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「30歳」という区切りの歳がいよいよ目前に迫ってきている

4月11日に30歳になる。

別に焦りとかはないし、10代の頃から30代が楽しみだったので、いよいよだなあ、くらいに思っている。小学生の頃は早く高校生になりたかったし、中学生の頃は早く大学生になりたかった。

昨年の12月頃から、「20代のうちに」とか「30歳の誕生日に」とか考えていたことを、改めてやり残さないようにしなくちゃなと考え始めた。とは言ってもそんなのただの動機付けで、やろうと思えばいつだってできることばかりだし、今やそんな好き勝手はできない状況になってしまったけれど。

「20代のうちに」というのは28歳になったときから考え始めたけれど、思った以上にそんなに大したことは思いつかなくて、もう一度髪を染めるとか、一人で海外旅行するとか、一度くらいクラブに行ってみるとか、そんなことばかりだった。実際に28歳になったとき、新婚旅行でハワイに行く開放感も相まって7年ぶりくらいに髪を染めた。そして結局それ以来ずるずる染め続けているけれど、「20代のうちに」という意識で実際に行動に移したことはそれくらい。

あとは、より意識的に会いたい人に会うということは常に頭にあったけれど、これは別に「20代のうちに」というよりは人生においてずっと続けていきたいことだから、少し違う。ただ今まで以上に大切にしていたことは事実だし、きっと歳を重ねていくと今以上に気軽に会うのが難しくなってくるのだろうな、という実感はあったので、そういう意味では「20代のうちに」に含めてもいいのかもしれない。

20代でなければできないこと、20代だからこそやるべきこと、というのは物理的にはない。ただ、自分の今置かれている状況や、今後描いている人生プランから逆算した場合に、「今でなければ実現が難しいこと」や、「今やっておくべきこと」「今やっておきたいこと」みたいなものは、現実的にあると思っている。

そういう意味では、一人での海外旅行は今のうちに実現しておきたかったので、「30歳の誕生日に」のほうに託けることにして、4月に近場の海外に行こうと思っていたのだった。そうこうしているうちに、海外はおろか外出自粛という、基本的に家で過ごす日々が始まってしまい、一旦その計画は見送りになっているけれど、世界が完全にOKの状況になったら絶対に行こうと思っている。

「30歳の誕生日に」と思っていることは、大好きないちごタルトをホールで食べるとか、好きな人を10人くらい呼んで楽しく飲み食いおしゃべりするとか、特別なアイテムを買うとか(セリーヌのバッグかなと思っていたけれど、結論わたしにセリーヌは似合わないので今はもう買う気はない)、ピアス穴を開けるとか、うどん好きを自称しているわりに香川県に行ったことがないので香川うどん旅をするとか、これまた思い立ったらいつだってやればいいようなことばかりだ。いちごタルトのホールは近所のケーキ屋に注文するとして、友達と飲みに行ったり、香川にうどんを食べに行ったりは、今の状況ではいつ実行できるかわからなくなってしまったので、できる時が来たらやろうと思う。ピアスはやめることにした。

何かやりたいことが思いついたとき、重い腰を上げるきっかけの一つとして、または対外的な理由として、20代最後とか、30歳の誕生日とか、こじ付けているだけではあったけれど、20代最後の1か月〜誕生日頃まで(多分もっと長引くでしょう)身動きの取りづらい状況になってしまったのはやっぱりちょっとやるせない。わたしの30歳の誕生日は一人で過ごすことになる。いや、去年の誕生日も一人だったけれど、今年は「30歳の誕生日」にこじ付けて色々楽しいことしたい!と思っていただけに、切ない。

世界中にそういう人がいるのだろうなと考える。誕生日に限らず。

わたしの場合はとりあえず、特段「今」やらなければいけないこともないので、今回思いついたことは「今後の人生の早めのタイミングでやりたいこと」くらいにして、その時が来るまで想いを温めることにする。こじ付けの理由も、わたしにとっては正直そんなに重要ではないので、そのタイミングが来たとき、ちゃんと行動に移せるように準備はしておこう。

在宅勤務や外出自粛でもうすでに気持ちがガサガサになってきているけれど、それにやり込められてしまうことだけは避けたい。気持ちも含めて健康にその時を迎えられるように、まずはしっかり寝ることを大切にしよう。

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