②仕事を頑張ってもお金は増えない
就活でこんなフレーズ聞いたことありませんか?
「年功序列ではなく頑張った分だけ評価される成果報酬型の人事制度です」
確かに評価が高いと給与は上がります。でも給与が上がると、その分取られるお金があります。所得税・社会保険料・住民税です。
✅所得税
国が税収を最大限得るためには、給与全てを対象に課税した方がいいでしょう。でもそんな事をされたら、自分たちが生活するお金が残らない。だから国は「生きていくのに必要な経費、衣食住分は税金かけないよ」と言っているのです。
扶養すべき家族(配偶者、老齢の父母)、お金が普通の大人と同じようにかかる16歳以上の子(義務教育卒業~)がいれば「控除」が効いてきます。種類的には「人的控除」と呼ばれます。
企業は社員の給与から毎月、所得税分を差し引いています。その分を企業が翌月に管轄の税務署に納めています。実は毎月引かれている所得税に「人的控除」は全く反映されていません!
いつ「人的控除」は反映されるのか?それは「年末調整」です!家族持ちはちゃんと申告しないと「人的控除」が使えず所得税が高くつきます。
人によっては保険料控除とか住宅ローン控除が使えますが、年収から見れば本当に微々たるものです。さらに日本の税制度は「累進税率」という考え方が土台です。平たく言えば、高給取りほど高い税金が課せられます。
養う家族がいないシングルは人的控除が効かないので、家族持ちより働いても所得税はたくさん取られます。家族持ちが長時間残業しても、残業代の分だけ課税されるわけです。
✅社会保険料
個人ごとの給与をレベル分けして、高い給与の人は高い保険料が課されるという事です。所得税と似た考え方ですね。
月末締めで翌月10日払い給与の場合、3月分の給与は4月10日に支払われます。翌月払いの人は3月・4月・5月分の給与が対象になります。
翌月払いの人が3月・4月・5月にたくさん働くと、9月以降の1年間の保険料が上がることがあります。春先が一番忙しい業界が多いでしょうし、嫌らしい時期に設定するよな…と思ってしまいます。
✅住民税
住民税も所得税と同様に所得(収入ー必要経費)から計算します。住民税も控除、ふるさと納税による税額控除も使えますが、やはり年収に比べれば微々たる金額しか利きません。働けば働くほど住民税も高く取られるのです。
✅まとめ
会社から給与をもらうサラリーマン(給与所得者)はどんなに稼いでも各税金、保険料をしっかり搾り取られます!
平均的なサラリーマンの場合、約2割は税金や社会保険料のために働いているはずです。平均以上に働いたとしてもサラリーマンである限り平均以上に税金や社会保険料が取られるだけです。
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