレッシュジュースの販売店と同じ。

ただ、扱っているものが「タピオカドリンク」というこれまにないもので、それが今の時代にマッチしました。

同様に、海外で売れているけど日本にはまだない「ドリンク」や「食べ物」などが今後も出てくるでしょう。


あるいは、サブスク型のコーヒーショップ。

店舗は従来通り、サンドイッチやマフィンなどの軽食も販売しながら、コーヒーについては、月額固定で飲み放題にした。

支払い方法を変えただけのケースですね。

今は、このサブスクが、レンタカーやシェアオフィス、洋服やバックのレンタル、子どものおもちゃなどに広がっています。

つまり、従来、販売やレンタルしていたものをサブスク方式にできないか?の視点で考えることができる。

こんな視点で1ヶ月過ごしてみるだけで、たくさんのビジネスモデルが手に入ります。
「いろいろなビジネスモデルを知りたい」
人はぜひ、実践してみてくださいね!

【経営のレシピ】

ビジネスモデルの情報のインプットでおススメなのは

1.日経MJ
2.ワールドビジネスサテライト
3.自分で実際に利用してみる


そして、それらを7つの視点に分解してみてみる。

1.顧客は誰か
2.提供価値(顧客にとっての価値)
3.販売方法は?(ネットショップ、セミナー系、オンラインセミナー、対面、カウンセリング販売etc)
4.販売場所は?(サロン、店舗、ECサイト、ブログetc)
5.収益と流れ(販売、使用料、レンタル料、サブスク、ライセンス、広告収入、手数料etc)
6.発生する費用(家賃、仕入、人件費、光熱費 etc)
7.必要な許認可


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