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【1980年代デビュー】洋楽ぶりっ子アイドルアンケート開票結果

2022年12月12日から2023年2月12日の2ヵ月に渡って投票を呼び掛けていた「洋楽ぶりっ子アイドルアンケート」。お陰様で56件のご回答をいただきました。改めまして、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました!これまで1960年代デビュー編そして1970年代デビュー編をご紹介しましたが、今回は最も得票数の多かった1980年代デビュー編のご紹介です。

※「洋楽ぶりっ子アイドルアンケート」について詳しくはこちらをご参照ください。


(1)Patsy Kensit ★4票

1968年生まれ、イギリス出身、バンド「Eighth Wonder」として1985年にデビューしたPatsy Kensit見事4票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
・「Stay with Me」のPVでPatsyがお転婆いかにも可愛い子ぶった態度で演じていた。半裸並みに肌の露出が多いのも媚びているように思える。

・声です。デビュー曲聴いてすぐ気に入りました。

・Eighth Wonderの(Stay With Me)という曲のPVを、昔、NHKでやってた洋楽倶楽部というテレビ番組で拝見したときにほとんど、彼女のどアップの顔ばかり映って可愛い表情を常に決めて歌っているのと、男心をくすぐるファッションやポーズをするので、本当にかわいいんですが、あまりに表情やポーズを決める量が多くてあざといな、ぶりっ子だなと思いました。(※一部を抜粋)

女性の前と男性の前では態度が違う、はず。ほんとだったらやだね〜

確かに、デビュー曲「Stay with Me」(1985年)のPVからはその声といい、仕草といい、ぶりっ子をしっかりと体現していますよね。過去にはSimple MindsJim Kerrや、元OasisLiam Gallagher等とご結婚されていたことからも、「恋多き女性」として知られているそうです。


(2)Susanna Hoffs

1959年生まれ、アメリカ合衆国出身、バンド「Bangles」として1984年にデビューしたSusanna Hoffs1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
まず、甘ったるくて舌足らずな歌い方がぶりっ子だと思います。そして、MVで見せる流し目的なカメラ目線。特にWalk like an Egyptian…と歌ってからの目線なんかは、わぁ、この人、ぶりっ子だなぁと思わせるものがありました。(※一部を抜粋)

メンバーのVicki、Michaelが順番に歌っていき、3人目で満を持してSusanna Hoffsがヴォーカルを担当する「Walk like an Egyptian」(1986年)ですが、確かに観客に向けて流し目を向けていますね。ちなみにSusanna Hoffsは今年の4月に小説家デビューをするそうです。


(3)Tiffany

1971年生まれ、アメリカ合衆国出身、1987年にデビューしたTiffany1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
デビュー時16歳、まさに日本チックに売り出され、PVもまさにアイドル出来事‼️

「I Think We're Alone Now」(1987年)のビデオでは当時16歳のTiffanyを見ることができます。やはり表情からはまだまだあどけなさを感じますね。


(4)Limahl

1958年生まれ、イギリス出身、1980年に歌手デビュー1982年にバンド「Kajagoogoo」としてデビューしたLimahl1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
洋楽ぶりっ子アイドルは?と聞かれ真っ先に思いつくのがリマールです。その全てが『君はTOO SHY』のプロモーションビデオに詰まっています。両手でマイクを持ちながら(まずはこの仕草がぶりっ子)
♪Your too shy shy hush hush eye to eye
の部分の eye to eye の所での目付きを見てください!これ以上のぶりっ子は無いでしょう!(※一部を抜粋)

確かにデビュー曲「Too Shy」(1982年)のビデオ2分56秒のところで、「eye to eye」と歌うのに合わせて右上と左上を見る仕草をしています。歌い仕草はぶりっ子の重要なポイントですね。私はLimahlの着ているタンクトップの左肩だけ結んであるのが気になって仕方がありません。


(5)Clare Grogan

1962年生まれ、スコットランド出身、1981年にバンド「Altered Images」としてデビューしたClare Grogan1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
真っ先に思い浮かびました。声と歌唱法。聴けば明白。

「Happy Birthday」(1981年)を聴くと、Clare Groganのちょっと風変わりで幼さをも感じさせる歌唱法が印象的ですね。「聴けば明白」とコメントをいただきましたが、その通りでした。


(6)Cyndi Lauper★2票

1953年生まれ、アメリカ合衆国出身、1980年にバンド「Blue Angel」としてデビュー後、ソロとして1984年にデビューしたCyndi Lauper見事2票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
・デビュー当時の立ち振る舞いが不自然であった。

・Cyndi Lauperを初めて見たのはデビュー曲のプロモーションビデオでした。そこからの情報しかない当時は歌声や仕草などからぶりっ子のように感じました。その後アルバムを聞いてみて楽曲が素晴らしいことや歌声が魅力的なことなどで大好きになりました。そして、USA for Africa でのシンディのアイドルぶりは最高でした!

