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りおねーじゅ
2021年10月3日 00:51
前回の続きです。「ジヴェルニーの食卓」第2話から最終第4話まで、感じたことをあれこれ書いていきます。数あるマハ本の中でもこの作品にこれほど感動したのはひょっとして珍しいことでしょうか?星屑から輝く星へ 前章マティスの物語で南仏の光を浴び瞳孔が収縮しているところから一転、今度は湿っぽい地下室へ連れ込まれるような落差に参りました。一見華やかに見えるパリの底辺にある残酷な現実、それを作品に落とし込
2021年10月31日 23:42
拙文「美術のド素人が原田マハを読んだら #1 #2 」に続き今回も原田マハ、「楽園のカンヴァス」を読んで感じたことを書いてみます。燃えよキュレター ある人物が、過去の栄光やスキャンダラスな恋愛、そういったものに蓋をして、今は市井に紛れて静かに暮らしている。しかしひょんなことからその蓋が自分の意思とは関係なくこじ開けられ、その人物の正体を知って周りは驚き興奮する、そしてついには表舞台に引っ張り出