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【旬杯ストーリー・結】たとえ世界が滅びても
起【A】/PJさん 4連句(約50文字)
過ぎた日々思い出す夏キミの微笑み
南風キミをいずこへ連れて行く
光る海入道雲の涙雨
一緒だと誓った夏は思い出か?
⭐️承『いつも隣に』rira(200文字)
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⭐️転『宇宙からの使者』PJさん(213文字)
リナが楽しみにしていた花火大会は19時打ち上げ予定だった。
そして、その1日前。地球の大気圏のすぐそばには、直径50Kmの隕石が迫っていた。
それは地球上の生物を滅亡に追い込むには十分の大きさだった。
世界の首脳は、その事実を知りながら暴動を恐れその発表をする決断ができずにいた。
しかし、直撃する日本の森本首相は、国民への発表を決めた。
各国の首脳での話し合いも終わり、衝突24時間前、日本時間8月12日20:00に全世界で同時発表することが決められた。
⭐️結
20時ジャスト、全世界で人類滅亡に匹敵する隕石の衝突がニュースで発表された。人々は生き延びる方法を探して略奪や暴動を繰り返し、うかつに街を歩けない。
19時、ぼくらは約束通り顔を合わせた。
「私たち、どうなっちゃうの?」
ぼくらには身を潜められるようなシェルターなどないし、家族もすっかりあきらめて最後の晩餐をしていた。だけど僕は..
「リナ、大丈夫。ぼくたちはもう離れない。これからも、ずっといっしょだよ」
リナの手を包むように両手でぎゅっと握りしめると、彼女の目から涙が溢れた。
20時、空が大きな光に包まれると、地表に触れた瞬間辺り一面を真っ赤に染めていく。それは地表のほとんどを焼き尽くし、後には荒涼とした地面が残された。気温が一気に下がり、地球は氷河期に突入する。
それから何万年経っただろう。
海に再び生命が生まれたのを、ぼくは見逃さなかった。
これからまた新たな歴史が始まるのだ。
身体は失っても、魂はずっと待っている。
この地で再び出会い、また笑い合える日がくることを。
二つの光は手を繋ぐように寄り添いながら、その生命を温かい目で見守っていた。
《終》
ある意味ハッピーエンドということで(。・ω・)ノ゙
🎆最終締切は7月21日です🎆
【承、転、結】
自由にストーリーを繋いでください📝
⛱️起ストーリー3パターン
⛱️作品一覧
🍉旬杯は25日20時まで❗️
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