【ジャパニーズホラーとは??】仄暗い水の底から
劇場公開日:2002年 公開時間:1時間41分 日本作
監督:中田秀夫
邦画にあらすじなんてないのでは??(ある)
日本の映画はあらすじを言いにくいと思うのは私だけでしょうか??(前置き)
離婚調停まっただ中の母親は娘の親権のために夫と戦っている中、娘と二人でとあるアパートへ越してくる。そこで巻き起こる怪奇現象の数々。娘がアパートに棲む悪霊に気に入られてしまい、その身代わりになるように母親は悪霊と共に生きることを選択するのであった。
理不尽だよ!!邦画!
多分邦画に限った話では無いのだけれども。
この話は基本的に理不尽です。主人公たちに何の後ろめたいことがない分、だいぶ良心が傷つけられるし、なんか……もう……つらい……。
原作の方が鈴木光司さんということで、はい、日本国民の皆さんならわかりますよね??貞子の出てくる「リング」の原作者なのです!!
リング、呪怨、などなど映画館で恐怖におののいた方も多いのではないでしょうか。私はレンタルでリングを見たんですけどとにかく怖かったのを覚えています。井戸から出てくる貞子が印象的ですよね。怖すぎてコワになったわね(????????)
踏み込んではいけない地に勝手に入って呪われたり祟られたりっていうのが海外の映画では多い分、日本の「何もしてないのに呪われた!」とかいう「何気ない日常を過ごしている自分にもある日突然霊的な何かに取り憑かれるのではないか」という気分を味わえるという点においては差別化ができるのだろうと思うのだけれども、その後味までがセットなのが邦画ァ!って感じがしますよね。好きでも嫌いでも無いけれど一人の時に思い出して震えるのは大体邦画なので嫌いです(好きです)
しかもラストはなんと幼女が大洪水を浴びて十年後の姿が描かれる謎エンド。うーん。最後にまた怖がらせにきているのがわかっていても怖かったですね。思わず一時停止してしまうほどには。
しかし、視聴者を惑わす作りだったり視界の端っこにいる幽霊だったりが地味なアピールにもかかわらずじわじわと後から聞いてくる感じがインド料理のスパイスって感じでこう、辛すぎず、癖が強すぎずというか。なんというか。いや、山椒なのかな。小粒でもぴりりと辛いのかな。やっぱり和食かあ!
とにかく洋画と違った怖さが良いねと!!言いたいです!!
邦画をそこまで見ないのかと言ったら
嘘になっちゃうんですけどね。でも洋画の邦画好きです。
別に演出ガーとか話の流れガーとか文句をたれるわけではないし、邦画には邦画らしい面白みがあると思うんですけど、多分自分の好みとしてははっきりと展開がわかってどんな解決策があるのかがハッキリわかってる洋画の邦画好きなのかなぁとは考えてしまいます。邦画ってほら、あいまいというか彩度が低いというか、じゅわっ、ぼんやりっ、曖昧模糊っ。みたいな。ちゃんとした文章で伝えろよと思ったそこのあなた!私もそう思っています。
そこまで多くの邦画や洋画……もっと言うと映画を見ていないだけかもしれないですけど、あんまり邦画に良い印象が無いのも確かです。
原作漫画の実写映画に良い評判を聞かないのが原因なのだろうか……。そう考えたら邦画と言うよりも私の見てきた邦画といった方が風評被害が起こらないのでは!?というか、そもそもB級映画ばっかりみているからこんなことになるのでは!?
また気が向いたらちゃんとした邦画(言い方よ)も見てみようかなと思います。またちゃんと比べられるように!!
今回は以上です。それでは!
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