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ブルーノ・マーズ緊急来日公演に行ってきた

※当記事が東京ドームに特化した記事で紹介されました!

 

2022年9月20日(火)の朝、私は目覚め、SNSを開くと、あるニュースが目に飛び込んできた。

ブルーノ・マーズ緊急来日の知らせ

ブルーノ・マーズが約1カ月後の10月下旬に緊急来日するというのだ。
思わず私は呟いた。


私はブルーノ・マーズのコンサートに以前から行きたいと思っていた。特に「24K・マジック」ツアーの来日公演に行けなかったことを少々後悔していた。だからこそ今回、約1カ月後に急な来日公演を決行するという情報を見逃さないわけにはいかなかった。

最近の彼の活動と言えばアンダーソン・パークとのユニット“シルク・ソニック”を結成し、アルバムを出したのが記憶に新しい。(ちなみにブルーノ・マーズとしてここ最近は新譜を出してはいない。)しかし、“シルク・ソニック”名義ではなく今回はブルーノ・マーズ名義での来日公演をするのだというから少々驚いた。

緊急ゆえにコンサートの申し込み期限も迫っていた。行くかどうかを考えている暇などない。「いざ、申し込もうぞ!」と思い立ち、チケット料金を確認した。

B指定席 ¥9,800
A指定席 ¥11,800
S指定席 ¥14,800
SS指定席 ¥18,800
VIP S席 ¥38,800
VIP SS席 ¥128,000


た、高すぎる。特に一番高いVIP SS席は約13万円!これは完全にファンの足元を見ている。どうする私。


そして、ブルーノ・マーズ本人が来日公演を告知する動画も併せて公開された。


いやいやいや、最後、ピースじゃないのよ。こっちの財布は全然ピースじゃないのよ。
と、さすがに心の中でぼやいてしまった。

しかし、今回の来日公演、過去の名曲からシルク・ソニックのヒット曲まで満遍なく網羅されたセットリストかもしれない。それだったら、逆にレアなコンサートを体験する良い機会となるのではないだろうか。

葛藤の末、やっぱり抽選に申し込むことにした。私なりに奮発して第一希望はS席にした。

10月6日(木)、抽選の結果発表日、第一希望のチケットが当選した旨の通知が来た。私はブルーノ・マーズを観ることが許されたのだ。
ちなみに、システム利用料220円、発券手数料110円に加え、「特別販売手数料」として1,300円が同時に引き落とされていた。特別販売手数料などという概念があることすら知らなかったのでここでもモヤモヤしてしまったが、ブルーノ・マーズを見るためならもう受け入れていくしかない。

公演に行くまでの間、今までの心のぼやきをなるべく忘れ、とにかく公演を楽しみに待つということに努めた。

手持ちのブルース・マーズ関連のCDを聴き返し、

全部は持ってない。

約9年ぶりに洋楽専門雑誌INROCKを購入し、

INROCKによるとブルーノ・マーズは公演中にスマホで撮影されることをあまり好まないらしい。


KARL南澤さんによるブルーノ・マーズの記事を拝読し、


一人カラオケで歌う練習をし、

気分転換にリゾも練習。



10月27日木曜日、公演当日になった。私にとっては初めての東京ドーム、人生2度目の洋楽コンサートである。

初めての東京ドーム

東京ドームに着いて、まず物販を確認した。既にSNSではグッズのデザインがダサ、いや(一周回って)カッコいいと話題になっていた。

京セラドームのコンサートでは、0分待ちで購入可能との口コミもSNSで拡散されていた。
東京ドームではそこそこお客さんは居るものの、すぐに買えそうな雰囲気だった。

私も今回の購入は見送ることにして、会場へ向かった。

東京ドームへ初めて足を踏み入れる。

会場へ入ると、エントランスにはブルーノ・マーズの装飾が施されていた。

この柄のTシャツだったら買った。
天井にも文字が!



そして、初めて東京ドームに入った。それはそれは巨大な場内だった。

私の席は1階1塁側のS席。でも、やはり肉眼で本人を見るのは難しそうだ。そんなときのために双眼鏡も持ってきた。

モニターを見ても良いが、やはり「あそこに本人が居る!」と確認したい。

開演までの時間、東京ドーム場内のお店を見ていると。ブルーノ・マーズがプロデュースしたラム酒「セルバレイ」のドリンクが販売されていた。このセルバレイを使ってブルーノ・マーズ自らカクテルを作る映像も流れていた。

私は今回グッズを買わなかったので、こちらは購入!

