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アートと健康について。高齢化社会に触れながら。

アートがもたらす健康効果について調べてみたところ興味深い記事を発見しました。

この記事によると、アートがパーキンソン病、アルツハイマー型認知症、うつ病に対して効果があるとの事です。

ここでいうアートとは芸術鑑賞、創作活動、歌う、踊るなどのパフォーマンス、コンサートへいく、などの音楽鑑賞、映画鑑賞と定義されています。

アートがもたらす良い効果を具体的に紹介されていたのでここでも抜粋しつつ、私の経験と絡めて自由に記述したいと思います。

このnoteでは
◼︎アートがもたらす健康効果
◼︎ストレスが招く見た目の劣化
について実体験を交えながら記載していきます。
アートや芸術鑑賞が娯楽で完結するものではないという事がお伝えできればと思います。



歴史的遺産を見るとストレスホルモンが減少する。

16世紀に建てられた大聖堂を鑑賞した後と鑑賞する前とで唾液を分析したところ、コルチゾールの値が最大で60パーセント低減したことが判明したそうです。コルチゾールとはストレスを受けた時に発生するホルモンで、大聖堂を鑑賞したすることでストレスが減ったという事です。

芸術品に触れると幸せホルモンが増加する。

また芸術品に触れると幸せホルモンが増加するという事も参考記事には掲載されていました。
ロンドン大学教授、神経生物学者のセミール・ゼキ氏は芸術作品に触れる効能について「恋をしている状態と同じの幸福感」が得られると報告しました。アートを鑑賞することで幸福感が得られ、心の健康に役立つということです。アート鑑賞とは絵だけにとどまらず音楽や映画をみたり、自然を見たりすることも定義に含まれています。

アートを鑑賞して体験する事が娯楽にとどまるだけでなく、体の健康のみならず心の健康に良い事が少しお分かりいただけたのではないでしょうか。



メンタルが悪いと人生の歯車が狂う事に

ストレスがいかに人生の大敵なのか、私は知っています。
実は会社のストレスと休職後にさらに病んだ影響もあり、体重の大きな増減があったり、ありえないくらいに顔中ニキビだらけになってしまったことがあります。

ニキビは苦労して自力で治したのですが、当時は悲惨過ぎました。
さらに肌荒れだけだったらまだよかったのですが、休職中は勤務中に受けたストレスがずっと一日中頭の中でうずまいておりました。
好きだったものがどうでも良くなったり、太陽の光や音などのあらゆる刺激が痛いと感じるようになったり、何もかもやる気が出なく、焦燥感や不安、悲しみに満ち溢れていました。明日の朝こそ目覚めません様にと何度祈ったことか。笑

休職中に内緒で転職活動しようと思い、面接までこじつけたところもあったのですが、やはり根っこが病んでいたせいなのか、私の面接スキルや職務経歴書の魅力が全く無かったかどちらかですが面接は一次面接で全て落ちてしましました。
のちのち転職エージェントのフィードバックで
「元気がない、覇気を感じられない」というメッセージをもらうことになり、
「あ〜、やっぱりね。。」と虚無になったこともしばしば。




そんな経験もあって心の状態が悪ければどんなに世界が良くてもそれは最悪なものになる。ということを私は実感しました。
ストレスは精神的だけでなく身体的にも健康被害をもたらすことは皆さん知っていることかと思います。病気になることや原因不明の不調やさらに肌荒れや老化も全てストレスが原因だと私は考えています。


ストレスと酸化と老化

大学で食品酸化について研究していたこともあり、皮膚のタンパク質の破壊など分子レベルで酸化について触れてきたこともあり、酸化から起きる不都合について十分に触れてきました。
また私が休職をした時に受けたストレスによりニキビが顔中に発生したと軽く触れましたが大学で化学の教養を受けたことと自身の食品酸化についての研究のおかげで、ニキビを完治させ再発させないようにするメソッドを自分で見つけることができました。

ニキビを克服する段階で色々な文献を読んだのですが、酸化による老化について知ることとなりました。
諸々を省いて説明すると
「ストレスを感じると体は酸化する、酸化すると体は老化する」
つまりストレス=老化するという事です。
嫌な仕事を毎日続けて精神をすり減らしている人は実年齢よりも老けて見えますが、逆に生き生きと目標に向かって仕事をしている経営者の方なんかは実年齢よりも若々しくみえると思いませんか?

ストレスなく生活を送るということは世界がより良く見えてくるものですし、老化もそれほど加速せず肌荒れもしないという事です。
会社員という社会のレールを降りてアートを行っていますが、もちろん不安はある一方で会社員よりかはストレスを感じることはなくなり、ストレスの象徴である肌荒れもなくなりました。
やりたい仕事をしているという充実感も大きな要因かもしれませんが、日常的にアートに触れていることもストレスを少なくさせている一つかと思います。



高齢化の社会とアート


私は会社員だったときに精神を病んで休職しました。
うつ病とは診断されませんでしたが、心の健康がいかに大切か、という事を思い知らされたのでアートが心の健康に役立つと聞いて嬉しく思います。
また、医療などが発達したおかげで寿命が延び、人生100年時代と呼ばれる様になりました。
しかし寿命が長いだけで寝たきりだったりどこかが不自由であったら寿命が長いことが良いとは言い切ることは難しいのではないでしょうか。
健康で生き生きと過ごせる寿命、すなわち健康寿命を伸ばすことがなによりも大切なことだと思います。
高齢化が進む現在で認知症が大きな問題となっています。認知症の有病率は65歳以上で約16%、80歳後半であれば男性の35%、女性が44%です。

(参考 https://www.tmghig.jp/research/topics/201703-3382/#:~:text=認知症の有病,ています(表1)%E3%80%82

また2025年には65歳以上の認知症患者が約700万人と推定され高齢者の5人に1人(国民の17人1人)が認知症であると予測されています。
それぐらい認知症は身近であり、将来の私もなる可能性が大いにあります。

自分もそうですし、身近な人が心も体も健康でいられる事はどんな財産でも代わりが効かないものですよね。
アートが全ての健康を約束できるわけではありませんが、しばらく会っていないおじいちゃんおばあちゃんや大切な家族と一緒に美術館にでかけたり、コンサートへ行ったり演劇を見に行ったりしてみてはいかがでしょうか。
アートが私たちの生活に豊かさをもたらしてくれることを信じています。



おまけ
アート製作をしております。もっと知りたいなあという方はリットリンクをご覧ください。




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