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『島根へ』自転車旅本州・北海道編vol.2

5月4日。自転車旅2日目。

祖父母の家でゆっくり目の朝を迎える。今日はどこまで行こうか、そもそもどんなコースを行こうかまだ決めていない。

なぜなら今夜はすごい雨になりそうだからだ。
山口県の日本海側に出ようと考えていたが、いろいろ考えて変更し島根県へ入ることにした。

山口市から国道9号線をひたすら進むルートだ。途中大きな峠を越える必要がある。

祖父母に別れを告げ旅路へ。久しぶりの坂道に嫌な気持ち50、ワクワク50でスタートした。

昨日、100km以上漕いだから自転車の操縦にもだいぶ慣れていた。

まず、最初の目的地は島根県の津和野町。初めて聞いた場所だったが、祖父母曰くすごくいい場所だそうだ。

スタートして2時間が経った頃。ある車から声をかけられた。

「頑張れー」

って応援してくれる。そして差し入れまで頂いた。
温かい。人ってほんとに温かいって感じながら、きつい坂を登った。

お昼過ぎ、峠を越えた僕は津和野に着いた。たしかに趣深い素敵な場所だ。
京都の嵐山に似た雰囲気だと感じた。

太鼓谷神社に旅の安全祈願をし進む。

「どうか事故せず無事に終わりますように」

さぁそこから僕はどうするか悩んだ。なにせ今回は極貧旅。どこかで野宿をしたいのだが、今夜は荒れるらしい。

旅2日目にしてなんてついてないんだ。なんて思っていた。

いや、さすがに怖いなって思って、宿を取ることにした。
安いカプセルホテルが益田にあったのでそこにすることにした。

安いと言いつつも大きな出費だなぁって思ったが、まぁこれから徐々に慣れていきなさいっていう神様からの暗示だと思うことにした。

今日のお昼と夜ご飯は祖母に作ってもらったおにぎり。やっぱり手作りのものって美味しいなって感じながら噛み締めて食べた。

つづく

5月4日
2日目
『山口市』👉『益田市』
距離▶︎85km
総距離▶︎195km

たいが

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