私はジンジャエールで割ったドリンク「Dancing Juice」を注文。
アルコール度数はかなり低めなのか酔わなかった。

そしてまもなく開演!

お客さんの多さに洋楽好きな人ってこんなに居たんだと実感。


自分の目と耳にブルーノ・マーズを焼き付ける!ひたすらそれに努めた。

公演スタート(感想)

※30日の追加公演に行かれる方はネタバレになるため、ご注意ください。「Don't believe me, just watch!」ということでお願いします。

会場全体が暗転となりコンサートスタート。幕が一気に落ち、ブルーノが登場した!
…が、やはり肉眼だとしっかり見えないのがS席の現実だった。ブルーノが小さいのか、私が遠いのか。(どう考えても後者が原因)

1曲目「Moonshine」から2曲目「24K Magic」にかけて、会場の盛り上がりは既に最高潮!
東京ドームは「巨大過ぎるディスコ」と化し、踊り、叫ぶ観客も多数。
そんな中、私は微動だにせず、双眼鏡でブルーノを凝視!前述の通り「ブルーノ・マーズを目と耳に焼き付ける」ことに努めた。

ブルーノ・マーズのステージというのはさながら群像劇のようで、主役はブルーノ・マーズ本人ではあるものの、その他のバンドメンバーにも存在感が生まれるような演出をしていた。バックのコーラスやホーンセクションのメンバーもブルーノと踊ったり、互いに小芝居を打つようなやり取りをしてみたり、メンバー全員がキャラクターとしてしっかり注目されるように見せていたのは良かった。特にバックコーラス担当で眼鏡がトレード・マークのフィリップ・ローレンスとブルーノの掛け合いはお見事!見応えがあった。

また、言うまでも無いがブルーノ自身の歌唱力は素晴らしかった。というかきれい過ぎるぐらいの完璧な歌声であった。もちろんバックコーラスも存在感・重厚感があって、メインボーカルをしっかり支えていた。

個人的には「That's What I Like」を聴けたことが一つの収穫だった。

こんなライブが観れたらなぁとずっと思っていた2017年の「Brit Awards」での演奏とほぼ同じアレンジだったため願いが叶った。

シルク・ソニックの楽曲からは「Leave The Door Open」がブルーノによるピアノ弾き語りでほんの少しだけ歌われた。もっと他の曲も聴きたかった。

…と、他にも見所はあったが、あっという間に2時間のコンサートは終わり、ラストはやはり「Just The Way You Are」だった。この曲の伴奏で最後にブルーノによるメンバー紹介があったが、これも非常に楽しげな空気の中進められ、良いものを観たなという余韻に浸れた。

アンコールは「Uptown Funk」。この曲のラストで消防士が登場し、消化器で舞台上にスモークを吹きかけたりと、演出の遊び心が止まらなかった。歌詞にFireman(消防士)が出てくるからなのだろう。
明るい気持ちのまま帰路についた。

海賊版グッズ

JR水道橋駅の前を通ると、ブルーノ・マーズの海賊版グッズを販売する屋台があった。今回の公式グッズの評判を聞きつけたのか、品揃えも豊富でかなり張り切っている。こういった露店は昭和からあると聞いていたが、令和にも存在することに感慨深さを覚えた。

もちろん買わなかった。


おわりに

私が参戦した日の前日、湯川れい子さんもブルーノ・マーズのコンサートに行かれたらしい。

湯川さんが「高い」と仰るのだから、「やっぱり今回の公演は高かったのだ」と再度自分に言い聞かせてみた。
私の場合、今回は奮発してS席にしたものの、やはりS席ではステージからは遠いということがわかった。あの遠さだとどうしても、ライブへの没入感に欠けるものがあったのは否めなかった。もっと近くで観るにはもっと課金しなければいけないと学んだ。
洋楽のコンサートが金額面においても、もっと庶民に身近なものになってほしいと改めて思った。


コンサート公式HPはこちら


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