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初ジャニーズ・初KAT-TUNライブを一般ぼっち参戦した時に大先輩から受けた助言について

前回記事にまとめたなんやかんやがあって、初めてKAT-TUNのライブにお邪魔することにしたわけだが、初KAT-TUNどころか初ジャニーズ。
しかも一般でのぼっち参戦。

真っ先に思ったのは、ジャニーズのライブという独特の文化がありそうな世界に無知な状態で行けば多方面にご迷惑をかけそうだなということ。
なので、友人にいわゆるジャニオタと言われるタイプのオタクがいるので、彼女に事前にいろいろ聞いてみた。

「ジャニーズのライブってさ、うちわとかペンライトとかあるじゃん? ああいうのあった方がいいの?」
「……? まてまてまて。なに? 行くの? ジャニーズのライブに?」
「うん」
「誰の?」
「KAT-TUN」
「はあああああああ!???????????」

特大のリアクションを返してくる彼女に、内心「まぁ、そうだよねぇ」と思った。
というのも、彼女は長年の嵐ファン。そんな彼女ともう何年もいっしょに遊んだりして、長い付き合いをしてきた。
その間、何度も嵐のライブに誘ってもらったりしていたが、一緒に行くに至ることはなかった。

そんな経緯があったからこそ、私の突然のジャニーズに驚いたというわけだ。

「行くの? KAT-TUNに?」
「行くわ。一般。しかも一人で行く」
「まwじwかw 強いwww」

こんなやり取りを経てようやく本題である。

ジャニーズのライブといえば、やっぱりうちわとペンライトなイメージ。
ライブ参戦を決めてから調べてみたところ、今回はオンラインでの販売らしい。いろいろとグッズがあるのを眺めていると、なかなかに個性的なものが多かった。

ペンライトと言えば普通は光る棒状のものを思い浮かべると思うが、何か全然違う。今回のアルバムHoneyにちなんで蜂蜜壺なんだろうけれど、手で持つ部分の棒のところに景気よくぶち刺さっている形をしている。ペンライトの概念を大いに覆してくる個性派な形をしていた。

そして定番といえばやはりうちわだろうが、うちわは流石にまだ早いという気持ちがあったので、ひとまずペンライトとグッズTシャツだけ買ってみた状態であった。

だが、彼女曰く、それではライブまで多分間に合わないとのこと。最近のオンラインは1か月くらいかかる可能性があるらしい。
昔は会場で購入もできるパターンもあったらしいが、このご時世からか、最近のライブはもっぱらオンライン販売とのことだった。

これはつまり、初KAT-TUNに手ぶらで行くことが決まったということでもあった。

「手ぶらってどうなん?」
「ないことはないんじゃない? 一般だし」
「周りペンライト振ってるじゃん? じゃあ私は何を振ればいいのよ?」
「拳があるじゃん?」

曇りなき眼で戦闘狂みたいな返答をする彼女に「まじかよ」という気持ちになったのは内緒である。

だが、事実それしかない気もした。
某フリマサービスなどで購入してもいいが、公式以外からなるべく買いたくないというこだわりもあったので、彼女のアドバイスに従い拳一つで参戦することにした。
更に彼女からいくつかの助言をもらった。ざっくりとまとめると以下の通りである。

1.このご時世だから公式からライブ参戦に伴う諸注意がきっとある。しっかり読んでおくこと。

2.ライブ中は周りの人もいっぱいいるので、拳を振り上げる時は基本肩までにしておけ。後ろの人に配慮せよ。ただ、打点高く振り上げる曲もきっとあるから、周りを見ながら合わせておけ。

3.後ろの人の目線を遮るようなハットやキャップはなるべく避ける。髪型も注意。

4.静岡のエコパアリーナは最寄駅からかなり歩く。歩きやすい靴で行くこと。

5.ジャニーズのライブはたいていMCがあってだいたいその時座る。周りが座ってるタイミングは合わせて座ること。立っていると後ろの人に迷惑になる時がある。

実際にはもっと細かい話もあったが、要約するとだいたいこのような内容を教えてもらった。

人が降ってきたりもみくちゃになるようなライブによく行っていたので、なかなかのカルチャーショックを受けた。だが、内容的にはかなり常識的なことで納得できるものだ。郷に入れば郷に従えである。

ただ、細かい話をいろいろと教えてくれた彼女だが、このようなことも言ってくれた。

「最終的に一番重要なのは楽しむことじゃない? 観に行くファンもライブの一部だから、楽しめばいいんだよ。楽しめばいいライブになるよ」

なかなかに真をついた言葉だなと思う。
さすが長年ジャニーズのライブ参戦している猛者である。言葉に重みがあった。

こうして大先輩である彼女の言葉をしかと胸に刻み、いろいろと準備をしてから静岡の一般ぼっち参戦へと至ったのであった。








そしてその後、ライブ参戦したその日の内にFCに入り、その後代々木と名古屋を追加で参戦したり、ライブ円盤とCDを買いあさって1枚ずつ過去に遡りながら履修していくことになったり、怒涛のKAT-TUN沼に落ちていくことになるとは、その時は思いもしなかったのであった。


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