推手の型
稽古の中で「推手」の型を用いている
推手の型は
互いに半身立ち
互いの前足は中心線を間にして重ねる
腕を片手で合わせて
互いに技を掛け合い
△◯▢をキャッチボールする
回していくうちに
相手を崩せるタイミングがでてきたら
崩してみる(▢の継続)
相手が崩れて足が動いたら
自身の勝ちとなる
推手の面白い点は
相手を崩そうとすると
自身腕が伸びて相手の懐に入るため
自身の自然体は下がり
相手の自然体は上がっていく
崩そうとすると逆に不利な状況になってしまう
それでも崩すことができれば
相手との自然体に明確な差があるということになる
お互いの自然体の差が明確になる
推手の利点は
・短時間で多くの回数△◯▢をやりとりできるので練功になる
・型がシンプルで覚えやすい
・様々な技(剛柔流)を入れ込める
・勝ち負けが明確で安全(怪我をしない)
相手の懐に入れば入るほど
自身は不利になっていく
相手を崩せるときは
明確に自然体の差があるときのみである
よって
自然体に差があるときは
偶然の勝ち負けは起こらず
一方的に決着する
相手と自身の自然体のレベルが互角であれば
互いに崩せず拮抗するため
偶然やタイミングで勝ち負けが生じる
その状態では
お互いにまだまだ自然体が練られていないのだ
推手の型は本当によくできている
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