他人の対応が変わるきっかけ
他人を変えることって結構簡単。
自分が変わればいいだけだから。
相手の望む自分になればいい。
そうすることで、自然と相手も心を開いてくれる。
下記は、わたしの経験談の一部。
仕事の取引先業者の担当の方は、これまで電話をかけてくるたび「店長か話わかる人いますか?」と、つっけんどんに言い放っていた。店長以外のスタッフが話を聞こうとしても「お宅じゃわからないでしょ?」と突き放される。これは、それまで対応していたスタッフが事情もわからず、理解もしようとせずに軽い気持ちで電話を受けて、伝達ミスが多発していたからだと思う。そんなの「この間伝えたけど?また伝えないといけないの?それだったら最初から話のわかる人を出してくれ。」となるのは当たり前のことで。なのに、わたしが異動してきたばかりの頃は、そんな業者さんに対して悪口を言うスタッフばかりだった。「あそこに電話するの嫌だ〜だって結局店長出せって言われるんだもん」と。はじめこそ事情がわからなかったので特に何も思わなかったけれど、月日が過ぎて業者さんと店舗のスタッフお互いのやりとりを見て、これはうちのスタッフが間違っている、と確信した。そこから、わたしが電話をかけて依頼をするときは、できるだけ下手に出て相手方の話をしっかり聞いて、時に同調をしつつ明るくハキハキと話すよう心がけた。すると次第に心を開いてくれたのか、はじめはぶっきらぼうに用件のみを伝えていた担当の方が「お世話になります」と言ってくれるようになり「こんにちは」と挨拶も入り、最近では冗談も交えて笑いながら話してくれるようになった。そしてわたしのことを認めてくださっているのか、連絡をいただいた時には「〇〇さんお願いします」と、わたしを指名してもらえるまでになった。
しっかり状況を把握した上で連絡を入れ、真摯に対応する。
当たり前のことだけれど、うちの会社ではその当たり前ができない人が多い。
取引先の業者さんは、仕事をスムーズに進められることが一番の望みだ。
わたしはその要望に添って行動しているだけで、
決して難しいことをしているわけではない。
相手の望む対応をするだけで、こちら側も気持ちの良い取引ができる。
自分が気持ちよく仕事をするために、相手に気をつかう。
ただ、相手の望む自分になるのは、仕事だから。
プライベートでも相手に合わせていたら、
それは個性もなにも無くなってしまう。
プライベートはまた別の話。
相手の望む自分に寄せることもあれば
自分の望む相手になるよう誘導してみたり。
お互いに深いところまで関わるから、
プライベートは難しい。
でも、だからこそ
心から分かり合えてお互いに認め合えたら
毎日が充実感や幸福感に満たされるのだと思う。
ただ、どちらか一方が相手に合わせている関係は
絶対的に長続きしない。
合わせている方も個性がなくなって辛いだけだし、
合わせられている方も刺激がなくなって次第に飽きると思う。
だから、お互いにちゃんと本音の意見をぶつけて認め合って
尊重しあえる関係がベストだと、わたしは思っている。
ぶつかると言っても、罵詈雑言の飛び交う喧嘩ばかりするのは違う。
ぶつかる中でも相手を思いやり、尊重し合えないと意味がない。
・・・と、わたしは思う。
あくまで個人的解釈ですので悪しからず。
わたしと彼もたくさんぶつかってきた。
けど、その話は長くなりそうなので、またいつか。
お互いを思いやれるぶつかり合いは、とても有意義なもの。
その先の未来で、同じ方を向いて歩いていきたいと思えるからこそ
真剣な話し合いになるのだから。
うわべだけの関係では、話し合いにすらならないからね。
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