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One Pool制の根幹となる月次研修~幅広いテーマにおいて常に質の高い結果を出せるコンサルタントを育成する~

こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
 

■様々な種類の研修ラインナップ

当社では、パートナー以上がオーダーメイドで自らの経験に基づいた研修を毎月企画・実施しており、受講者はコンサルタントとして顧客に価値を提供していくための基礎スキル、応用スキルを学ぶことが出来ます。カリキュラムは毎年見直され、コンサルティングのベーススキルから最先端のものまで幅広く網羅しており、受講者のレベルに応じて様々な研修が設計されております。
-      新卒社員がコンサルタントとして価値を出すための基礎的なマインドやスキルを学ぶ新卒研修
-      スキルアップを目指し、基礎的な演習を行う基礎研修
-      プロジェクトの中核を担うメンバークラス向けに設計された月次研修
-      プロジェクトをリードするマネージャー向けに設計されたマネージャー研修
-      チャートライティング、財務モデルなど専門的な内容を取り扱う外部研修
-      コンサルタントとしての総合力を高めるために、RFPに対する提案を作り、プレゼンし、質疑応答まで行うプレゼン研修
 

マネージャー研修については、こちらもご覧ください


月次研修/マネージャー研修テーマ一覧(FY21のカリキュラム)


本日は当社で行われている月次研修をご紹介いたします。
テーマは、仮説思考や論点思考、プロジェクトマネジメント研修といった様々な内容が含まれます。それでは、上期に行われた月次研修を振り返っていきましょう。

■月次研修の概要

月次研修は毎年行われるものではありますが、講義のコンテンツに演習が含まれていることと、毎年研修の内容がアップデートされることが大きな特徴です。例えば4月は「論点設計」というタイトルで、「米国建設領域における成長戦略の策定」をテーマとして研修が行われました。自身がコンサルティングの現場に入り、どう考えていくか。例えば成長戦略の策定が求められるプロジェクトであれば、何が論点であり、どのような設計で、どのようなプロセスを経てゴールまで持っていくか、を1時間で受講者自ら学ぶ研修になっております。
 
5月には、「仮説思考と仮説に基づく調査」というタイトルで、仮説検証の方法論を学びました。6月は、「プロジェクトマネジメント」というタイトルで、付加価値の高いPMOとは?PMOが自ら課題解決するにあたって重要なことは?などについて学びました。いずれも研修という場ではあるものの、自身のコンサルタントとしてのあり方、アプローチの仕方を考えるといった、アウトプットを意識した内容が含まれています。
 
それでは、当社のコンサルタントはどのように研修を受講し、どのように学びを最大化させているのでしょうか。
本日は、シニアコンサルタントの井手さん、長谷川さんにお話を伺いました。

シニアコンサルタント井手さん

■ライズの月次研修と前職の研修と比較して感じる内容

井手さん、長谷川さんよろしくお願いいたします。お二人とも転職されて当社に入社されていますね。前職と比較して研修に関して感じられるところはありますか?

井手さん:前職では、業界規制・従業員ルール関連の研修は頻繁に行われる一方、知識・スキル系の研修は入社直後を除いてほとんど無かったものの、当社の月次研修は、実践的なスキル・知識の向上を図るものになっており、社員のレベル底上げを見据えた質の高いものになっていると感じます。そう感じる理由は主に2点あります。
1点目としては、本質的に「意味のある」研修になっている点です。書籍やネット等で入手出来る基本的な知識ではなく、会社内に蓄積された知見や上位職社員の観点を加えた内容が提供されています。また、過去の実際のプロジェクト経験をもとに具体例を挙げてくれるため、実際の業務でどう用いるか、というイメージがつきやすいと思います。その点で当社の研修は質が高く、受講者自身の姿勢も前向きであり、「意味のある」研修になっていると感じています。
2点目としては、過去の研修や、自分とは異なる職位を対象とした研修の内容に対して、全社員が常にアクセス出来る環境が整っており、社内情報について可能な限り共有する、というライズならではのオープンなカルチャーが表れていると感じました。他業種から転職した身としては、これらを活用することで、早いスピードで多くの基礎的な概念に触れ、ある程度キャッチアップすることが出来たのが、個人的には非常に助かりました。
 
長谷川さん:前職も現在も、研修の種類や機会が豊富なところはありがたいと思いました。研修内容は毎年更新され、過去のPJベースの具体例も交えるなど、内容も濃い印象があり私がこれまでに所属した大手ファームと比べても遜色ないレベルだと思います。正直研修体制などについてはあまり期待していなかっただけに嬉しいギャップでした。
異なると感じた点は、受講者の積極性が高いことです。前職では研修の受講状況が昇格条件になっていたこともあり、義務感が強かったです。私自身も所属するソリューションチームに関わらない内容の研修については、こなす感覚で受講していたところがあります。人事関連のソリューションチームにいたので、例えば会計関連の知識はそこまで必要ありませんでした。おそらく会社としても重要と位置付けていなかったのか、研修の内容もある程度知っているような内容に留まりました。振り返ると、年間で何時間も研修を受けていたのに、新しく身についた知識は多くなかったと思います。
積極性が高い背景として、ライズではOne Pool制により多様なPJに参画する機会があり、必要となるスキルや知識も多くなります。そのため全員がすべての研修内容についてPJで活用する機会がある、ということが積極性を保つ要因になっているのかなと推察しています。

