近年の公認会計士試験のインフレに物申す
正直な話、私自身はこの試験が難化しているとは考えていません
まずは以下をご覧ください
直近数年間の短答式試験のボーダーになります
確かにボーダーライン自体は数年前と比べて上がっています
しかも4年前の試験と直近の試験を比べるとその乖離は20%もあります
ボーダーが上がる要素はシンプルに2つ
問題が簡単になったことと短答式試験の受験者が増えたこと
前者は某大手予備校が教材改革や指導改革を進めた結果、勉強のベースとなるテキストや講義の中身が充実し、それに他校も追随するように予備校界隈全体が受験生にプラスの影響を与え、結果として高得点をたたき出す受験生の絶対数が増えたと考えられるでしょう
今までは本試験でも埋没になりがちだった問題も受験生の中では取れる、もしくは取るべき問題に昇華し、結果としてボーダーラインの引き上げにつながったと考えるのが自然です
また後者に関しても某大手予備校主導のキラキラマーケティングによる受験生の囲い込みによるところが大きいでしょう
受験生と言えどもその中身やレベル感は玉石混交です
しかし受験生自体の絶対数が増えてしまった以上、高学歴で優秀な受験生が試験に参入し合格の枠を上から埋めていっている事は正直な話、事実としてあると思います
ここで一つ
公認会計士試験の合否は何によって決まるのでしょうか
この問いに対する絶対的な正解はなさそうですが私自身は
『(地頭)×努力量×勉強法』の3要素で決まる
と考えています
地頭と言っても抽象的なものであり、これに関しては意見が分かれる部分だと思うので敢えてかっこ書きにしています(もちろん先天的なものなので、あれば大いに有利であることは間違いありません)
ここからが本題ですが、公認会計士試験のパフォーマンスは地頭で1割・努力量で4割・勉強法で5割決まると私は感じています
巷では短期合格者や上位合格者の共通点として学歴等や勉強時間がクローズアップされますが、私はこれらを差し置いて
勉強法
が最も大事な要素であると確信しています
現に私は暗記がひどく苦手(というか大嫌い)で理論科目に対する地頭は決して良いとは言えず、また努力量も誇れるほどのものではありませんが、短答には簿記等全くの知識0からの状態で勉強を始め、一発かつ1年もかからずに余裕の点数で合格できました
これは裏を返せば公認会計士試験はどんなに地頭に恵まれていても、毎日血の滲むような努力を重ねても、そもそもの勉強法自体が間違っていればなかなか合格できない試験とも言えるでしょう(特に近年の問題傾向的にも)
私はこれまでのnoteを通しても口酸っぱく勉強法の重要性を説いています
自分の合否の事だけを考えればわざわざ他の受験生にプラスになってしまうような発言はするべきではないのかもしれません
しかしこれほどまでに勉強法の重要性が軽視されているのはこの試験を通して甚だ疑問でした(母校が某都道府県で1位の高校であり、勉強法が上手な人がとにかく多かったので)
そこで自分の発言に責任を持たせるため等の意を込めて敢えて有料での記事もいくつか作成しております
もちろん勉強法が全てとは言いません
ですがこれほどまでにレベルが上がってしまっているこの試験において闇雲に勉強を続けてもゴールには間違いなくたどり着けないでしょう
以前の記事でも言及しましたがいわゆる私を含め高学歴という属性の方々は大なり小なりあれど、ハイクラスな試験をパスしてきた受験のプロ達です
そういう属性の受験生が増えてしまっている以上、そうでない属性の方々が手探りや我流の方法で勉強をしてもなかなか結果はついてこないと感じます
しかしある程度、ベクトルが正しい勉強法をインプットし、日々改善を行っていけば間違いなくハイクラスな人達にも追随できます
今一度ご自身の勉強法を見直してみてください
私の過去の記事でも何度も勉強方法の重要性や具体的なやり方に関しては言及しています
その中に少しでも参考になりそうな部分があればぜひ積極的に取り入れてみてください
本日が10月2日ですが、12月の短答式試験まであっという間です
軌道修正するなら今が一番最速です
11月になり慌てて勉強方法を試し始めても結果は見えています
また今週中に財務会計論の記事に関しても取り上げます
こちらは数か月もの間、推敲に推敲を重ねてきた記事です
有料記事とさせて頂きますが、過去の有料記事と同様、もしくはそれ以上の中身のものになっています
ぜひ、私のアカウントをフォローしたり、この記事にイイネをして頂いてお待ちください
では!
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