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LIVE PARADE でゾーンに入った話

 つい先日まで行われていた水樹奈々さんの夏ツアー、LIVE PARADEの感想を今回もまとめていきます。とはいえ、今年はリアルの環境が大きく変わったこともあり東京公演ラスト2回に絞っての参戦になったのでかなり限定的になるけれどそこはご愛嬌と言うことで。

 思えばもう半年前のことになるが、LIVE HEROSはまさに王道が詰め込まれたライブだった。声優としてキャラクターや作品に寄り添っていたからこそ出来た唯一無二のセトリ、タイアップ曲に彩られたまさにベスト盤だ。だからこそ今回最初の6曲はどの公演を見ても本当に美しかった。「FIRE SCREAM」と「still in the groove」以外はいわゆるA面の曲ではないのに、久しぶりの声出し公演を存分に盛り上げてスタートを彩った。声出しと聞いて個人的に最初にライブで聞きたいと思ったのが「Bring it on!」。日替わり以外歌われたのはGALAXY以来ということで、約7年ぶりの「wow wow!…」の合唱で身体中が一気に4年前までの高揚を思い出していった。

 特に圧巻だったのは「Astrogation」からアンコール前までの疾走(higher dimensionの歌唱力やばすぎでしたね 過去最高クラスの高音を歌い上げるのほんとに鳥肌でした…)。「アヴァロンの王冠」「VIRGIN CODE」「残光のガイア」そして本編の最後を担った「NEXT ARCADIA」。いずれもアルバムの一曲目に配置され、タイアップ曲たちにも引けを取らないパワーがあると改めて見せつけられた。

 さてここでタイトルの回収になるのだけど、今回東京公演を迎えるまで一切の情報を遮断していたので「残光のガイア」が本当に嬉しかった。そこでアドレナリンが爆発したのは覚えてるのだけれど、Bメロを迎えた辺りで何となくテンポが遅くなった感覚があった。最初はハプニングか?って思ったけど奈々さん始め演者の方々や周りのファンも普通にしていたから、これが感覚が鋭敏になりすぎて周囲の光景が遅く感じるやつか…と納得してそこからも最高のライブに参加し続けた。その後の記憶が曖昧だったり友人に聞いてもおかしなところはなかったっぽいので、やはり自分が新たな境地に入ったんだと思う。まぁ実際のところ水分も塩分も足りていない熱中症寸前だったことや席が右奥2階だったから音響が酷いことになってたことが原因な気がしますが、とにもかくにも初めての経験だった。みんな夏は気を付けような!

 奈々さんのライブにとって声を出してのコールアンドレスポンスは間違いなく醍醐味の一つだ。しかしコロナ禍の2年間、声出しを禁じられたことで良かったなと思うことも確かにあった。じっくり歌を聞きたいのに野暮なコールが入ることは無かったし、これまで絶対にコールが入ってしまう間奏をじっくり聞くことで改めてチェリボの格好良さを実感できた(演奏技術云々は知識がないので割愛)。お陰で僕のペンライトの腕振りはドラムに合わせがちになってしまったけど。
 じゃあなんでまた声出ししてるの?って聞かれると難しいんだけど、やっぱり楽しいの一言に尽きるかと思う。3時間ずっと声出し続けて喉壊して、今回はずっとマスクまでして、汗だくのヘロヘロになって「あーライブ最高だったな!」って終演後に思えることが本当に幸せなことだなって改めて実感できたし、そこに至るまでのコールアンドレスポンスはやっぱり楽しいなって思い出すことができた。アンコールはそんな時間が凝縮されていたと思う。やはりライブ後は「HOME」が刺さる。

 FCイベントはあれど、プリキュアのイベントが誕生日にかかっていることを考えると次のライブは早くても来春?かなり遠いけれど我々は果たして生きていけるのでしょうか。今後も色々な体験をさせてくれると思うけれど、その度に最後には楽しかった!って思っている気がする。でも今回のような感覚は懲り懲りなので、やっぱり水分補給はちゃんとしような!

※「Get up shout!」の最後、みんなでオーバーソウルシャウトしたくない?始まる前から楽しみにしてたんだけど、ツアー中にそうならなかったってことは今後もこのままかなぁ…

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