りさぴょん

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最近の記事

この街とのお別れの手続きを進めながら、終活ってこんな気持ちなのだろうかと考えた

(2021年4月) 家を買った。 この街に住んで4年になる。この街に通うようになってからは、もう10年くらいだ。 この街は夫が幼少期を過ごした街で、大学時代には度々ライブハウスでサークル活動をし、先輩が住んでいた頃はよく遊びに行ったり、バイトの帰りに飲みに寄ったり、住む前から頻繁に遊びにきていた街だった。 不動産屋さんに退去手続きの書類を出しに行き、百円ショップで引っ越しに必要なものを買い、クリーニング屋で退会手続きをしてきた。晴れた春の昼間の空気は気持ちよく、もっと

    • わたしとカレーとカレーうどん

      (2020年8月) 先週末に作ったカレーが、ようやく終わりを迎えた。思っていたより長丁場になったのは、もちろんわたしがコンスタントに消費しなかったからだ。 そもそもはカレーうどんが食べたくて作ったカレーだった。カレーを作っておけば、在宅勤務で毎日お昼ご飯を作る手間も省けるし、間違いなくおいしいご飯を食べられるし、野菜も肉も摂れるし、ああやっぱりカレーは最強だなあと浮かれながら作ったカレーだった。 ちなみにわたしの家カレーの具は至って標準的な、肉、玉ねぎ、にんじん、じゃが

      • 【30代あるある体験の記録 #2】注意してくれる人が少なくなってくる

        (2021年8月) 最近「(イヤな気持ちが)顔に出てるよ」と指摘されなくなったなあと、ふと思った。もしかして最近わたし上手くやれているのか?もう31歳だし大人になれているのかしら、と少し浮かれてすぐにそうではないことに気付く。 そもそも人に会っていないだけだ。 数少ない最近会った人のことを考える。夫、実家の家族は身内なので除外するとして、あとは会社の同僚か訪問先のお客さんくらいだ。その中に「顔に出てるよ」と指摘してくれる人はいない。思ってもわざわざ言わないだろう。31歳

        • 【30代あるある体験の記録 #1】2020年に起きた心境の変化は年齢によるものか、それともこの一年の未曾有の出来事によるものか

          結論、どちらでもいいけれど、どちらも相まってというようなことだと思っている。 今年4月に30歳になった。そのことは前に書いたけれど、十の位が変わるということ以外、特別何も変わりないというのが当時の見解だった。 もちろん9か月過ぎた今も、30歳だからどうこうということはそんなにない。細かいことを言えば、外出するときの服は少し考えるし(考えた結果、今までと変わりなく好きな服を着るのだけれど)、あまりにも子供っぽいことは言わないように気を付けたりとか、そんなところだろうか。

        この街とのお別れの手続きを進めながら、終活ってこんな気持ちなのだろうかと考えた

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        • 【30代あるある体験の記録 #2】注意してくれる人が少なくなってくる

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          30歳の誕生日を迎えて思うこと

          昨日と今日で人間はそう変わらない。お風呂上がり、Amazonプライムでぼんやり刑事ドラマを見ていたらいつの間にか日付が変わっていて、30歳の誕生日を迎えた。 29歳と30歳は、やっぱりなんとなく違う。十の位が変わるのは、やっぱり違う。子供の頃、よく叔父に「(年齢が)一桁のくせに」とからかわれていたのがとっても悔しくて、10歳になったときは特別嬉しかった。20歳になったときは世の中では成人という区切りであって、公的に大人に位置付けられるし背筋を伸ばさなきゃな、とは思った(とは

          30歳の誕生日を迎えて思うこと

          「30歳」という区切りの歳がいよいよ目前に迫ってきている

          4月11日に30歳になる。 別に焦りとかはないし、10代の頃から30代が楽しみだったので、いよいよだなあ、くらいに思っている。小学生の頃は早く高校生になりたかったし、中学生の頃は早く大学生になりたかった。 昨年の12月頃から、「20代のうちに」とか「30歳の誕生日に」とか考えていたことを、改めてやり残さないようにしなくちゃなと考え始めた。とは言ってもそんなのただの動機付けで、やろうと思えばいつだってできることばかりだし、今やそんな好き勝手はできない状況になってしまったけれ

          「30歳」という区切りの歳がいよいよ目前に迫ってきている