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本や漫画の読書日記

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乱読の日々のなか、心をうつ言葉や、学び、そしてこれは私とは相入れないなど様々なものに出逢います。それらをまとめてみました。いずれブラッシュアップして、さらにジャンル分けなどしてい…
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#本

桃野雑派さんの『蝋燭は燃えているか』で京都の街を疾走

わたしたちは、1人ひとりが感情をもっていることがわかっているのに、SNSという舞台に上ると途…

りらこ
1か月前
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満州を舞台にした絵本・マンガ

若い頃、トランジットで大連に行ったことがあります。 北京に行く飛行機。 今なら直行便がガン…

りらこ
2か月前
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子どもへの接し方を相手のさまざまな要因に逃げないために『僕に方程式を教えてくださ…

大人って、自分たちの考える枠にはまらない子を、 「そういう子だ」「発達障害だから」 って決…

りらこ
2か月前
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朝井リョウさんの2冊『正欲』『何者』

なんとなく思い立って朝井リョウさんの小説を立て続けに2冊読みました。 文庫化、映画化され…

りらこ
2か月前
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歴史好きにはたまらない小説『白狐魔記』シリーズを知っていますか

『ルドルフ』シリーズや、『ペンギン』シリーズで子どもたちのハートをがっちり掴んで離さない…

りらこ
2か月前
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3冊の、本の本。

本をテーマにした本を読もう! と勝手に自分キャンペーン中です。 今回読んだのはこちらです…

りらこ
3か月前
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あいにくあんたのためじゃない、ってまさにまさにの柚木さん。

柚木麻子さんの小説にハマりつつあります。 最近読んで衝撃を受けたのがこちらです。 『あいにくあんたのためじゃない』 短編集です。 目の付け所と、あぶり出し方の冷酷とも言える視線が鋭くて、途中で本を閉じる事ができません。 ネット社会で、ちょっと人気があるからと傲慢になって、他人を面白おかしく晒して嘲笑する。 夢を語るけど、夢を実現する気力はない子に手を差し伸べたらどうなるか。 誰かが買い物しているのをほとんど見たことのない、街に昔からあるマダムの雑貨店の謎。 落ち目の

絶賛!ご飯が食べたくなる本2冊

白いご飯好きです(よね)! 私は、魚焼きグリルを洗うのも面倒だと思うくらいなので、ご飯を…

りらこ
3か月前
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夕木春央『サロメの断頭台』でミステリーの醍醐味を

ミステリーは読み始めると止まりません。 ついつい、時間を忘れて没入してしまいます。 今回は…

りらこ
3か月前
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沖縄を舞台にした本『海をあげる』『月と珊瑚』

Amazonの添付復活しましたね! お声を上げた方、対応してくださった方、note運営の方、ありが…

りらこ
3か月前
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本屋大賞ノミネートの本を読んでみた【うち4冊】

本屋大賞、ご存じですか? 本屋さん達が選ぶ、今1番売りたい本を決めるものだそうです。 今年…

りらこ
4か月前
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【読書日記】小川哲さん、長嶋有さん、ドリアン助川さんを読み、文字は哲学だ!を感じ…

読書の秋シリーズ第二弾! 今回は小説編 amazonのアフィリエイトで貼らせていただきます。 …

りらこ
6か月前
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【読んだ本】ロシアのジャーナリスト、落語、文春砲そして黒マハさん

秋が来た記憶があまりないのですが、読書の秋祭りは1人で開催しておりました。 というわけで、…

りらこ
6か月前
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【読書感想】森見登美彦ワールドへの軽いお誘いと、太宰一気読みのオススメ

これを読んだら、やっぱり京都に行きたくなるよね。 京都大学に入りたくなるよね。 なぜ京都で学生生活を送らなかったんだろ〜って思うよね(いやいやいや)。 この本をきっかけに、森見登美彦さんの不思議な世界に迷い込むのが好きになってしまった人も多いのでは? そして、なぜか昼よりも夕方から夜の京都の街に心惹かれてしまうのでは。 私は、そこまでモリミーを語れないのだが、『宵山万華鏡』で空に登り、 『きつねのはなし』であれ?となり、そして 『夜行』で森見登美彦さんの深い世界と、やっ