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キラキラしてなくっていい

 こういうnoteなんかもそうだけど、SNSとかブログって充実した感じを誇張できるので、なんだかキラキラしている人が多い気がしてしまう。人には話せないようなネガティブなことを吐露する対極的な内容のものもあるんだけれど、やっぱり目につくのはキラキラしたものが多いんじゃないかな。 

 心待ちにしていた(大学が実施する)社会人履修コースのオンライン受講が始まった。オリエンテーションではZOOM上で受講生同士の交流会の時間があった。自己紹介をし合う場面では、自分も含めて新しいことへの意欲もあって、みんなキラキラしていた。

 オンライン受講を終えて、PCを閉じた後、ふと思った。

 学生時代はこういうのが苦手だったな。

 春はみんながなんだか妙にニコニコしていて「友だちを作ろう」、「クラスになじもう」みたいなオーラが出ていて、キャンパス中がキラキラしていた。私はどちらかとそういうキラキラのオーラに気後れしてしまうスロースターターだった。

 でも、トシを重ねて、それなりに周囲にも合わせられるようになり、ひととの出会いも楽しめるようになっている自分がいる。それにしても、

 ちょっと頑張りすぎているな。

と、自分でも思った。自分が退職したということもあるし、できればそのコースで新しい人脈を培ったり、新しい学びを得て、次の仕事に生かしたいという背景があるので、ちょっと力が入ってしまっている。

 昨年、適応障害で休職→退職となった経緯もあるのだから、初めから飛ばさないように、と自分を戒めている。
 どれだけ周囲の人がキラキラしているように見えたとしても、無理してキラキラしなくっていい。

 PCを閉じた後、ひとり反省会。

 冒頭に書いたように、オンラインだとたぶんリアルに会うよりも、より誇張できてしまうので、3割引きくらいで考えてもいいのかもしれない。

 このことに早い段階で気づけて良かったな。そう思うようにしよう。
 自分のお尻を叩いて、走り出しそうになったら、このことを思い出して、素にできるだけ近い自分でいけるようにしたい。

(つづく)

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