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小説を書けないスランプから抜け出す方法

か、書けねぇ……単語は書けても文章が書けねぇ……

 どうも、堀尾狸緒です。この二ヶ月、ものすんごい深刻なスランプに陥っていました。パソコンの前に座っても、文字が打てない。文章にならない。物語が書けない……。

 自称小説家としてはなかなか手痛い進捗状況でした。一日に100文字、200文字……。一日で! これは! かなり少ない! というか作品が完成するのかってくらい亀みたいな速度。これはまずい。まずすぎる。

 今は、お金を貰っていない状態での執筆なので、まだまだ趣味の範疇から抜け出していないんですけど、これから大物作家になったとしたら(なるんです。大目に見てやってください)こんなことしている場合じゃないんです。

 某速筆作家さんみたいに一日3万文字書きたい! 書いた文字全部お金にしたい!

 なんてよこしまな気持ちも少々。とにかく、このままではまずいと。そう思ったわけです。とにかく締め切りがある以上はなんとかせねば! そう思い立っていろいろと試してみたんです。どれが効いたのかは今のところわかりませんが、とりあえず今現在、なんとか毎日健康的に(?)原稿が書けている状態まで回復できたのでその方法を四つほどお伝えできたらなと思います!

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文字数カウント日記をつけてみる

 これは文字の通り、毎日エクセルで書き始め、書き終わりの文字数を記録していくって作業です。

文字数カウント

 一時期のカウント日記。とにかくムラがありまくりでお恥ずかしいのですが! 見切れている部分は自分の体調だったり、スケジュールなんかも記入していたりしています。こう見ると、文字数が少ない日の翌日なんかは、「頑張らねば!」と思ってガーっと書いていたりしていますね。もちろん毎日コンスタントに書いていけばこんなことにはならないのですが……。

メリット 改善点、反省点が見えやすい。目に見えて進捗がわかる。
デメリット 毎日記録必須。作品ごとに記録をしないといけない。

 メリット、デメリットは上記の通りです。文字数カウント日記は一点集中型なので、本当に締め切りがヤバいとき、また超長編を書きたいなって思っているものがあるときに有効かなと思います。

 ただ、毎日記録しなくちゃいけないのでズボラ人間にはちょっと厳しいかな……とも思います。そういうときは、週に一回の記録にしてみると良いかもしれないです。

抱えている課題を一旦全部終わらせる

 これ、学生あるあるだとは思うんですけど、宿題やレポート、提出期限ギリギリまでため込む派がめちゃくちゃ多いと思うんです。見出しにある課題っていうのは、こういう宿題的なものだけではなく、「今読みたいと思っている本」「見たい映画、動画」「貯めているアニメ」なども当てはまります。とにかく執筆以外のタスクを殺していくこと! これが重要になってくると思うんです。

 脳味噌的に、抱えている課題っていうのは自分はなんとも思っていなくても負担になっているわけです。だから、何かに集中したいときはやらなきゃいけないことは秒で終わらせちゃおうぜって話なのです。そうすることで、無意識に抱えている負担を減らして、自分の一番やりたいことに専念できるってわけなんですね。

メリット 心の負担が減る。後回しにしないから、多分モテる。
デメリット 課題が大きすぎるとメインまで手が回らない。

 メリットデメリットはこんな感じ。小さなタスクを潰していくので生活習慣的なものも改善していくと思います。ということは多分モテます!

 抱えている課題がものすごく大きいとそのタスクを潰すのに時間が掛かって空回り……なんてこともあると思います。そういうときは目標を掲げて数日かけて少しずつ潰していって、達成したら執筆に専念するっていうことを続けていったらいいかなと思います。

環境を変えてみる

 普段、どこで作業されていますか? 自宅、図書館、喫茶店、いろいろあると思います。私はいつも自宅です。

 ただ、ずっと同じ場所で作業しているとどうしても息が詰まってしまうものなんですよ。これが。

 いつも自宅で執筆している人は、ちょっと外に出てみて作業してみたり、逆に外で執筆している人は、自宅で作業してみたりと。たったそれだけで作業効率が変化したりするんです。

 メリット 環境が変わることによって発想に変化が訪れる
デメリット 向き不向きは人による。実践するまで向いているかわからない

 メリットとデメリットはこんな感じです。環境を変えてみるっていうこと自体が自分に向いているのか、向いていないのかがやってみないとわからないっていうことがデメリットに挙げられるかなと思います。ただ、向いている人にとっては、新しいアイデアとか、じゃんじゃか湧いてくること間違いなし! かなと! (私がそうだったので)

一旦執筆から離れてみる

 これ、はっきり言えば開き直りです。二番目の課題を潰していく、というのの真逆のことですね。

 あんまりオススメ度は高くありませんが、数日間作業内容のことは忘れて、思いっきり羽を伸ばすって言うのもアリなのかなぁと。

 しかし! なにもしないといっても、もちろん執筆作業を完全に放っておいて、遊び呆けるってワケではないです。あくまでも作業をお休みして、煮詰まっている物事を一旦遠ざけるのが目的です。その何もしないときに何をするかというと……。

 ひたすらにインプット! 

 もうこれ一択。これさえしていれば自分の想像力、発想力も強化されるし、目に見えて生活習慣も改善されるし、考え方も変わってポジティブになれるし、大地は喜び、草花は歌い、神は祝福します。それくらいのテンションになれるんです!

 さてさてこのインプットとはなんぞやって話なんですけれど、単純な話でひたすらに本・マンガを読みまくったり、アニメや映画を見まくったりと、とにかくいろんな作品、文化、目で見えるものを見まくって吸収しまくる。んですな。

 いろんな作品に触れるっていうのは実はものすごく良いことで、良い作品であればあるほど自分の感受性が上昇していくんですよね。それプラス、流行のものだったり、人気なものだったりだったとしたら、最近の流行の傾向、面白いと思うポイントなんかも把握できるし結構利点が多いんですよね。

メリット 新しい自分にアップデートできる。
デメリット 人気作品に似た作品を生み出してしまう危険性アリ。

 ざっくりとまとめるとメリットデメリットはこんな感じですかね。デメリットに関しては、影響を受けやすい人が陥りやすいのかなという印象です。まぁ私がそうなんですけれど!!

 めちゃくちゃ面白い作品に出会うとどうしても無意識の中でその作品に影響されたブツが生成されてしまうんですよね。記憶にめちゃくちゃ残ってしまっているから。

 そういうとき私はどうするかっていうと、まぁ、何回も自分の作品を見直して、「ここはアレの影響を受けてるな~」って判断して書き直すことをしています。まぁ、単純な話ですよね。無意識で一回書いた文章を書き直すのは案外苦じゃないです。というか、やっぱり第二稿とか、校正って大事なんですネッ(今まで逃げ続けてきた人間)

さいごに

 何度も言いますが、まだまだ私も本調子で毎日バリバリ書いています! っていうわけではないんです。リハビリ中の私が、スランプから上記の四つの事を行ったら少しずつ回復していったというお話です。これ全部やったら一日三万文字書けました! ってわけではないのでそのあたりはご了承いただければなと思います。

 スランプに陥ってる天才作家の皆さん、これからスランプに陥るかも知れない天才作家の皆さん、私と一緒に克服なり、沼にはまらないように頑張っていきましょう。それでは!!

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