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お絵描き好きの一人の女の子が、オーナーネイリストになるまでのお話【後編】

こんにちは!オンラインサロン「CIRCUS☆BY RIN’S NAIL」事務局です。

前回のnoteでは、発起人の志塚玲子のインタビュー【前編】を公開しました。(JNA認定講師の資格を取った後、ネイル講師として独立しようと地元・群馬へ帰ったものの、エステサロンに就職することになったところまで)

今回は、【後編】。

お絵描き好きの一人の女の子が、オーナーネイリストになるまでのお話が完結。そして、今後どのようなことを目指していくのかをお話します!

念願のネイル講師、そしてサロン開業

前回は、地元へ戻って就職されたというお話まで伺いました。その後、どのように独立されたのでしょうか?

志塚:エステサロンでは、帳簿のつけ方や在庫管理など、独立した後に必要になることをたくさん学ばせていただきました。

そして、自分に必要だった社会人経験を積み、そろそろ独立の準備ができたかなと思っていた時に、大宮のローズネイルスクールからお誘いをいただいたんです。

「講師経験もない私にどうして?」と思いましたが、声をかけてくれた出井先生は私が1年半、渋谷と群馬を行き来する生活を送っていたことを聞いて、「それだけ往復する根性があるなら、絶対にしっかりとやってくれるはず!」とオファーをくださったとのことでした。

こうして、25才にして、ようやく目標だったネイル講師になることができました。

ただ、非常勤講師だけでは生計を立てていくのが難しいというのが正直なところで…。そこで、自分のネイルサロンも同時に開業することにしました。

すると、予想以上にサロンにお客さんが殺到してしまって…その時、「これは、なんか違うかも」と思ってしまったんです。

どういうことですか?お客さんが多いのは嬉しいことですよね?

志塚:もちろん、ありがたいことなんですが、ネイル講師になって「群馬でネイリストを目指す人の近道を作りたい」という思いがあった私としては、ネイルサロンの経営をメインにしていくことには違和感があったんです。

そこで、サロンの広告を全て取り下げ、5〜10人の常連のお客様のみ予約を受け付けることにしました。講師を任せてもらえたことに対する責任感もありましたね。

まずはネイル講師としての活動を優先し、その後、新たにMalua...(マルア)というお店をオープンし、徐々にスタッフを増やしながら現在では高崎店を中心に3店舗を展開できるようになりました。ネイル講師の仕事も、今では「志塚ゼミ」としてサロンのコンサルティングなどに派生させることができています。

志塚さんが考える“良いネイリスト”とは?

コンテストについてはいかがですか?数多く受賞されていますが、どのようなきっかけで始めたのですか?

志塚:以前から出井先生がコンテストで優勝する姿などは見ていたのですが、ある時「一緒に出てみない?」と誘っていただいたことがきっかけでした。今となっては恥ずかしい出来ですが、その時に初めて自分の力で2,3位と入賞することができて、とても嬉しかったのを覚えています。

負けず嫌いで、ずっと一番になりたいという思いがあった私にとって、ひたすら没頭して、研究して、最終的にそれを披露して自分自身の力試しができるコンテストという場は自分にぴったりだと思いました。

そして、入賞だけでは飽き足らず、出場するもの全てで一番になろうと挑戦したところ、最終的にたくさんの優勝を手にすることができました。

かなりの努力が必要だったと思いますが、何がモチベーションになっていたんですか?

