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【ハロプロ】【宝塚】【魔法少女】ハロプロと宝塚とプリキュアの共通点〜伝統芸能に弱い私〜

こんにちは、唐梨です。
今日はハロプロと宝塚とプリキュアの共通点について書こうと思います。
それでは早速いってみましょう。

※宝塚とハロプロの違いだけなら、前回こちらにも書かせて頂きました!これはまだプリキュアにハマる前だったので、今回が最新版です!



ハロプロと宝塚とプリキュアの共通点

結論から言ってしまえば、それは伝統芸能っぽさです。これは何も私が発見したわけではなく、ハロヲタさんの中で「ハロプロは伝統芸能」という言葉は既に出回っていて、すごく腑に落ちたから。

詳しくはこちら、芸能界を代表するハロヲタである菊池亜希子さん蒼井優さんの対談記事をご覧ください。普通に読み物としても面白いので!

どれも10年以上の歴史があって、同じカテゴリの中で人が入れ替わり、伝統と革新を両方取り入れながら変化していく…それがハロプロであり宝塚でありプリキュアであると私は思うのです。



長く続く伝統に弱い私

そもそも私は昔から伝統モノに弱くて。

さほど詳しいわけではないにわか者ですが、落語や歌舞伎や文楽などの日本の伝統芸能も観に行ったことがあります。焼き物や工芸品や重要文化財などを見るのも好きです。家系図を見て昔に想いを馳せるのも大好きですし、そこから派生して皇族や王室の方々、神話にもとても興味があります。「○代目市川ぼたん」とか「チャールズ○世」とか、響きだけでワクワクします。

じゃあなぜ伝統モノに私は弱いのだろう?と考えた時に出た答えはそれぞれの想いが積み重なっているから。教科書的にいけば、せいぜい「〇〇年に〇〇が生まれ、〇〇という出来事がありました」くらいに数行で終わるのがほとんどかもしれない。わざわざ何ページにも渡って特集が組まれる人物なんて、ほんの一部だけかもしれない。でも、たしかに色んな人たちの生きた証や想いがそこにはあって、そうやって繋いできたからこそ今も伝統として残っている。そういう歴史の奥行きみたいな部分にたまらなくロマンを感じるのです。



それぞれの伝統芸能っぽさ

ハロプロの伝統芸能っぽさ

ハロプロは、一番の看板グループであるモーニング娘。が今年で25周年を迎えます。そんなハロプロの伝統芸能っぽさは何かというと、歌割りとメンバーカラーでしょうか。

25周年ともなると、『LOVEマシーン』が発売された頃には生まれていなかった子がメンバーにいるんですよね。この時点で既にエモい。そして、最新曲ももちろんですが、ライブでは昔の歌もセットリストに入ることが多くて。そこで「おおっ!あの中澤裕子さんのパートを譜久村聖ちゃんが歌ってる!」みたいな楽しみ方ができるわけです。しかもメンバーは毎年のように卒業と加入を繰り返しているので、バリエーションは無限大。

メンバーカラーも同様で、「新垣里沙さんから生田衣梨奈ちゃんに黄緑色が受け継がれた!」みたいな感動に浸ることができます。



宝塚の伝統芸能っぽさ

宝塚は再来年の2024年で110周年を迎えます。もはや桁が1桁違います。戦前どころか、もっと遡って大正時代に発足しているのです。そんな宝塚の伝統芸能っぽさは何かというと、再演とトップコンビでしょうか。

宝塚は、人気の演目は何年かごとに再演されることが多いです。この再演が、長年ファンであるほどに何重にもおいしい。誰が誰の役をやるのか、そしてその役は前回や前々回は誰が演じていたのか、それぞれの良さを楽しむことができるからです。

この再演の楽しさで右に出る者がいない演目といえば、やはり『エリザベート』ではないかと。私が初めて観劇した『エリザベート』は2014年の花組版でしたが、その時点で既に8回目の再演でした。その後さらに2回の再演があったので、私は合計3回の『エリザベート』をファン時代に立ち会ったことになります。その3回だけでもすごく楽しかった!「シシィだけでも蘭乃はなさん、実咲凜音さん、愛希れいかさん…どれもそれぞれの良さがあるし、さらにトートやルキーニやフランツ…あぁきりがない」と思えます。個人的には最後のフィナーレを比較して見ながらニヤニヤするのが特に好きです。

そしてトップコンビ!これこそ宝塚の宝塚たる真骨頂!なんかもう、一つの組が一つの王国みたいで、ファンとしてはトップコンビが代わるごとに、歴代の王様と王妃様を見届けていく乳母や家臣のような気持ちになります。宝塚には5つの組がありますが、それぞれに個性があって、どれも本当に素敵なのです。特に退団公演の千秋楽は、代替わりしても、より良い組を築いて繁栄していこう、という新旧トップの想いが感じられて最高です。



プリキュアの伝統芸能っぽさ

プリキュアは、来年で20周年を迎えます。女児向けアニメで20年連続で作品を作り続けてるってかなり快挙なのではないでしょうか。「長くやってる=良い」とは限りませんが、「長くやれてることにはそれなりの良い理由がある」とは思います。そんなプリキュアの伝統芸能っぽさは何かというと、何キュアなのかとオールスターズ映画でしょうか。

この何キュアかというのは大変幅が広く、「桃キュア」「青キュア」などのメンバーカラーのことから「お嬢様キュア」「生徒会長キュア」「光堕ちキュア」など属性まで様々です。

そして、そんな様々なバリエーションを駆使して、代ごとのチーム編成にもそれぞれ特色や伝統があり、「おっ!今年のプリキュアは桃青黄キュアで王道だな」とか「今年は5人編成か〜久々の大所帯も楽しみ!」とかの楽しみ方ができるのです。

そんな代ごとのチームが一堂に会するのがオールスターズ映画。人数が増えすぎたがゆえに、近年は全員集合はできなくなっているものの、クロスオーバー要素はまだまだ健在です。今年はどの代のプリキュアがコラボして、どんな化学反応を見せてくれるんだろう?と楽しみになります。



おまけ

完全に蛇足ですが、3つ全部ハマっているからこその楽しみ方もあります。それは、年表とリンクさせられる楽しみ方です。

たとえば「2014年って宝塚は100周年だし、プリキュアも10周年だし、ハロプロも道重さゆみの卒業だし、色々と節目じゃない!?やっばい、歴史が動いてるよ!」みたいな。だからなんだと言われれば、なんの生産性もない楽しみ方ですけれども。笑



伝統と革新、両方を追求する表現者の熱意

最後にまとめを。

ハロプロも宝塚もプリキュアも、長い歴史に裏打ちされていますが、それに甘んじず、日々スタッフや演者が一丸となって努力されています。

古参ファンに向けた、分かる人には分かるクスリと笑える要素もありつつも、決して内輪ネタにはならず、人も入れ替えて、時代の流れや世相も反映して、日々新陳代謝しているのです。

でも、人は入れ替わっているけれど、根っこの想い、大事にしている部分は変わらなくて。だから何十年も支持されているんだと思います。

私がおばあちゃんになってもまだ続いてるかな、続いてるといいな、でもたとえ続いてなくても最期はしっかり見届けよう…それくらいハマらせてくれた、それぞれの生みの親、スタッフ陣、演者の方々に心からの感謝を込めて、筆を置くこととします。


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