見出し画像

【世界遺産×音楽】フランスで活躍した意外な音楽家?(ジャン=ジャック・ルソー)

みなさん、こんばんは🌟
猛暑や豪雨など、厳しい気候が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

世界遺産検定準1級の記事を書いてから、2週間ほど過ぎておりました。沢山の方に読んでいただいているようで、とても嬉しいです☺️


現在、第46回世界遺産委員会がインドのニューデリーで開催されており、日本の推薦物件であった『佐渡島の金山』が世界遺産に登録されました!🥲✨
日本の遺産が世界遺産リストに登録される瞬間を、今回初めてリアルタイムで拝見して、感慨深い気持ちになりました🇯🇵

そして、フランスのパリではオリンピックが開催されており、日本からも沢山の選手たちが活躍されていますね!リアルタイムであまり観戦できていませんが😂💦

そんな中、今回はフランスの世界遺産と、フランスで活躍した人物と音楽、そして意外な繋がりについて綴っていこうと思います🥰🇫🇷


ジャン=ジャック・ルソー(1712-1778)

ジャン=ジャック・ルソー(以下、ルソー)はスイスのジュネーヴにて、「時計師(職人)」の家に生まれ、主にフランスで活躍した“知識人”です🇨🇭🇫🇷

社会の授業などで一度は聞いたことのある人物だと思います!

ルソーは『社会契約論』を書いた政治哲学者・思想家でありながら、実は音楽家でもあったのです。彼は音楽を愛していたので、音楽教師にもなろうとしていたとか…😳🎵

さらに、音をより”数学的”に表現する「数字記譜法」というものを発案し、彼の音楽研究を『近代音楽論究』としてもまとめられています。

そして晩年には、なんと『音楽事典』も出版したそうです!


前置きはこのくらいにして(笑)
さっそく彼の音楽作品と世界遺産についてご紹介していきます🎵


ジャン=ジャック・ルソーの音楽作品

ルソーが音楽家として残した、唯一のオペラが「村の占い師」という作品です。
こちらは、序曲と8曲から構成された、全9曲を1幕とするオペラです。

特に注目したい曲が、第8場で演奏される”パントマイム”です。

実は、こちらのメロディが人々の間で歌い継がれていく間に、現在の童謡「むすんでひらいて」の音楽になったと言われています😳✨

ちなみに、私は現在2歳の娘を育てており、手遊び歌としてよく一緒に歌っています✊✋🙌笑

🔺こちらでは全曲聴けるので、是非「むすんでひらいて」の原曲も聴いてみてくださいね❣️
(0:50:47  Act 1, Scene 8: "Pantomime" - "Il faut tous e l'envi")


「うんうん、確かに似てる~!😆」と思っていただければとても嬉しいです🎵笑

そして、この「村の占い師」が初演された場所が…

(🔻以下に続きます)


世界遺産『ヴェルサイユ宮殿と庭園』

フランス、パリ郊外に位置する世界遺産『ヴェルサイユ宮殿と庭園』です🇫🇷⛲️

1752年に、ここヴェルサイユ宮殿でルソー作曲のオペラ「村の占い師」が初演(※その後、パリのオペラ座でも演奏)されました🎵

ルイ15世とポンパドゥール夫人も大変気に入ったそうです😍✨


『ヴェルサイユ宮殿と庭園』は、「太陽王」と呼ばれたルイ14世が建造を命じて、その後3代に渡って続いたフランス絶対王政を象徴する場所です。

私が一人旅で訪れたのは2012年2月でした😌


豪華絢爛で洗練された宮殿の建築は、「フランス・バロック様式の最高傑作」とされています。特に「鏡の間」と呼ばれる豪華なホールが有名ですね🪞✨


庭園は、アンドレ・ル・ノートルという人物によって設計され、「フランス式庭園の最高傑作」とされています。対称性と幾何学的なデザインが特徴で、広大な敷地には噴水や池、彫像なども点在しています⛲️

ヴェルサイユ宮殿からの眺め☺️



また、庭園の一部には「プチ・トリアノン」と「グラン・トリアノン」と呼ばれる小規模な宮殿も含まれており、「プチ・トリアノン」はマリー・アントワネットに与えられ、彼女が特に愛した場所として有名です🌹

そして今回のパリオリンピックでは、ヴェルサイユ宮殿が馬術の会場になっています!世界遺産にまた新たな、オリンピックの歴史も刻まれましたね🌏


おわりに


今回はいつもより短編になりましたが、読んでいただきありがとうございました☺️✨

あのルソーが音楽家としても活躍されていたのは、少し意外だったのではないでしょうか😌

そして、多くの人が一度は耳にしたことがある、「むすんでひらいて」(原曲)の作曲者はルソーだった、というのも私にとっては意外な発見でした😆笑

実は、ルソーは化学や植物学の研究にも没頭されていたとか…🤭🌿

これからも、ルソーのように知的好奇心を忘れずに、楽しく学びを続けてきたいと思います📚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?