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就職活動支援記録その13


 今回も就活生の方から多い質問を取り上げてみます。

「ガクチカも私の強みも自己PRも同じエピソードを話しても大丈夫でしょうか?」という質問です。

 例えば、大学時代にもっとも力を入れたことが体育会系のサークル活動で、ゼミの活動やアルバイトが薄い経験しかない場合、ガクチカで体育会系サークルの話をしてしまうと、ネタが尽きてしまう、というのがその方のお悩みのようです。
 これは自分の良いところを色々伝えたい、という本音があるところ、でも自信のあるエピソードは1つしかない、といった時に、同じ話ばかりで飽きられないか?ということに不安があるのだと思います。

 確かに非常に悩ましい問題ではあると思います。
これに対して、私は1つのエピソードを何回も話すことは「アリ」だと思っています。但し、同じ話を何回もして良い、といことではありません。

 どういうことかというと、「ガクチカ」等の目的は、「私はこういう人間です」ということとその裏付けを面接官に伝えることになります。
 良くある例としては、あるエピソードの中で、困難な課題に直面し、それに対してどのような感情を持ち、どんな工夫をして解決をし、どういった教訓を得たか、というのが人間性を伝えやすいフォーマットになります。

 その目的を捉え、エピソードは1つでも、解決した課題を変えれば良いのです。
 例えば、同じ体育会系サークルでの体験を話すにしても、課題として「自分の技術が上達しなかったこと」に対してがんばったことと、「チームの結果が出なかったこと」に対してがんばったことは違うでしょうし、
 何か事件が発生し、それを解決した経験があるならば、その事件ごとに解決の方法も違うでしょうし、同じエピソードであっても、切り口の違うアピールは可能であると思うのです。

 「同じエピソードではダメでしょうか?」を考えるにあたり、自分が面接官に伝えたいことは何なのか?をしっかり捉え、それの内容が「あれ?さっきも話してましたよね?」とならない限りは問題ないと思います。
 
 違うエピソードを話した方が、色々な人間性が出て望ましい、なんてマニュアルがどこかにあるのかもしれませんが、あまり気にされなくて良いと思います。

 「自分らしさ」をどんな方法でも良いので、正確に伝えられること、
これが目指せると良いですね。

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