志塚:とにかく、爪というキャンバスの上に自分のデザインを表現できることが楽しかったんです。ジェルネイルというのは今では一般的ですが、当時はまだ世の中に出回り始めた頃で。どんどん新しいネイルカラーが発売されて、アートが描けるようになって、奥行き感も出せるようになって…と、新しい技術が生まれていくことにワクワクしていました。

たとえばベースコート1つとっても、何秒差でこっちが早く乾くとか、そういうマニアックなことを夢中になって研究していましたね(笑)。でも、研究に研究を重ねると、コンテストの場で人と違うものを披露できるのですごく楽しかったんです。

子どもが生まれてからは、ある程度頭の中で組み立ててから実践するように変わりましたが、当時はとにかく夢中で朝までやって、いつの間にか床で寝ていたことも珍しくありませんでした(笑)。

なにより、自分が開拓し、コンテストなどで認められたことを生徒に教えたり、真似してもらえることも嬉しかったですね。

なるほど。そうして、いちネイリストとしても、ネイル講師としても、目標を達成されたんですね。
志塚さんが思う、“良いネイリスト”とはどんなネイリストですか?

志塚:“どこまでお客様のことを考えられるか”だと思います。

私はいつも生徒や後輩に「なんでネイリストになりたいの?」と聞くようにしているんですが、その中で「結婚しても部屋の一角でできる仕事だから」「子どもが生まれてからも続けられそうだから」「自分のペースでできるから」という回答をもらうことがあります。

もちろん、ネイリストにはそういう側面もあります。

でも、それは結果論。お客様が払うお金は、ネイリストの都合のお金ではありません。大切なのは、「自分のためじゃなくお客様のため」という部分だと思っています。

ネイリストは、あくまでお客さんのための黒子の存在なんです。

ファッション+日常生活をより快適にするネイルを

お絵かき好きの一人の女の子から、オーナーネイリストになるまで、お語は完結したようにも思えますが、今後、志塚さんがやりたいことはどんなことですか?

志塚:まさに、今回のオンラインサロンがそうなのですが、日常の中にもっとネイルを取り入れてもらいたいという思いがあります。

また、私自身がよりプロデューサー的な立場となって、ネイリストを目指している人たちをどんどん世に出して、ファンを作ってもらえればと思っています。「ネイリストになってよかった」と私が感じたようないろいろな経験をさせてあげたいです。

さらに、将来的には産婦人科などの病院や、老人ホームなどの福祉施設で授業をすることも考えています

これは私自身も体験したことなのですが、出産後は爪が弱く、ボロボロになってひっかかりやすいんです。そんななか、赤ちゃんを抱っこするのが心配だったので、そういった方を対象に爪の削り方をレクチャーできればと思いつきました。

また、老人ホームなどでヘルパーさんやスタッフの方に向けたレクチャーなども考えています。糖尿病などの持病があったり、高齢なご老人は巻き爪になりがちなのですが、実は爪の切り方一つで巻き爪を予防できるんです。

日常をよりワクワクさせるファッションとしてのネイルはもちろん、健康面や日常生活の中で使える知識なども広めていければと思っています。

ネイリストを目指したい方はもちろん、単発講座で気軽に参加できるのでネイルに少しでも興味のある方はオンラインサロン「CIRCUS☆BY RIN’S NAIL」でお待ちしています!

▼志塚玲子プロフィール
NAIL SALON RIN’S代表。JNA本部認定講師。NYCOGELインストラクター。NAIL SALON RIN’Sの他、高崎店を中心にMalua3店舗を展開。ネイルサロン経営のコンサルティングを行う「志塚ゼミ」や国内・海外のセミナーでも活動中。2020年8月よりオンラインサロン「CIRCUS☆BY RIN’S NAIL」をスタート。

▼志塚玲子Instagram
https://www.instagram.com/reiko_shizuka000/
▼オンラインサロン「CIRCUS☆BY RIN’S NAIL」
セルフネイルからプロを目指す検定試験まで自宅で学べる、トップネイリストが集結したオンラインサロン。単発講座を通じて気軽にセルフネイルを学べるほか、ネイル検定に向けた本格的な指導やネイルサロンの開業サポートなど、幅広い講座をご自宅で受講いただけます。
https://circusbyrinsnail.stores.jp/

▼「CIRCUS☆BY RIN’S NAIL」Instagram
https://www.instagram.com/circus_official_/


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