シニアコンサルタント長谷川さん

はい、当社はOne Pool制を導入していることで、どのようなプロジェクトにアサインさせることになったとしても一定程度の知識が求められます。コンサルタントは研修を経験し、質の高い研修資料をしっかり読み込み復習することで力をつけることが出来ます。場合によっては、研修資料をそのままプロジェクトや提案で活用するなどの事例もあるようです。

■月次研修で学んだこと

では、続いて実際に月次研修でどのようなことを学んだかお聞かせください。
井手さん:まず、汎用的な思考スキルや昨今のビジネストレンドを踏まえたコンサルティングテーマに関する知識を吸収することが出来ました。先ほど、長谷川さんのお話でもありましたが、当社は、一人ひとりのコンサルタントが幅広い知識を持っていることが求められるため、現在の自分の業務と直接的に関係ない事柄に対してもアンテナを広く持っておくことが必要です。研修を通じて、普段は関係しないテーマに定期的に触れることが出来たり、既知の内容であったとしても基本に立ち返る機会を得ることが出来るのは有意義です。
一方、少し俯瞰的な視点で見るならば、社内の月次研修に関しては、上位職の方がスピーカーであるため、「どういった構成にすれば研修受講者の質の高い理解に繋がるか」「各テーマにおいて一般的に難しいとされる点は何か」などといった、プレゼンテーションにおいて重要な要素が必然的に含まれたコンテンツになっていると感じます。これらは、自分がコンサルタントとしてクライアント相手にサービスを提供する際の参考になるため、そういった意味での学びもあります。
 
長谷川さん:論点思考の研修は面白かったです。研修内容としてはPJ事例を参考にしたケーススタディでした。論点設定はPJを推進する上で普段から利用するスキルです。しかし正しく出来ているか、すべての論点を洗い出せているかなど、日常業務の中で振り返ることは出来ていませんでした。自分としてはすべての論点を洗い出せていると思っていましたが、他のメンバーや講師から、別の角度や、より深い視点での論点設定が出来ることを指摘されました。普段のPJにおいても、自分を疑って他のメンバーにもレビューしてもらうなど、仕事のやりかたを改善するきっかけになりました。

■ 研修を受けてどう感じたか

ありがとうございます。研修から自身の取り組みを内省することもあるのですね。では最後に研修を受けたうえで、今後はこのようなことに活かしていきたいと思うこと、そのうえで、今後このようなコンサルタントになりたいといった、自身が目指すコンサルタント像についてお聞かせください。

井手さん:これらの研修で得られる知識やスキルは、非定常業務を主とするコンサルティングにおける共通項や汎用性の高い部分を切り取ったものなので、あくまで道具にすぎず、各々のプロジェクトの性質やケースに応じた正しい使い方を伴って初めて、アウトプットとしての効果に繋がるものであると思っています。また、フレームワークや思考スキル等は、思考という非常に抽象的な概念を扱う道具であるため、使い方を間違ったとしても誤りに気付きにくいです。効果的なアウトプットに繋げるためには、非常に単純なことではありますが、あらゆる概念や物事について自分の頭で考え、自分の言葉で言語化し理解することが肝要ではないでしょうか。そして身に着けた知識やスキルを正しい使い方で活用し、クライアントにとっての最善が何かを考え続け、幅広いテーマにおいて、常に質の高い結果を出せるコンサルタントを目指したいと思っております。
 
長谷川さん:研修を受けるだけでは専門性を伸ばすのには限界があるものの、当社では研修以外にもプラクティス制度があり、自身の興味がある領域の提案に参加出来ます。研修で自身の興味を認識、発見し、プラクティス制度の中で専門性を養うという仕組みが当社にはあります。私は、研修を通じてプラクティスチームのリーダーがどんな人なのか、どんなことに使命感があるのかなど知り、参加することへのモチベーションに繋がりました。
今は中央省庁や自治体への提案を行うプラクティスチームに参加しています。単純に利益を生み出すことを目的とせず、教育やスポーツ、伝統文化に貢献するような、行政でしか出来ない活動を支援していきたいと思っています。
 
井手さん、長谷川さん、ありがとうございました。井手さんは、幅広いテーマにおいて、常に質の高い結果を出せるコンサルタントを目指して、長谷川さんは、研修で自身の興味を認識しつつも、さらなる専門性を養うためのプラクティス参加につなげた、ということですね。月次研修も楽しみながらも成長へのきっかけとしたり、モチベーションにつなげたりする姿が印象的ですね。ありがとうございました。
 
 
いかがでしたでしょうか。ワンプール制を採用しているRISEでは、様々な幅広いスキル・ナレッジが求められます。RISEで活躍するために必要な人材育成や経験が足りない領域へ手厚いフォローは、クライアントに提供する価値のコアであると思っています。研修制度の充実もその1つです。新しい領域へ挑戦したい人に対して、きちんとチャンスを与える環境をこれからも創り上げていきます。
RISEで新しいチャレンジをしてみたいと思った方は、是非一度カジュアル面談にお越しください。

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