【SNS運用】目標を”常に”意識するには
こんにちは。株式会社リプカの松浦です☺
今回は『フォロワーを増やすには?』というテーマでお送りしている連載の第3弾です!
『Instagram運用において、これだけは押さえておきたいキホン6つ!』
のうちの3番目のステップをご紹介します♬
※ まとめ記事はこちらをご覧ください。
さて、今回のトピックは…
『明確な目標を設定し、“常に” 意識する』
です!
⑴・⑵で決めた目的や、世界観をより実現に近づけるために、目標を設定します。
目標は、ただ定めただけでは意味がなく、達成のために常に意識し、行動に繋げていくことの方が大切。
目標の立て方に加え、決めたことを着実に達成していく為の工夫 も合わせてお伝えします📒
1.Instagram運用における目標設定の意義
「目標を立ててから、行動しろ。」
これは、皆さんも物心ついた頃から言われていたことなのではないでしょうか。
Instagram運用においては、
計測と改善と、アカウント運用の長期継続のために目標設定を行います。
何となく週1投稿をして、感覚やセンスで改善を続けていても、フォロワーが伸びることも確かにあります。
ですがそれでは、頭打ちに上手く対処することができなくなるときが必ずやって来ます。
言わば、現状と未来がそれぞれ点と点で独立しており、線でつながっていない状態です。
ここで、現状と求める未来を線で繋ぐための指標である、
数値
が大切になって来るのです!
目標が感覚的なふわふわしたものであると、
継続的な確認と改善に取り組むことが不可能となります。
個人運用でももちろん重要なのですが、特に組織内で進捗を共有し、戦略を練る際には、数値目標は非常に重要な指標になります。
そこで、今回の記事では、目標達成のための指標として主流である、
KGIとKPIを取り上げていきます!
2.KGIとKPIの違い
KGIとは
KPIとは
最終的な目標達成の度合いを測定するための指標がKGIであり、
現在行われている施策が、KGIの達成に向けて適切に遂行されているかどうかを把握するための指標がKPIです。
最終目標を達成するために、KPIの達成状況を継続的に計測することで、課題の抽出と、具体的な改善が見えてきます。
KGIの例
KPIの例
Instagram上で確認できる「インサイト」の数値を置きます。
※ インサイト機能についての詳細や活用方法については、別記事でじっくりと解説させていただきます。
3章では、KPIの例として、全てInstagramアプリ内で確認できる数値を紹介していきますので、ご自身のアカウントに相応しいものがあるか、チェックしてみてくださいね♬
3.KPI管理のための、インサイトの活用
※ Instagramインサイトは個人アカウントでは見ることができないため、ビジネスアカウントに変更する必要があります。アカウントの設定画面で簡単に変更することができるので、ビジネスアカウントへの変更がまだの方は是非!
前述のとおり、以下では、
9つのKPI設定のための指標を紹介していきます。
① 投稿数
自身のアカウントからの投稿の総数のことを指します。
運用初期はユーザーがリーチするためのコンテンツがそもそもたまっていない状態であるため、まずは、投稿数をKPIに置いてみるのがオススメです。
② フォロワー数
アカウントをフォローしてくれているユーザー数のこと。
ハッシュタグや広告、発見での表示を除き、アカウントの投稿やストーリーズを受け取る可能性のあるユーザーです。
ユーザーにとって最も目に留まりやすく、その数が多ければ多いほど人気アカウントであるという印象を与えることができます。
また、インサイト機能を使えば、フォロワー数だけでなく、一定期間(指定できます)におけるフォロワーの増減グラフ、フォロワーの年代別・性別などの分析データを確認することができます。
画像左上に赤色で強調した部分をタップし、任意の期間に変更してインサイトを表示させることが可能です。
期間は、過去7日間・過去14日間・過去30日間・前月・過去90日間の5つの中から選択でき、90日前から前日までの範囲で期間を指定することが可能。
この機能は、フォロワー数以外にも適用できます。
③ いいね数
投稿に対して、ユーザーから貰ういいねの数のこと。
自身のコンテンツが、フォロワーもしくはフォロワーでない人から、魅力的だと判断されているかを把握できます。
④ 保存数
投稿が保存された総数のこと。
いいねと保存には実は大きな違いがあります。
いいねは「何となくこれいいな~」でも押してもらえますが、保存は「後で見たい!」と思ったときにしかしない行為です。
保存されたということは、その人にとって重要なコンテンツだと判断されたということの表れでもあります。
⑤ リーチ数
投稿、ストーリー、リール、広告などのコンテンツを閲覧したユーザーの合計数のこと。
同じ人が複数回同じ投稿を見た場合には、1回としてカウントされます。
⑥ インプレッション数
投稿、ストーリー、リール、広告などのコンテンツ表示の合計回数のこと。※ リーチ数と違い、同じユーザーが自分の投稿を2回閲覧した場合は、重複して2回とカウントされます。
⑦ ハッシュタグ投稿の数
ユーザーが、自社製品やサービス名、キャンペーン名をハッシュタグにして投稿してくれる数のこと。
Instagramユーザーの多くは、購入やサービス利用の前に、ハッシュタグを利用して関連投稿を閲覧します。
そのため、自社商品やサービスに対するポジティブなハッシュタグ投稿が増えれば、その分購買にもつながるのです!
