7/14(金)朝刊スクラップ〜米国vs中国、ここにきて加速?〜
【要約】
米国の2023年上半期における中国からの輸入は大幅に減少。中国は2008年以来の首位陥落となった。ちなみに1位はメキシコ、2位はカナダ。
主な原因として考えられるのが、トランプ政権時に中国からの輸入品に制裁関税を課したことや、バイデン政権下における先端半導体や通信機器関連の中国の切り離しだ。
中国依存の脱却は消費者物価の高騰を引き起こすが、米連邦議会では超党派で支持されているように、国全体として脱中国の考えが広まっているようだ。
中国を生産拠点としている企業が別の国に移動する事例も起きており、中国経済は生産性の向上や内需底上げの必要性がさらに高まるだろう。
(米国の輸入先、中国15年ぶり首位陥落 貿易構造一変.日本経済新聞.2023-07-14)
【補足・感想】
近隣のカナダ・メキシコからの輸入は元から多かったが、ここにきてASEANからの輸入が増加傾向にある。中国自身もASEANへのシフトを強めているみたい。これは東南アジアで加工して米国に出荷する「迂回輸出」が増えているという見方もされているが、実際はどうなのだろうか。ともかくASEANの勢いにも今後は注意したい。
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