見出し画像

酔って思ったことを連綿と書き残す30「ドスくん」

文豪ストレイドッグスのドストエフスキーでわあわあ言って今年を終えようと思います。

2023年も残すところあと4日ほどですが、私、明日から上京して忘年会を2つ、戻ってきた地元で忘年会を1つ。家にいるのも今日が最後、という(ちなみに大晦日は仕事)ことで、明日は早よから東京に移動して、銀座のルパンにも行けたらいいねえ(忘年会の前に)と思いつつ、ドスくんで好き勝手しよう、と思いました。
ジョイポリスの文ストコラボも行きたいけどなあ。一人で遊園地系は厳しいわー。

文ストはもう、それはそれは、専門家のような方々があらゆる妄想や知見や、こうなんじゃないの劇場を有象無象に繰り広げられていて。
私はそういうのをnoteなどで見ながら「すごいなあ」と思う、非マニアです。
ドストエフスキーご本尊に関しては、随分ちっちゃい頃に、罪と罰、カラマーゾフの兄弟、地下……なんだっけ、地下なんたら。は、多分読んだ。わけがわからないまま、読んだ、と思う。
そんな感じなので、作品の概要を今更見ても、「そう、だったっけ?」という感じで、今年、なんとなくノリで「鰐」という作品を読んだけど、「鰐」が旧字体で、鰐がワニワニ(読んでもらえるとわかるけど、鰐、という漢字がワニワニしているのよ)で、それだけでただ笑って終わった。ワニワニうるさ、って。あとはもう、無慈悲!

なので、文豪ストレイドッグスにおける、ドスくんの正体やら、異能力やらを、私はろくに予測し得ないことを前言して、わあわあするね。

シーズン5でシグマがドスくんに銃をグイグイしながら「お前の異能力はなんだ。そもそも、お前はなんなんだ」って言うシーンがあって。
あの銃口の角度は、いいですね。どこで学んだんだろうね。シグマ。
それも私は気になっているよ。白紙の文学書(を、誰が3年前に書いたのかも気になるけど)生まれのシグマは、いわゆるキャラ設定をしっかりとなされた上で生まれた稀有な存在。世の中に溢れかえるあらゆる物語を超越して、具現化できるファンタジーなシグマのあらすじを、誰が書いたんだろう?
意外とゴットファーザー系な気がしてるのは私だけかなあ。
森さんな気がするんだけど。

それは差し置いて、私はそれを見た時に「なんでシグマはそこまでドスくんを気にかけているんだろう?」と思いました。
たまたま出くわした怪しいお兄ちゃんから天空カジノを貰っただけで、そこまで粘着質に、ドスくんの本質を知ろうと思うか。あるいは、推察できるかなあ?って。
3歳児だろうと、20歳だろうと、パッと知り合った兄ちゃんのことなんて、そう深追いしないじゃない。ある程度の人格設定や、聞いた話で想像することはあっても、ドスくんがシグマにそういう「僕はね」的な会話を、するわけもない。
アニメや原作をかえすがえす見返したら「あ、なるほどね」っていう場面がどっかにあるのかもだけど、私はそんなこともしないから、シグマがちょっと誘われて、ほだされて、まあドスくんとちょいちょいメールとかLINEとかはしてただろうけど、そのちょっとの付き合いでシグマが「ドス、お前はなんなんだ!」って思った経緯が、逆に知りたい。どうした。
完全にシグマ考察になってるけど。

で、そのあと、シグマは命懸けでドスくんと握手してしまうんだけど、「これは、情報?」という主観で気絶しちゃう。気絶ということは、急に目の前に大好きなアイドルが現れて失神しちゃう、自律神経の反射的なことか、敦くんや安吾のような、情報過多で失神、かなあ。あるいは、痛み、かもしれないよね。
ただ、アニメの演出は、ドスくん神の如くの後光(文字量多め)さしてた、みたいな感じだったけど、彼は神ではなくて、下僕(自称)だよね。

さあ。もう酔ってるのでわからなくなってきたけど(寝ろよ)
で、何を思ったんだっけ?

