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不必要なアドバイスの罪

みなさん、こんにちは。りりすけです。

私は仕事柄という事もあるのですが、日常的にいろんな方からの相談を受けます。
皆さんも家族や友人から相談を受けることはあるかと思います。

そこでよくあるのが、
「困ってそうだったからアドバイスしてあげた」
「話が長くてややこしいから端的にアドバイスをした」
などかなと思います。

ここで起こるある弊害について、今日は話していこうと思います。



自分のためのアドバイスになっていないか?

誰かからの相談に乗った際に、多くの方がアドバイスをするのではないかと思います。
この時によく陥りがちなのが、自分で落とし込めていないことをアドバイスとして伝えてしまう事です。

これの何が問題なのが。

これは主軸が相手ではなく、自分にその情報を落とし込むことになっているからです。

「相手のためになる情報だから伝えてもいいじゃないか」
と思われるかもしれません。
ただ、そのアドバイスは非常に薄く浅いものとなり、相手の心には刺さりません。
故に、アドバイスの体をなしていないのです。

これが一つ目の罪です。


本当にアドバイスを求めているのか?

もう一つ、これは根本的でありながら見落としがちなことです。

それは、相手がアドバイスを求めていない事に気づかないことです。

相談の中には、本当に改善のアドバイスを求めているものもあれば、逆に聞いてほしいだけのものがあります。
後者の場合、アドバイスをされたところで相手からしたら余計なお世話になってしまうのです。
相談を受けている側からしたら親身にしているつもりでも、です。

これが二つ目の罪です。


こうならないためには?

このような非常に悲しい状態にならない為にはどうしたらいいのか?

一つ目の解決方法は、
自分の経験則やちゃんと落とし込めている情報を相手の状況に合わせて提示することです。

自分がアドバイスされている側を考えたら分かるのですが、
薄いアドバイスには参考程度でそこまで頭に残りませんよね?
結局、アドバイスは相手に選択する権利があるので、相手の立場に立って相手に寄り添った根拠のあるものを伝えてあげる必要があります。

二つ目の解決方法ですが、
それは、ただただ聴くことです。
でもただの人の話を聞くのではなく、その人が何を求めているのかを判別するために聴くのです。
よく「傾聴」といわれるものですね。

これができていないアドバイスは、
ただアドバイスをする自分に酔っている状態に近くなってしまいます。

相手が求めてるものは何なのか、しっかり見極めてお互いに良い時間になるように傾聴をしましょう。


まとめ

今回は、アドバイスについてお話をさせていただきました。
意外と陥りがちであったり、よく考えたらそうだったかもという内容だったんじゃないでしょうか。

究極、相手のことをちゃんと考えて対応できているかどうかということになってくるんですけれども、そういうことを少し掘り下げると、より具体的にイメージできるのではないかなと思います。

皆さんの人間関係のお役に少しでも立てたら幸いです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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