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【本屋のミライとカタチ】を読みながら考えたこと

昔ながらの個人経営の本屋さんが減ってきている、というニュースをよく見かけます。

確かに自分自身がどこで本を買うかと考えた時、デパートやモールに入っているチェーンの大手本屋さん、丸善東京店のような、独立店舗であっても大きな書店さん、そしてAmazon、それからブックオフでも買う、という行動。
そして時々、神保町。

行動範囲のなかに、個人の本屋さんというのが入っていないことに気づきます。

大学生の頃は、一人暮らしの街の小さな本屋さんでいつも本を買っていたのに。
就職したばかりの頃も、改造社書店でいつも本を買っていました。

子連れで本屋さんに行くあたりから行動が変わってきていることに気づきます。
ワンフロアで広い店舗の本屋さんに小さな子と行き、絵本を選ぶ。自分の本も買う。
時々、教文館で思いきり児童書や絵本に囲まれて大人買いをする、なんてこともしていましたが。
あの頃から、個人の本屋さんに行かなくなりました。

ハリーポッターシリーズの新刊本を発売と同時に入手するためにAmazonの会員になり、その日に自宅に届く幸せを享受してしまったし。

個人経営の本屋さんが減っているニュースを見て、残念だなと感じるその自分が、その原因の1つの構成要員だったわけです。

あゝ。
そうだったんだ。
自分の行動の変容もまた、世の中の経済活動の波を作っているのかもしれない、なんて考えると驚きでもあります。
しかし個人個人の活動の積み重ねで世の中は動いているわけで。

というのは今この本を読んでいるので..

本屋さんに足繁く通う顧客ではなく、普段本を読まない人にいかに足を運んでもらうかという視点が必要という経済論の部分は、とても興味深いです。
もちろん私のような本を一定の割合で買う層も、必要ですが、そうは言っても定期的に同じ本屋さんで買うわけではないので。

自分自身、ついつい読了冊数が増えると嬉しいという感覚に陥りますが、何度も読み返したり、じっくり読む時間を大切にしたいと思います。

そして、本は出会いでもあるので、その出会いの場である本屋さんにもまたどんどん行きたい!



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