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何が正解だったのか

これの続き。というか、彼女の話。

数か月前にお祭りがあって、ここ数年は彼女と一緒に参加することが恒例化していた。けれど、今年は彼女がかれしと行くというので、私は、彼女が療養中であることを知らない友人カンナと2人で行くことに。

けれど、かれしの都合がわるくなったとかで、私たちのほうに混ぜてくれ、女3人で行こう、と言われて快諾。カンナは病気のことは殆ど知らないけど、うまいことやってくれるとてもいい子なので大丈夫でしょう、と。

そしたら前夜、彼女から連絡が来た。

「明日、もしかしたらかれしも来るかも、まだわからないけど。そしたら一緒に行動させて、ごめんね!ではまた明日!」

「なら当初の予定通り、あなたとかれし、私とカンナで2:2で別行動にしようよ」

「いやなんか、かれしがりこ紹介してとか、挨拶したいとか言ってるから」

いや何故。挨拶はしたことあるし。それに接点持つと、後からまた、りことかれしが実はつながっているのではって言い出すやつじゃん。と思い、それも全部言う。

「またつながってるとか疑われるのいやだし。それにいきなりかれし連れてこられたら、何も知らないカンナがびっくりするし、困るよ。あと全員知ってる私がしんどい」

「りこと連絡とりたいみたい。メールだけでもいいよって」
(と、ほらと言わんばかりにかれしとのLINEのスクショも送られてくる。
確かに「DMでもメアドでもいいよ、りこさんの許可とってから」とあった。)

もっとわからぬ。彼女だって、厭じゃないの?何故橋渡しをする?
そしてかれしは一体どういうつもりだ。

「どうしてきみのかれしと私が連絡とるの? いやだよ」

「だよね!わかった!よかった、りこがマトモで。明日は予定通り女3人で楽しくいこう」

「試されてるみたいで今すごくカチンときちゃった。なにマトモって」

病気だから否定も肯定もしないようにやってきたけど、遠回しな言い方や嫌味は通じないので、ストレートに言う。ちょっと言葉強いかな、と思いつつ。そしたらすぐに謝ってきたけど、今度は私がすぐに既読をつけられなかった。そしたら行くのやめる連絡がきた。

「ごめん、最近私のおかしい度がすごくて、失礼度がわからなくて、怒らせてしまうの、りこのことも起こらせてごめん。お祭りは今回私は行かないことにするね。カンナちゃんにも伝えて」

正直、状態がわるいならカンナと3人でも少し不安だったので、ほっとしてしまった。端的に「わかった、お大事に」とだけ返して終了。

仲間内で、私だけが彼女とつき合っている。
他の子はもう疎遠で、そうこうしているうちに鬱から統合失調症になってしまったので、どうしていいかわからないのもある。自分たちが何かよくない意味でのスイッチ、引き金、きっかけ、そういうものになることを懼れている。
私もある程度勉強したけど、それでも難しい、わからない。
こちらに余裕のないときもある(そういうときは決して決して無理しないんだけど)

これまでとは少し種類が違って、私の対応も変えてしまって、ちょっと悶々とした夜でした。

ついでに、この「かれし」を、私はいい人だ、支えてくれる人がいてよかった、拠りどころになっているのかなと暢気に思っていたけど、今回LINEのスクショを見て、コイツもどうなんだ、と自分が少し楽観的過ぎたようにも思う。まあこれはまた機会があれば、考えを整理してみたい。

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