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南廻線を普快車で〜弾丸1日環島〜

電車が好きなわたし。1番身近で簡単に旅してる気分を味わう事ができる乗り物だと思う。そもそも地図が好きな所から始まったんだと思うけど、とにかく電車が好き。好きと言っても詳しくはなくて、乗るのが好きって感じ。専門用語言われてもわかんないけど、でも好き。
 
 
どうやら台湾の南の方ではまだ電化されてない部分があるらしく、そこを走る區間車(普快車)は、昔ながらのまま、窓を開けて走っているらしい。
 
 
そんなことを知ったのはもう何年も前。弾丸旅行で台湾に来る私にとって、阿里山以上に難易度の高い旅。
 
 
でもどうやら電化工事は着々と進んでいて、今年末には工事が完了するらしい。こうしちゃいられねぇ!ってことで一応天気を確認して行くことにした。
 

まずは高雄へ。本当は金曜日(日はまたいでるので土曜日)の深夜01:00のバスに乗って行く予定だったけど、いろいろあって1日ずらした。土曜日の深夜01:00のバスは売り切れてたので仕方無しに00:00のバス。02:00でも良かったけど。
 

バスに乗るまでにお風呂と洗濯を済ませて、枝豆ご飯を炊いておにぎりにして。1つは夜食用に。ゆっくり準備をして台北站へと向かう。

 
なんかみんな帰っていくのに、わたしは今から出かけるんだ〜みたいなこの感じ、嫌いじゃないな。

 
轉運站についてお夜食の枝豆おにぎりを。冷めてしまったから少し味は落ちちゃった。

今回のバスは阿羅哈客運。このバス豪華。昔はお水とおしぼりのサービスもあったらしいよ。2列シートってだけで豪華なのに、かなり大きめのシートにゆったりなリクライニング。わりかし寝ることができた。

 
台北から高雄まで、学割で675元。大人は730元だったと思う。

 


途中台中に寄ったときに少し目が覚めた。最終の高雄へは04:30頃に到着。高雄站近くのマクドで、コンタクト入れて、もう少し夜が明けるのを待つ。さすがに暗い。
 


05:00頃に出発。向かうは高雄の朝ごはんの代名詞、【興隆居】。バスもないし捷運もまだ運行してないので歩いていく。日が出てないので歩きやすかった。

 


お店は04:00から空いている。05:30前に着いたが人はそこそこいる。日曜日の朝なのに。肉包を注文すると30分後!と言われた。どうやら大量注文があったみたいで、せっせと肉包と菜包をセットで包んでいた。
 

30分もすることないよ、と思いつつ、近くの公園で時間を潰す。お年寄りが体操してた。私の後ろで体操してたお年寄りが流してた曲が、上を向いて歩こう。この曲聞くと、わたしは台湾のとある場所を思い浮かべる。その話はまた今度。


30分しないうちに再び訪ねて並ぶ。次は買えそう。私の前で蒸籠が空になった。あぁ、また待つんか〜と思っていたら、1つならあるある!と持たせてくれた。日本人って分かったんだろうな。おばちゃんはわざわざレジまで連れて行ってくれた。
 

豆漿も注文。んー!めちゃくちゃ久しぶりの肉包!やっぱりおいしい!ここのは肉肉してなくて、キャベツ?白菜?のシャキシャキ感が残ってて最高。
 
 


高雄を出る電車は09:30発。捷運に乗って西子灣へ。駁二藝術特區あたりをぶらぶら散歩。写真をたくさん撮りながらカメラの練習。輕軌に乗って前鎮之星へ。また捷運へと乗り換えて高雄站へと戻る。
 


電車がメインの旅だから、無駄に高雄で電車を乗り回した。次いつ来るかわからないしね。

 


高雄から枋寮まで自強号で。寝たかったけど、屏東で座席の移動が必要だったので寝れなかった。
 


枋寮に着いてから50分程時間があったので、駅から見えている海まで行ってみた。暑かった。あ、あと屏東と言えばの信号機。

 


さて、今回のメインの目的!【普快車】
やってきました〜テンション上がる〜!
 


