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海外で税金優遇措置のある国を調査!

こんにちは、Ririです。最近は夏日が続いています。今日はなんと27度!それでも日陰はからっとしていて涼しいですが、エアコンがあまりないのであまり暑くなると大変です。でも来週にはもう気温が下がるらしいので、この短い夏を楽しみたいと思います。

昨日、オランダの外国人に対する税金の優遇措置についてお話ししましたが、他の国にも同様の制度があるのか気になったので調べてみました!


1. オランダの30%ルール

オランダの30%ルールは、高度な専門知識を持つ外国人労働者がオランダで働く際に、課税所得の30%を非課税扱いとする特別な税制優遇措置です。この制度のおかげで、オランダでの生活費やその他の関連コストがカバーされ、手取り額が大きく変わってきます。

2. ベルギーのExpatriate Tax Regime

特定の外国人に対する税制優遇措置
ベルギーに駐在する外国人専門職や経営幹部に対して、特定の経費(移住費、住居費、教育費など)を非課税扱いとし、一定の条件下で一部の収入を非課税とする制度です。

3. フランスのInpatriate Tax Regime

Inpatriate Tax Regime
フランスに駐在する外国人専門職に対し、5年間にわたり海外所得に対する非課税措置や、給与の一部を非課税とする措置があります。「inpatriate premium」として給与の30%が非課税となることが多いです。

4. デンマークの特別税制

Special Tax Scheme for Researchers and Highly-Paid Employees
高度な技術を持つ専門職や研究者に対し、最初の7年間は27%の固定税率を適用し、社会保障税を含むと約32%になります。

5. スウェーデンのExpert Taxation

Expert Taxation
高度な技術を持つ専門職に対し、最初の3年間は給与の25%が非課税となり、特定の福利厚生も非課税とされる制度です。

6. イタリアのSpecial Tax Regime

Special Tax Regime for Inbound Workers
イタリアに移住する専門職や研究者に対し、最初の5年間は給与の70%が非課税(南部地域では最大90%が非課税)となります。

7. スペインのBeckham Law

Beckham Law (Impatriate Tax Regime)
スペインに移住する高所得の外国人(主にスポーツ選手や企業幹部など)に対し、最初の6年間は24%の固定税率を適用する制度です。

8. ポルトガルのNHR Regime

Non-Habitual Resident (NHR) Regime
ポルトガルに移住する外国人に対し、最初の10年間は特定の国内所得に20%の固定税率を適用し、海外所得は免税または低税率で課税される場合があります。

9. カナダ(ケベック州)のTax Holiday

Tax Holiday for Foreign Experts
ケベック州では、高度な技術を持つ専門職に対し、5年間の税制優遇措置を提供。特定の条件を満たす場合、給与の一部が非課税となります。

10. さいごに

これらの制度は、オランダの30%ルールと同様、主に外国からの専門職や高度な技術を持つ労働者を引きつけることを目的としているようです。オランダのルールは企業に就職して条件以上のお給料を受け取っていれば比較的受け取れる場合が多いように思います。
所得税の支払いは意外と大きいもの。海外移住時には優遇制度を上手に活用したいものですよね。
ここまで読んでくださってありがとうございました!

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