戦略的なイベントの仕掛け方

イベントをより戦略的に作りこむ上では、そのイベントがどういう「雰囲気」のイベントなのかということが要素を決めていくと言えます。

その雰囲気を決める要素としては、「カジュアル」か「まじめ」かという軸とコミュニケーションが「多い」か「少なめ」かという軸の2点から考えていく必要があります。

例えば、ビジネス系でイベントを開催したいという時は、特にゆくゆくはコミュニティ化して、継続的にイベントを行っていきたいのであれば、ワークショップやミートアップなどのコミュニケーションが多めのイベントにすると良いでしょう。

理由としては、主催者と参加者とのコミュニケーションが生まれるので、会の趣旨や理解が深まり、その場限りでない関係性や次回以降のリピートにも繋がります。

一方で、左下にある名刺交換型のようなイベントは、人は集まるものの名刺を交換するだけのの場となってしまいがちです。主催者の意向が伝わりにくく熱量はあまり上がらないイベントとなります。

人間関係や議論を深めるイベントを作りたいなら、名刺交換会のようなイベントにするのはあまり効果がないと言えるでしょう。

あくまで参考例の話なので、どれが良い悪いというものはありませんが、自分がどういう雰囲気のイベントを作りたいのかしっかり戦略を立てて、効果的にイベントを仕掛けていく必要があります。

ぜひ、イベント主催の際の参考にしてみて下さい。

渡辺 寛之 (Hiroyuki Watanabe)
プロフィール
1994年4月30日生まれ福島県出身。

高校生の時に東日本大震災の経験から人々の心を動かすエンターテインメントの力に魅了される。
大学ではエンターテインメントビジネス学を専攻しイベント制作やビジネスについて学ぶ。

その後、自身の影響力とマネジメント力を高めるために営業会社で働きながら、クリエイター集団hoshizoraにてイベント制作の実務を学び、1000人規模の夏祭りのディレクターを経験。

現在はそのノウハウを活かし、イベント主催者に企画、設計、運営、演出方法をサポートする教育コミュニティ「ココノバ」の代表と社会人サークル「CIRCLE」の運営、ファッションショーの主催を行なっている。


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