冷房無いんだけど、窓から吹き込む風がいい感じで暑いっ!とはならない。

 

天気もいいし、これて良かったなぁ〜と思ったのも束の間。音がめちゃくちゃうるさい!窓も開いてるし余計に。辛いのはトンネル。みんな耳塞ぐくらいにはうるさいし、臭い空気入ってくるし、、、
まあそれがまたいいんだけど。

 


景色はとにかく最高で、青い空と青い海、反対を見ると青々とした山!贅沢の極み。


やっぱり窓無しで直に見れる景色は違うなぁ、なーんて思ったり。

 


景色が最高すぎた。ただそれだけ。もし次乗る機会があれば、次は台東から乗ってみたい。
 


最高の2時間を過ごして台東に着いた。さっそくバスに乗って市街地へ。調べてたのと違うけど、すごく自由な感じやけどとりあえず来たバスに乗る。
 


特に目的地はないのだけど。とりあえず旧台東站を見て、あ!と思い出して鐵道村もそこそこに歩き始める。

 
思い出したのは、台東と言えば!の【藍蜻蜓速食】。別にメニューがどうとかないんやけど、ただ行ってみたかった。


どん!ところがどっこい!なんてこった!4時すぎのバスに乗って駅に戻らないと、、、なんてピンポイントなんや、、、せっかく台東まで来たのに〜!まあでも仕方ないよね〜残念、、、


近くの米苔目でも食べようかと思ったけど、暑かったのでその向かいの氷やさんでスムージーを。+10元で愛玉を追加してくれた。鳳梨檸檬冰沙 加愛玉 めっちゃ美味しかった!果肉もしっかりあるし、氷もしっかりあるし!
 


チキン食べれなかったから(関係ない)、テントバッグで有名な東昌帆布行へ。ヨコシマは昔台北で買ったからタテシマを。買うつもり無かったんやけどね。悩みに悩んで赤のストライプ。3つ悩んだ。赤白のストライプ。緑のストライプ。そして赤のストライプ。ちょっと派手すぎるかなぁとか思ったけど、まあこれくらいの度胸も必要や!ってことで◎ちなみにポケット付きの140元のです。

 

さっそく明日使っちゃおうかな?なーんて考えながら、バス停へ。
時間じゃないのにバスがいる。書いてなかったやつ。やっぱり自由。
 

ところで、高雄でもいつもそうなんやけど、台北から離れると台語がデフォになって話しかけられたりするからサッパリ。リスニングの練習!とかじゃないわ!分かんないけどこないだ教えてもらった台語の「不知道」「聽不懂」(私文字でかけない!あのベトナム語みたいなやつ)を使ってみるけど、発音が悪いのか「あ、わからんのか、ほんならええわ」ってな感じで、どっか行かれちゃう(笑)


そんなこんなで駅へ戻ってきた。週末に台東旅行するって言ってた同學に出会った(笑)
「え!なんでいるの!?」って言われたから「ほら、こないだ言ってた電車に乗りに」「は?冷房のないやつ!?」意味分かんないって顔された(笑)
台鉄のお弁当を電車に乗る前に食べる。あと地瓜酥も買ってみた。さつまいもチップス。

 

台東から台北までは私の乗った自強号だと約4時間半。今回も思いつき旅だったので、ここで悲劇が起きる。

 

金曜日に切符を全て買ったのだけど、日曜日の夜の東海岸線なんて空いてるわけない。その結果がこれ。


台東〜花蓮までの約2時間は席があるけど、花蓮〜台北までの約2時間半は無座!そんなこと言ってどっか席空いてるやろ〜と思ったんやけど、どうもなさげだった。

 
ウロウロするのもしんどいから、早々と諦めてデッキ民に。椅子に座ってても思うけど、椅子が無いとダイレクトに来る分わかる、揺れがすごい。


いいんだ、切符を買った時点でわかってたこと。ジベタリアンだって出来るように準備してきた。SIMもポンコツだから、台湾の東部では活躍してくれない。

 
最後の最後で疲れたけど、22:30に台北に到着。夜は乗り継ぎが悪くて家までは少しかかった。まるまる24時間使っての環島。私のしたい環島とは違うけど、とりあえず環島の夢は一応思わぬ形で叶ったということで、この旅は終了◎

 
次はどこへ行こうかな?

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