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謎)呼んでいるのか、呼ばれているのか

 今日はいつものマガジンを離れた話題で。

 今朝、旧職場の友人にLINEでメッセージを送りました。
「コロナも少し落ち着いてきたし、お茶かご飯でもどう?」
みたいな感じで。

 皆さんはこういうメッセージ、どんな時に送りますか?私はひとりが好きだし、ひとりでご飯を食べるのも平気だし、こういう書き方自体が淋しいことなのかもしれないのですが“淋しい”をあまり感じない人間です。

 なので、淋しくなったり、誰かとご飯を食べたいという気持ちでお誘いすることは、まあ…ありません。自分の話を聞いてほしくて、ということも、まあ、ほぼないです。

 私が友人に「最近、どう?」とか「ご飯でも行こうよ」というタイミング。それは、その人のことが思い浮かぶタイミングなんですよね。これがね、自分でもよく分かんないんですよ。テレビを観ていて、その人に似たタレントが出演していたとかでもないし、何か思い出すきっかけがあったとかでもない。

 ふと、誰かのことが思い浮かぶ時、どちらかというと“呼ばれた感じ”がするんですよね。自分が呼んでいるのか、それとも呼ばれているのかが判然としない。それで、そういう感覚をちょっとの間、棚上げするんです。たとえば一晩寝かす、みたいな。

 それでも、まだその人のことが思い浮かぶ時(思い浮かんだことを忘れていない時)は「その人と会うタイミングだ!」って気がして、とりあえず連絡を入れてみるんです。

 相手にしてみれば、しばらく連絡を取り合ってなかった人(私)からお誘いが来るわけで、「さぞかし何か特別な用(目的や話)があるんだろうな」と受け取られることが多いことも分かっています。

 でも、私からすると、その人に呼ばれた感覚というか、もしかすると、その人に呼ばれているのではないかもしれない、何か“calling”のようなものを感じるんですよね。この“calling”を何と呼べばいいのか分からないんですけど、自分の感覚としては“導き”とでもいうのかな。

 オカルト的な話で、訳が分からないと感じる人もいるかもしれませんが。

 相手がちょっとした何かを抱えているかもしれない。それは身体的なものか精神的なものか、はたまた仕事のことか、家族のことか…それは分からないのだけれど、誰かからのちょっとした声掛けとか、気遣いのようなものを必要としている状態なんじゃないかな、だから私の脳裏に繰り返し浮かんでくるんじゃないのかな、と気になってしまうんです。
 その感覚が(自分の中で)ある閾値を超えて「会わなくちゃ!」ってなった時に、思い切って相手を誘う感じです。ほんとは誘うのも、二人でご飯食べたりするのも苦手なんだけど。

 「ごはんに誘うのに、そんな深く考えたことないし、考える必要もないんじゃない?」という声も聞こえてきそうですが…。
 ええ、ええ。回りくどい、気持ち悪いことを書いていることは百も承知です。

 実際に会う時、私に誘われた相手は「今日はCOCOAさんからどんな話があるのかな~」という感じで来るんだけど、私が“待ち(聞き)の体制”に入るもんだから、ちょっと面食らうというか、そんな感じがあるんじゃないかなと思います。

 そうやって会った時、相手が自分の困りごとや不調を話せば聞くし、とくに切り出されなければ、こちらからは尋ねないので、「ん~っと。今日の話はいったい何だったのかな」とか「COCOAさんからとくにこれといった話はなかったなぁ。ほんとにご飯が食べたかっただけなんだ」と肩透かしを食らっているかもしれません。

 私は自分のそういう直感みたいなものが外れて、相手が元気そうにしていたら、それはそれで良かったと思うし、直感が当たって、私が話を聞くことで相手の気持ちが軽くなったら、それはそれで良かったと思うので、落胆することはないし、無駄だったと感じることもないんですよね。

 そういう意味では、私の中に生じた“ざわざわした感じ”、“何かに呼ばれた感じを放置している後ろめたさ”みたいなものを、相手に会うことで鎮めているというか、そういう自己満足に相手を付き合わせているだけなのかもしれません。

 夢枕に立つ、という言葉がありますけど、私は目を覚ましている時に、その現象が起きてしまっているのかもしれません。たとえば、亡くなった人が夢枕に立つ時、相手が自分に何か伝えたがっているのか、自分が会いたいと願っているから夢に出てきたのか、判然としない感じがあるでしょ?
 あの感じなんですよね。「じゃあ、とりあえず墓参りに行っておこうか」とか、「お線香をあげて手を合わせておこうかな」みたいな。それで夢を見た後の動揺を鎮めるというあ、ちょっと気が済むみたいなこと。

 私の場合は、相手が生きている人なので「じゃあ、ちょっと会っておこうかな」ってなるんです。

 こういう感覚、「ああ、それな!」ってなってくれる人が身近にはほぼいないと思うので、noteに書いてみることにしました。
 「わかる~」って人がいてくれたら、ちょっぴり嬉しいです。

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