デビュー曲「Girls Just Want To Have Fun」(1983年)のビデオでは、冒頭の朝帰りシーンや、中盤の友達を率いて街中で踊りながら行進するシーンにて常に元気いっぱいです。「She Bop」ではハリウッド・スマイルを浮かべてみたりとまさにアルバムタイトルの通り『She’s So Unusual』な印象を受けます。そこがCyndi Lauperの魅力と言えますね。


(7)Kylie Minogue

1968年生まれ、オーストラリア出身、1987年にデビューしたKylie Minogue1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
Michael Hatchence(INXS)と付き合い前は、日本のアイドル並みにぶりっ子だったと思う。付き合い後はアイドル卒業した感じ

Kylie MinogueはMichael Hatchenceと1989年から2年間交際したことで垢抜けたそうですが、その直前にあたる「I Should Be So Lucky」(1988年)では屈託のない笑顔を見せていますね!「垢抜けているかどうか」という点も「ぶりっ子」と深く関係がありそうです。


(8)Jon Bon Jovi

1962年生まれ、アメリカ合衆国出身、1984年にバンド「Bon Jovi」としてデビューしたJon Bon Jovi1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
Livin' On A Prayerに代表的だが、口を手で押さえるところとか、かわいく見せようとしている。

「Livin' On A Prayer」(1986年)のビデオ2分33秒のところで、確かに口を手で押さえています。メンバーとじゃれあったり、「We’ll get it a shot」の歌詞で指でピストルを撃つ仕草をしているのも「ぶりっ子」ポイントを稼いでいるように感じますね!


(9)Neil Tennant

1954年生まれ、イギリス出身、1984年「Pet Shop Boys」としてデビューしたNeil Tennant1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
LGBTの先駆者的な2人組ですが、ニールは相方のクリスに甘えてる感じを隠さない、堂々たるぶりっ子ぶりでしたよね。歌い方も甘ったるい。92年だったかな?シドニーのエンターテイメントシアターでライブ見ましたが、まさにLGBTの祭典のようで、きれいなお兄さんカップル大集合でした…(※一部を抜粋)

「Go West」(1993年)を聴くと、本家のVillage Peopleバージョンに比べてご指摘通り甘ったるく歌っているように感じますね。シドニーでのライブをご覧になったとは、羨ましいです。


(10)George Michael

1963年生まれ、イギリス出身、1982年「Wham!」としてデビューしたGeorge Michael1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
ぶりっこ《だったのかな~》って人で良かったら彼を推します。
デュオでデビューした当時は周りの大人の言われる通りに唯々歌って踊るだけで、本来の自分の才能を封印していたのだな~って印象が後のソロ活動の大活躍を目の当たりにして感じた人でした。
このアンケートが有益なものになりますように祈念しておりますね。

まず、本企画への応援のお言葉、誠にありがとうございます!
「Wake Me Up Before You Go-Go」(1984年)のビデオを見ると、George Michaelが「Goes a bang, bang, bang」の歌詞で両手の人差し指で頭をつんつんと突いているのが「ぶりっ子」仕草に感じられますね。動画の後半で、GeorgeとAndrewの二人が長袖トレーナーとホットパンツを着用するというアンバランスなファッションが私は気になって仕方がありません。


(11)Vanessa Paradis

1972年生まれ、フランス出身、1987年にデビューしたVanessa Paradis1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
芸歴が子役からスタートだからか?自然体のようで実は別人格になりきってるのだ。マジで魔性だ。

「Be My Baby」(1992年)のビデオを見ると、目付きといい、肌の露出といい、発声といい、魔性を感じさせますね。
Johnny DeppとAmber Heardの元夫婦による泥沼裁判にて、14年間事実上のJohnny Deppの妻だったVanessaはJohnny Deppを擁護する文書を出したりと、元夫に対しても情に厚いところに好感が持てます。


(12)Charlotte Gainsbourg

1971年生まれ、フランス出身、1984年にデビューしたCharlotte Gainsbourg1票を獲得しました。

<投票された方からのコメント>
アンケートに答えるのにこのような態度はご法度なのでしょうが、わたしはこのアーティストのことをほとんど知りません。ただ、30年以上前に友人から「シャーロットには、『テストで0点取っちゃった。パパに怒られる。どうしよう』って歌う曲があるんだぞ」と聞いて以来、わたしの中では彼女は永遠のぶりっ子です。

残念ながら“テストで0点取っちゃった”と歌う曲がどの曲なのか、調べることができませんでした…。ひとまず、父親のSerge Gainsbourgがプロデュースしたデビューアルバム『魅少女シャルロット』(1986年)より、日本語タイトルに「落第点」と名付けられた「Zéro Pointé Vers l'Infini」を貼り付けたいと思います。この上ないウィスパリング・ヴォイスが特徴的ですね!
ちなみにお父様のSerge Gainsbourgは本企画の60年代デビュー編にて1票を獲得したFrance Gallの代表曲「夢見るシャンソン人形」を作詞作曲した人物ですから、本企画とのご縁を感じずにはいられませんでした。


以上12名がエントリーしました。今回はPatsy Kensit見事4票を獲得しました。おめでとうございます!
ご参加いただいた皆様、改めまして誠にありがとうございました。
Patsyよりも票を集めるアイドルは現れるのでしょうか。是非次回もご覧いただけましたら幸いです。

お読みいただきありがとうございます。サポートいただいたお金は、次のレポート制作にかかる諸経費に充てさせていただきます。