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「違和感」という名の孤独について

自分は他の子と違う。私は浮いているんだ。
と、ずっと思っていた子供時代。

自分は変だから、自分の感じるこの「違和感」は間違ったものだ。違和感を消して、周りに順応しないと。

こんなことを考えたことのある人、
実は意外といるのではないでしょうか?

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アニメ「星合の空」を見て、中学生の感じる違和感のお話がとても印象に残り、このnoteを書きました。


登場人物のある1人の男の子は
男子中学生でありながら、自分の性に違和感を持っていました。
でもはっきりと女の子になりたい!と思ってるわけでもない…

ずっと違和感を持っているんだ
僕はどうしたいんだろ…
こんなこと親にも言えないし…


そうぽつりとこぼす彼に対し、主人公は自分も違和感はあると返しました。

自分の生きている意味がわからなくなる時がある。生きてる「違和感」を感じてるんだ。
なんか違うと感じるけど、違うかすらわからない。
でもそんな違和感で真剣に悩んでいるのはおかしいことなのかな。

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こうやって自分たちの抱える違和感について話す彼らを見て、なんだか目から鱗がこぼれ落ちたような感覚でした。

もしかしたら私以外のみんなも、当時何かしら違和感を一人で抱えていたのかもしれません。

自分だけが感じていることに戸惑い、違和感に蓋をした結果、今では自分が何をしたいのかもわからない状態になってます。

自分で選ぶ力が大切な世の中だからこそ、違和感を感じ取るセンサーは常に大切しなければいけなかったのですね。

あの頃の自分に言ってあげたいです笑

今まで蔑ろにしてしまった分、これからは違和感にちゃんと向き合い、自分の心に寄り添う生き方をしてあげたいなと、このアニメを見て思いました。

そして、もし自分の子供が同じように違和感に悩んでいたら、その大事な感性を傷つけずにすくい取って、一緒になって向き合ってあげたいなと思います。

「星合の空」とても良いアニメでした。


※台詞はニュアンスです。(8話収録のお話)


独り言

「星合の空」はソフトテニス部を軸として、中学生の家庭での悩みや葛藤を丁寧に描いた作品です。アニメ制作が途中で中断されたので、実は話はまだ完結してないんですよね。むしろ気になる形で終わって視聴者はモヤモヤ…
つづきが見れる日を心待ちにしています。


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