ああ、そうだ!なんとなく、綾波レイを思い出したんだった。
要は、ドスくんは「情報」そのものなんでしょ?シグマの主観が合っていれば。
つまり、コピーしまくれるもの。
文ストすら結構甘々で見ているので記憶と違っていたら申し訳ないけど、中也もオリジナルがどうのこうの、言ってたじゃないですか。
(それぐらい覚えておいてくれ、とストクラの方から言われそうなものだけど、歴浅いのでご容赦願いたい。来年は頑張るから……シーズン1から見直すし、漫画も全部買うから許して……。小説は、全部読んだよ!)

ドスくんにオリジナル(アニメ60話に出てきたピュアピュアなドスくん)がいて、今まで活動してたのがコピーその1。
で、綾波のようにどこかでわさわさとドスくんが培養されてて……(ちなみにエヴァンゲリヲンすらも俄なので、朧げに「そうだったよね?」と思って書いています)

なぜ「異能力のない世界」がドスくんの最終目標なんだろう?
って思うと、もしそういうことだったりすると、そんな自分、シンプルに愛せないじゃないじゃない?
誰かにコピペされるだけの自分を、分かりやすく言えば、死なせてほしい。すごい力を持ってしまって、利用されるだけの状態を、誰かに殺して欲しい。でも、コピー(クローン)が作れるとしよう。多分、そういったことってあの世界の大戦中に、されていないはずがないと思うんだよね。下手したら太宰さんのクローンだっているかもしれないよ。そう考えると、BEASTとか、シーズン5にちょいちょい出てくるメッセンジャー太宰さんの謎も含めて、だいぶ見え方が変わってきちゃうけど……
逸れた。
ドスくんにコピーがあるとして。
そのコピーに頑張ってもらって、自分がどこにも利用されないような、異能力のない世の中になってしまえば、オリジナルは必要なくなって処分される。あるいは、解放される。
ドスくんは、諸説はともあれ、自分自身に利用価値がなくなるのを望んでいるんじゃないのかなあ、と、なんとなく思ったんです。文ストっぽい例えを出すならば「なぜ、昭和23年に太宰治は死ななければならなかったのか」に近いのかも。

ドスくんの異能力については明かされてないけど、触ったら人が死ぬことは確かで。
普通の人だと、そういう生まれつきをしたら、発狂ものだよね。
二重人格説もあると思う。
むしろ、そうならない理由がなさそう、と思う。
で、戦争産業の方々からは能力的に、それはもうスカウトされまくるわけだよね。抽出され、兵器すらなっていそう。

説はともかく、ドスくんは異能力には反対なわけで。で、自分の異能力が「罪」なんでしょ?
罪のない、異能力者のいない世界を作ります。
ドスくん、ノーベル平和賞レベルの偉業を、意外としそう。

で。
あとは、なんだ?
わかんないけど、まあ、でも、多分処分されたいんじゃないかなあ?と思っている。処分されなければならないとも思っていそう。そういうことで、いいかしら……
「ヘリコプター、バーン!」で肉体は現世からさよならした(太宰さん曰く)けれど、ぷらっと現存した腕。太宰さんがゴーゴリにプレゼントしたあの腕は、気色悪いよ。
あれ絶対、なんかやるよね。

そういう感じで、いいかな。

明日は東京まで7時間かけて行きますけど、小説「太宰を拾った日」の解禁日でもあるのですよね。Kindle様に予約をいたしました。
歴が浅い、と先ほど言ったけど、知らないんですよ。その内容を。
アニメのシーズン4の途中からなので。
もう、そわそわして。寝坊しちゃいそう。

なので、明日は大変だぞ。道中、路線バスの中で、叫びたくなるのを必死に堪えて、逢着した東京で、おそらくは気力尽き果て、のちの忘年会どころじゃないでしょうね。

みなさま、どうぞ良いお年を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?