➇ エンゲージメント数
投稿に対し、いいね、保存、コメントをされた合計回数のこと。
エンゲージメント数をリーチ数で割った「エンゲージメント率」は、投稿毎のユーザーのリアクションを把握するのに便利です。
エンゲージメント率が高いということは、投稿にポジティブな反応をしてくれるフォロワーが多いということでもあります。
フォロワーを闇雲に増やしても、フォロワーからのエンゲージメントが得られていなければ意味がありません。
” 質をしっかりと意識しながら、量も獲得する。”
そのために、エンゲージメント率の評価は非常に有効な指標となってくれるでしょう。
⑨ プロフィールの表示数とフォロー数
・プロフィールの表示数
発見タブ(左から2番目の🔍のタブ)や、タイムライン上に表示される投稿から、アカウントのプロフィール画面へ遷移した合計回数のこと。
・フォロー数
あるコンテンツがきっかけになって、フォローに至った回数のこと。(アカウント全体のインサイトではなく、各投稿のインサイトで閲覧可能)
プロフィールの表示数は多いのに、フォロー数が少ない場合、プロフィールの内容や、プロフィールページで一覧で見たときの投稿全体の統一感を意識してみるといいかもしれません。
4.目標を机上の空論にしないために。
せっかく目標を立てても、それが組織内で上手く浸透せず、結果、ないものとされてしまっては意味がありません。まさに、宝の持ち腐れです。
KPIはなるべくスパンを短くして追いかけ続けるのがベスト。
以下では、組織内での効果的な進捗管理方法をまとめます!
◆ 進捗管理チェックリストを作成
① 年間目標・月間目標・週間目標をGoogleスプレッドシートにまとめる。
実際の数値を記入する欄と、KPIを並列させる形にすると、より分かり易く目標と現状の比較ができます。
② 投稿進捗管理表
私の場合は、投稿数目標を反映させた投稿進捗管理表は別で作成し、忙しい時でも投稿の抜け漏れが無いように工夫しています!
サクッと開けるiPhoneのメモ機能を使うと「後でいいや」がなくなるのでおススメです♬
* スプレッドシートは、Googleアカウントを持っていればスマートフォンからも簡単にアクセスできます。
* オンライン上での閲覧だけでなく、印刷して目につく場所に貼っておくと、目標達成への意識を持ち続けながら運用に取り組めると思います。(デスクやトイレなどもいいかもしれません☺)
* データは、組織内で共有できるドライブなどに納めておきましょう。
◇ 定期的なミーティングの開催
ミーティングでは、下記のような項目を洗い出し、共有します。
・KPIの達成状況(インサイトの分析)
・改善点
・そのためのアイディア
このように、担当者個人の中で完結させるのではなく、組織内で共通認識を持たせることが非常に重要です!
5.注意点
① それは現実的な数値なのか
KGI達成のためにあまりにも現実的でないKPIを置いても、運用が回らなくなるだけで本末転倒です。
少し無理をしてでも、目標に到達することも大切ですが、根性論ではなく、実現可能な範囲で目標は設定しましょう。
② 時には修正も
「一度決めたことは守り抜きたい!」という意志はとても大切です。
しかし、KPIの通りにことが進む方が少なかったりします。
修正しないに越したことは無いのですが
「今月はここが足りなかったから、来月は少し目標を高くしよう。」
といった風に、KGI達成のために適宜調整を入れていく
また、頻繁に数値の計測や進捗の管理を行えていれば、修正も楽になります。
そういった意味でも、4章での取り組みは重要ですね💡
* まとめ *
今回の記事では、計測と改善と、アカウント運用の長期継続のためのKPI設定について取り上げました。
未来のあるべき姿を設定し、その未来を実現するために”今”、
どこを改善するために何をしていけばいいかを把握し、改善を続けることがアカウント運用の肝になってきます。
”現在”と”描く未来”を線でつなぐために、継続的な確認と改善に取り組んでいきましょう!
本記事で参考にしたアカウントは、私がリプカ外で運用しているランチアカウント『YONKARA LUNCH』です✨
気になった方は是非覗いてみてください!
さて、次回の連載は…?
⑷ 効果的なコンテンツ作り
いよいよ、アカウント運用の肝となるコンテンツ作成について触れていきます!
・ターゲットに響くキャッチ―なプロフィールの設定方法
・効果的な画像の作り方
・思わず読み進めたくなるテキストの作り方 etc…
一つひとつ分かり易く、丁寧にお伝えしていきます。
是非参考にしてみてくださいね♬
皆様の、素敵なアカウント構築の一助になれれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします☺
SNS運用において、競合に勝ち続けるためには、根気強さに加え、
次々とリリースされる最新機能や変更に対応していくための
情報感度・柔軟性が不可欠。
ユーザーに気に入ってもらうことはもちろん、Instagram側からも良質なコンテンツを継続的に提供するアカウントだと評価されることが重要です!
リプカ では、高い専門性を持つSNS運用のプロが、
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最後の最後までご覧いただき、ありがとうございました!