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【誰でもできる自炊】 捨てるなよ、絶対に捨てるなよ!【切り干し大根の戻し汁】

 最近、光熱費でも外食でも、値上げが凄まじいだろう。でも、ちゃんと食事をとりつつ、好きなことには今まで通りお金を回したい。そんな時には、自炊の登場だ!誰でもできる自炊のアイデアを、スギちゃ…もとい、「りらの中のひと」が紹介するぜぃ。

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 本日のテーマは「乾物」なんだが、みんな、乾物は調理が面倒くさい、ってイメージ、ないかい?そいつは誤解だぜぃ。手順を憶えれば調理は簡単。旨味が凝縮していて味がよい。買ってきて常温で何か月も保存できる(※調理前なら、だぜぃ)。「乾物」は、ちょっとしたスーパー食材だ。

 俺は、乾物好きで、お勧めしたい食材がたくさんあるんだが、今日は「切り干し大根」「干ししいたけ」を取り上げるぜぃ。

写真1・切り干し大根としいたけ。どうだ、旨そうだろぉ。これが作れるようになるんだぜぃ。

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 まずは「切り干し大根」だ。袋から軽くひとつかみ出したら、深い容器にひたひたに水を入れて、切り干し大根を戻すんだ。時間は10~20分。その後で、麺つゆで10分くらい煮るだけ。簡単だろぉ。

 ポイントは、切り干し大根の戻し汁は、捨てないこと!戻し汁ごと、麺つゆで煮るんだ。戻し汁は、大根のうまみが溶け出しているからな!麵つゆは、少し薄目でいい。煮てるうちに煮つまって、味が濃くなるからな。

 お得意の、刻み揚げを少し加えて煮るといいぜぃ。インゲン(冷凍のでいい)も煮合わせれば、色みもきれいだ。ちくわ(5mmくらいの輪切りにするんだ)や、豚こまも一緒に煮れば、立派な主菜になるぜぃ。

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 お次は「しいたけ煮」だ。乾燥しいたけは、ひたひたの水で、丸1日かけて、冷蔵庫の中でゆっくり戻すのがコツだな。そして、これまた、戻し汁を捨てるなよ。絶対に捨てるなよ!

 戻し汁を鍋にかけ麺つゆを足す。しいたけは(鍋の上で)よく絞る。軸を切り離し、かさだけ煮るんだ。しいたけは、20分以上煮たほうが、美味しいな。煮詰まりすぎそうなら、後から少し水を足してもいい。

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 ところで、干ししいたけの軸、そのまま捨てたらだめだぜぃ。軸からも、いい出汁がでるからな。石づき(地面についている所)を捨てた残りを細かく刻んで、味噌汁に入れたり、チャーハンに入れたりするといいぜぃ。すぐに使わないなら、ラップにくるんで冷凍庫にinだ。

写真2・力うどん。なめこうどんに見えるが、茶色いのはしいたけの軸だぜぃ(つゆを温める時に一緒に入れて火を通す)。

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 いいかい。戻し汁は、捨てるなよ。絶対に捨てるなよ!
 竜ちゃん、ちょっと恋しいな。

【材料と費用概算】
1・切り干し大根煮・約80円(小鉢なら3~4回分)
内訳…切り干し大根(軽くひとつかみ):40円、刻み揚げ(三つまみ):30円、麺つゆ:10円
2・しいたけ煮・約160円(3個)
内訳…干ししいたけ3個:150円、麺つゆ:10円

※このメニューを、栄養摂取の面で推奨しているのではないことを、ご承知おきください。現在の食事の質を落とさないこと、欠食を避けることが前提であり、可能な範囲で節約できる手軽な工夫を共有したい、と考えています。

(おわり)

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