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【30代あるある体験の記録 #1】2020年に起きた心境の変化は年齢によるものか、それともこの一年の未曾有の出来事によるものか

結論、どちらでもいいけれど、どちらも相まってというようなことだと思っている。

今年4月に30歳になった。そのことは前に書いたけれど、十の位が変わるということ以外、特別何も変わりないというのが当時の見解だった。

もちろん9か月過ぎた今も、30歳だからどうこうということはそんなにない。細かいことを言えば、外出するときの服は少し考えるし(考えた結果、今までと変わりなく好きな服を着るのだけれど)、あまりにも子供っぽいことは言わないように気を付けたりとか、そんなところだろうか。

「りさぴょん」というあだ名も高校生の頃にふざけて呼ばれていたものがいつの間にか定着しているけれど、冷静に考えて30歳で"ぴょん"ってどうなの?とかも考えたりする。例えばこれから知り合う人に「りさぴょんです」という自己紹介をしたとして、(今までも半ばギャグのようなテンションだったけれど)ただただ恥ずかしい人になるよなあと思ったりする。

さて、2020年を振り返ってみると、今年は本当に経験したことのない一年で、人と居酒屋でだらだらなんでもない話をするのが大好きなわたしにとっては本当にしんどい一年だった。


今までの人生、ずっと「楽しいことをしていたい!」「もっと遊びたい!」「人に会いたい!」という気持ちを最優先してきたけれど、それがどうにもできなくなって、春先はとにかくストレスの新しい発散方法を模索していた。オンライン飲みで少し解消された部分もあるけれど、それでも直接会って話す(空間を共有する)ことに比べればほんの小さなことだった。そしてとにかく家にこもる生活で、発散したいストレスそのもの自体もかなり増えているように感じていた。

ある頃から、すーっと脳みそがフラットになったような感じがして、それは緊急事態宣言の終わりの頃だったかと思う。ようやくすっぱり諦めがつき、一人の時間をいかに豊かにするか(わたし個人の感覚として満たされているかどうかということ)、緊急事態宣言が明けてからは夫との週末をいかに楽しく過ごすか(穏やかに楽しい気持ちで一緒にいる時間を過ごせるかということ)に重点を置くようになり、友達に会いたい気持ちはもちろんあるものの、「会わなきゃやってられない!」「もうやだ!」みたいなことはなくなった。

それはなんとなく、生活がまとまり始めた感覚だ。人生設計としては、まとめたくはないのだけれど、まとまる時期があってもいいかという気になった。正直、それは逃げかもしれないし、単純に疲れてしまったのかもしれないし、感覚が麻痺しているだけかもしれない。だからそれが30歳という区切りの年齢のせいなのか、今年のこの状況のせいなのかはわからない。けれど今、なんだかステレオタイプの30代っぽい感覚("30代はこういう時期"とレッテルを貼られているような)が芽生えてきて、正直戸惑っている。

ここ一年くらい家探しをしていたのだけれど、夫婦それぞれの譲れない部分の妥協地点が見つからず、ずっと決められないでいた。それが先日見に行った物件は、お互いの譲れない部分をニ歩くらい歩み寄ればクリアでき、何より「新しい生活様式」が今後選択肢に入ってくるのであれば、何ら問題ないように思えた。ただそれはわたしの今まで大切にしてきたことから少し離れるということでもあるし、何より「新しい生活様式」が本当に今後の生活の選択肢に含まれ続けるのか?という不安はあるけれど。

また元の生活に戻ることはあるのだろうか?そうなったとき、わたしの対外的な気持ちもまた戻るのだろうか?それとも今のこの感じは、単純に年齢を重ねていく過程の一つなのだろうか?

結論としてはそんなことうにゃうにゃ考えても答えは出ないので、どんなときでも変化を楽しみながらこれからもやっていきましょう、ということで着地しているけれど。。

こうして大人になっていくのだなあという実感を、30歳にして久しぶりに得てなんだか面白くなってきたなというところで、その気持ちを書き留めておきたいなと思ったのでした。

ということで、ようやく家を買う決断をしました。

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