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親子ワーケーションはいいぞin隠岐の島(中)

本記事は2019年に母子で隠岐諸島ワーケーションへ行き、すっかり隠岐の島中毒になったライターの体験記である。
前編はこちら↓

隠岐の島2日目:移動

西ノ島のゲストハウス「だるまや」で起床。朝ごはんもセルフだしチェクアウトまで完全フリーなので、朝から早速泳ぎに行ってみる。

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朝の海水は冷たいが透き通っていて最高のコンディションだ。

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ゲストハウスのすぐそばにある外浜海水浴場は、シャワーはないが水道&ホースは自由に使えたので海水を流すには問題なかった。今日もまた独占。同じ美しい海でも、沖縄ではこうもいかないだろう。

ひと泳ぎした後は、とくにやることもなかったので1本早めのバスで港に向かった。

ゲストハウスだるまや
住所:島根県 隠岐郡西ノ島町美田3506-16
ロケーション:★★★★☆(海近い) 食事:素泊まりのみ
利便性:★★★☆☆          清潔さ:★★☆☆☆

食事は美味しかったけれど、プランに入っているわけではないので★なし。
ゲストハウスは島の中心にあり近くをバスが走っているので利便性3点。

島にはレンタサイクルもあるので、自転車に一人で乗れる子どもと一緒だとサイクリングも楽しいだろう。西ノ島観光協会さん、子乗せレンタサイクルの実装をお願いします!

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フェリーまで1時間半ほどあったので、ゆっくりとランチタイムにする。

港の食堂で注文したサザエご飯定食が大ヒット!優しいお味と海鮮の風味が、夏バテ気味の身体にし、沁みる……

息子が「おいしい!めっちゃおいしい!」と連呼していたので、お店のマダムたちがたいそうお喜びになり、サービスで梨とぶどうをいただいた。子どもを連れていると、こうした予期せぬ交流が嬉しい。

風花:
住所:島根県隠岐郡西ノ島町美田4386–3(フェリーターミナル内)
定休日 : 不定休
営業時間: 9:00 〜17:00

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ゆっくり食事をしても乗船まで1時間以上ある。他に行くところもないので別府港ターミナル2Fをのぞきにいくと、待合室を見つけた。キッズコーナーや大人用の読書コーナーがあり、1時間程度なら余裕で潰せた。(今は感染症対策で使えないかもしれないので注意)

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西ノ島別府港 12:20発 フェリー乗船
ありがとう西ノ島。またくるよ!

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途中海士町にも立ち寄る、約1時間半の船旅だ。子連れだとこのくらいの長さが挑戦しやすい。

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朝早く起きて海水浴に出たので、息子を半ば強引に昼寝させる。ようやく深い眠りに落ちた頃に隠岐の島に到着。タイミングよ。

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私たちを乗せたフェリーは、定刻14:00に隠岐の島町西郷港へ到着した。

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港では鬼太郎とネズミ男が出迎えてくれる。隠岐の島は島根県だが「鳥取の境港にある水木しげるロードの続き」という設定なので、各地に妖怪の像が散らばっているのだ。こうした要素を追いかけるのも旅の楽しみだと思う。

隠岐の町歩き

今回はゲストハウスに迎えをお願いした(有料・本来は島内ツアーをお願いした時のオプション)

迎えに来てくれたオーナーの宮本咲季さんは、シュッとしまってる系美人。それもそのはず、彼女はこの当時は毎日長距離ランしていた。同じ一児の母のはずだが、なぜこうも違うのか。並んで歩くと己のわがままボディがつらい。彼女の車に乗せていただき、宿へ向かう。

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道中、プチツアーで玉若酢命神社(たまわかすみことじんじゃ)に立ち寄ってもらい、とんでもないビッグサイズの御神木・八百杉とご対面。樹高30m、根元の周囲は約20mあり、樹齢は1,000年を超える県下一の杉の大木だ。

「この木は1000歳なんだよ〜」という説明を受けて見上げる息子3歳、スケールが違います。

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この後、雑貨屋の「京見屋分店」さんでショッピング。私は買い物をし、息子はおもちゃで遊ばせていただく。センスのいい商品ばかりで軽く1万円を溶かした。(写真がなかったので公式サイトの写真を掲載させていただいた)

京見屋分店
住所:島根県隠岐郡隠岐の島町西町八尾3-81
定休日 : 火曜日
営業時間: 10:00〜19:30

HPを見ると住所の横に「西町の福河童祠横が当店です」と書かれている。

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本当にあった。しかもフレッシュきゅうりを掲げていらっしゃるじゃないか。こうしたちょっとしたポイントを見て、また隠岐を知りたくなる。

隠岐の島ゲストハウス 佃屋

京見屋分店に1時間ほどの滞在したのち、いよいよゲストハウスへ移動。

今回泊まる「佃屋」は港と反対側の中村という地域にある。徒歩で行くには厳しい距離なので、レンタカーかバスでいくのが一般的だ。

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佃屋は、宮本さんがクラウドファンディングで資金を調達し、リノベーションしたゲストハウスだ。以前は古い庄屋の屋敷だったという。

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確かに広い!

襖で仕切ることはできるが、開ければどこまでも広い和室が広がる。

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子連れなので、さすがに個室を選んだ。

おばあちゃんち、という佇まいが可愛い。冷房設備はないので昼間はそれなりの覚悟が必要だが、風通しがいいので苦にならない。夜は涼しいので全く問題なく寝れた。この家の作り、夏は快適だが冬がとんでもなく寒いのだそうだ。オーナーは冬場は宿を閉めて、息子さんと旅をして回っている。

佃屋の側には令和の有名人(?)がいる

そういえば、ゲストハウス側には一躍有名になった例のアレがあるのでご紹介したい。

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アマビエの像!!

ゲストハウスから徒歩数分のところにアマビエがあるとは不思議なご縁だと思う。もちろん、当時(2019年9月)はアマビエがこんなに有名になるとも思わなかったので、適当に1枚写真撮って終了。

佃屋は子ども同士の交流も楽しい

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17時ごろ、宮本さんの息子タローくん(仮名)が帰宅。我が家の息子とは誕生日が1ヶ月違いで月齢が近いこともあり、すぐに馴染んだ。

ーーだったらよかったのだが、まだ3歳になるかどうかの年齢。実際にはおもちゃの取り合いで、ことあるごとに争いになってしまう。だが一定の秩序は保たれているのでそのまま見守ることにした。

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2日目夜(佃屋では1日目)
私たち親子+オーナー親子+ヘルパーさんの計5人で食卓を囲む。料理好きの宮本さんが作ってくれた料理は、どれも地のものがふんだんに使われていた。コテコテの和食ではなく世界各地の料理風にアレンジされているのが宮本さん流。彼女の旅好き・挑戦好きの性格がそのまま料理に投影されているユニークな食卓だった。これ、東京にお店出したら絶対繁盛すると思う。

食事後は子どもたちを寝かし、大人は再び宴会タイム。3歳児(当時)の子育てについてや旅のこと、宮本さんが移住してきた時のことなどを語らった。息子とふたり旅も楽しいけれど、やはり大人同士の語らいは楽しい!

ちょっとのつもりが、宴は日付が変わるまで続いたのだった。

ーー後編へ続く


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