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Air pods proでm-floを聴くエモさ

私は根っからのYoutube好きなのだが、本日フワちゃんがリモートでCMを撮ったと話題に上がっていたのをご存じだろうか。

そのフワちゃんのCMの完成度が驚くほど高く、素敵で、イカしている(死語?)。

何の広告なのかというと、2000年代の人気ヒットをオリジナル音源でリミックスした「ラブとポップ」シリーズというCDである。

私は20代後半なのでフワちゃんと同世代なのだが、私達世代にとってものすごく「エモい」選曲なのである。懐かしい、という言葉はあんまりこの感情にフィットしない。当時のことを思い出すという感情と、大人になってあのころには知り得なかった感情を知ったからこそ心に刺さる楽曲の良さが交じり合って、鳥肌が立つ。これこそまさに「エモい」のかな、なんて思う。

このCDは第一弾が2017年、第二弾が2019年8月に発売していてヒットしているらしい。そもそも、半年以上前に出ている第二弾のCDのCMをなぜ今この時期にリモートで撮影したのか定かではないが、それもなんだかすごくおしゃれに感じる自分がいる。しかもフワちゃん。

ものすごく新しいフワちゃんと、だれもが想像しなかったこのご時世で一気に広まった「リモート」という手段で、半年前に出た2000年代のリミックスCDのCM。

そう。CDなのである。

私は自分で言うのもなんだが小さいころからミーハーで、音楽は雑多に聴いてきた。基本的に洋楽が好きだが、たぶんその辺の人よりは歌えるJ-popも多い。テレビっ子でもあるから、ドラマ主題歌もエモい。

だから、小4でMDプレーヤーをサンタにもらって発狂したし、たしか小6くらいにはじめて親がiPodを買ってほぼ自分のものにしていた。音楽を携帯することへのあこがれが半端なかった。同じく小学生のころから親が「ブログをやってみな」と言って、yahooアカウントを作ってもらい、かなり頻繁に更新をしていた。自分から発信するのも身近なことだった。いつも親の部屋で親のパソコンでインターネットをしていたので、自分のPCがほしくてたまらなかった。中学時代は海外セレブがBlackberryを持っているのも憧れたな。

そして今。私はあのときと変わらない部屋で、あのころ算数の教科書を開いていた机の上で、自分のiPadを開いてYoutubeを開きながら、自分のiPhone11にリモート会議で使うしなと購入を決意し届いたばかりのair pods proをつないでm-floのcome againをエンドレスリピートしながら、自分のPCでnoteを書こうと思い立ったというわけである。

小6の自分が今の姿を見たら、かっこよくてしびれちゃうかもしれない。


長くなったが、私の今日の衝撃ポイントは

「今自分の部屋にCDを聴ける器械がない」

ということである。昔はレンタルCDをせっせとiTunesに移す作業すら楽しかったが今は一切やる気が出ない。サブスクに体が完全に慣れ切っている。

このエモすぎる「ラブとポップ」シリーズがデジタル音源で購入できないか必死に探したが、今のところ見つからない。

んー、じゃあCDプレーヤーを買おうか。そう思ってamazonで探したら結構あるけど、私は昨日手に入れたばかりのair pods proを通して聴きたい。

それができる代物は、きちんと探さないと、そしてお金を結構出さないと、そして設定をきっちりしないと叶わないようだ。

なんだか、このもどかしさすらもエモい。

昔は、洋楽の歌詞をネットで探して印刷してファイリングしていて和訳していた。それかレンタルCDの歌詞集をコピーしたりもしていたな。今は、スマホですぐに探せるし、なんなら曲を聴きながらカラオケみたいに表示までしてくれるからとっても便利だけどね。

CDを買って、iTunesに取り込んで、iPhoneに入れるという作業は今のところ乗り気でないので、とりあえずapple musicでm-floを検索したり、Bonnie Pinkを検索したり、まさかのこのCDを模したプレイリストを作ってくれている人の恩恵にあずかって聴いてみた。

それにしても、m-floのcome againのあのお洒落さはなんなのだろう。震えちゃうほどおしゃれで。首都高走りたい。レインボーブリッジ通りたい。東京の明け方に染まりたい。

そのなんともいえぬ高揚感、分かってくれる人いないのかなと思ったら、案の定YoutubeのMVのコメントに同志がたくさんいた。







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