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結果的に法律婚を選んだ私の結婚観〜夫婦別姓に対して思うこと〜

このテーマに関してよく考えるのですが、
私の頭の中でもよくまとまっていなくて・・・

整理できるのを待っていたらいつまでも書けそうにないので、
備忘録程度にひとまず感情のままにに書き連ねていきたいと思います。


私の結婚観

私はそもそも結婚したいとは思っていないタイプでした。
でも、結果的に法律婚を選び、今は婚姻関係(夫の姓を選択)にあります。
そこに行き着いた思考を書いてみます。

どうして結婚したくないと思っていたのか

理由は、3つあります。

  1. 結婚に、あまりいいイメージを持っていなかった。

  2. 子供を育てられる自信がなかった。

  3. 名前を変えるのが嫌だった。

1.結婚に、あまりいいイメージを持っていなかった。

おそらく身内に離婚している人が多いからか
結婚って大変なものっていうイメージが大きかったです。

一緒にいたいと思える人と、共に時間を過ごせればいいんじゃないの?
わざわざ婚姻関係を結ぶ必要はないんじゃないかな?と思っていました。

結婚をしてしまうと、カゴの中の鳥になるような気がして、
それよりも身軽に自由に飛び回れる自分でいたいな、と思っていました。

2.子供を育てられる自信がなかった。

子供を産む産まないの選択が自由であることは前提ですが、
私は子育てできる自信がなかったことも大きい理由の一つです。

私は、自分のために時間やお金を使いたいという思いが強くて、
そんな自分中心なタイプには子育てなんて向いてないと思っていました。

いざ、生まれてみると考えは変わるのかもしれませんが、
元々こんな考えであるなら、生まれてくる子供に失礼なので
「子供が欲しい」と思ったことはありませんでした。

3.名前を変えるのが嫌だった。

私は、自分の名前にアイデンティティを強く感じているようで
改姓することに抵抗がありました。

そのアイデンティティというものが
自分にとってなんなのか、いまいち言葉にはできないのですが・・・

大抵の場合、女性が男性の姓を選ぶような流れができている中で
「対等」ではないことに対する違和感があったことも大きかったです。

夫婦別姓を選ぶ人の中で、
自分の名前で活動している人や会社を持っている人であれば、
いろいろな不都合が生じてくるので
立派な理由の一つになるとは思います。

でも私の場合は、
「手続きがめんどくさそう」
「自分が自分じゃなくなりそうで嫌」程度のものなので、
そんなことを理由に夫婦別姓に賛成だ!なんて
大声では言えないなぁと思っていたのが本音です。

なら、夫の姓を変えてもらえばいいじゃん!と思うかもしれませんが、
彼も彼で自分の姓に誇りを持っていたので、
話し合いの末、却下されました。

法律婚を選んだ理由

彼と話し合って、法律婚を選んだわけですが・・・
そもそも私が話を切り出すまで彼は、
「事実婚」が選択肢にあることを考えたことすらなかったみたいです。

どっちの姓にするかという議論があることも、
想定していなかったのではないでしょうか。

私が法律婚を選んだ理由は、
法律婚の方が安心できたからです。

圧倒的少数派の事実婚を選ぶとなると、
事あるごとに調べたりする必要が出てくることになります。

当初「法律婚」にモヤモヤを感じているとき
「私の気持ちには、もしかして事実婚だったら、合うのかな」
と思って、誰かのブログを読んだり、
実際に事実婚を選んだ友達の話を聞いたりしてみました。

リスクはなるべく回避したいと思うあまり
どんなところでデメリットが出てくるのかばかりを気にし始めると、

「調べて、話し合って、ベストな解を出す」という
このプロセスを毎回しなきゃいけないということを
少し重荷になるようになってきてしまいました。

一つ一つ考えて選択することは何事においても大事だと分かっていても
それが毎回となると心折れるかもなあ〜と弱気になりました。

もし本当に事実婚にするなら、
両親にもきちんと説明をしなきゃいけないけど
それをできるようなモチベーションも湧かず・・・

(ちなみに、自分の両親には私の考えを話してみたところ
母は、今からの時代むしろその選択ありよ!とノリノリだったのですが
父は、名前を変えたくないなんてそんな小さなことを気にするなと言い放たれて終わりでした。
最後は、自分のしたいようにしなさいということではありますが。)

それから、冒頭では子供を産むことを選んでいなかった私ですが、
いやでも年齢のリミットがあることなど考慮した結果
今のうちに子供が欲しいと思うようになったんですね。

そこで事実婚でもし子供ができたならば、
子供の姓をどうするか考えなくてはいけないわけで。

彼の仕事上、そもそもお休みがあまり取れなくて、
子育てを始めたらなおさら話し合いの時間も十分に取れる可能性がないかもしれない・・・と想像すると、「無理だ」と行きつきました。

(ちなみに調べてみたところ、①認知して家庭裁判所でもろもろ手続きをするのか②生まれるタイミングで一度籍を入れるかがあるみたいですね。
私は、子供が自分の姓にしてほしいとは今のところ全く思っていなかったので、このどちらかのプロセスを選択してもよいと初めは思っていたのですが、実際に子供が二人、三人と仮にできたときに、みんな彼の姓になったら、疎外感を感じるようになるのかな・・・とか考えたりもしました。)

最終的には、あれこれ考えるよりも
とりあえずやってみようという気になったので、
籍を入れることにしました。

もし、どうしても続けられないと思ったら、
そのときにまた元に戻せばいいや、と思っています。

法律婚をしてみて感じたこと

まず婚姻届がこんなにあっさり受理されるものということが驚きでした。
市役所に行った中で一番素早く手続きが終わった気がします。

改姓手続きに使える受理証明書みたいなのを有料で取得することはできますが、私は特に必要なかったので受け取る書類もなく、本当にできたよね?と少し不安になるくらいでした(笑)

その他、今のところ運転免許証とマイナンバー、保険証くらいしか名前を変えていないのですが、その手続きも割とサクッと終わって、思っていたほど手続き煩雑じゃないかも?という印象です。(平日にお休みを取れるからかもしれませんが)

保険の引き落としで旧姓名義のカードが使えるかという点で
ちょっとつまづきそうになったのですが、
去年くらいから始まったマイナンバーに旧姓表記をしていたからか
認めてもらえました。

共働きなので、扶養には入っておらず、
社会保障を実感することは、まだありません。

公的な書類以外は旧姓を使うようにしているので
私生活でもほぼ実感がない状態ではありますが、
気持ち的に使い分けが煩わしいなとは感じます。

実際に、この間、レストランの予約名で
旧姓と今の姓でWブッキングしちゃうトラブルがありました・・・
(完全に自分が悪い)

法律婚にしてよかった理由になるかはわかりませんが、
親や祖母に明るいニュースを届けられたのもよかったかなと思います。

良くも悪くも、私は自分の気持ちよりも、
家族をガッカリさせたくないという思いが妙にありまして

もし「籍は入れないんだけど、結婚することにした」なんて言ったら
どんな顔をされるのか、想像しただけで怖かったので

自分の気持ちを法律婚に納得できるように持って行けて、
結果的によかったと思っています。(今のところ)

まとめ

私の友達に限っていうと
夫婦別姓が選べるんだったそっちの方がいいなという声も
ちらほらあるように感じます。

類は友を呼んでいるだけで、
たまたまそういう友達が集まっているだけかもしれませんが、
実は夫婦別姓を推している声って
密かにあったりするのではないでしょうか。どうだろう。

今回自分の出した結論は、
自分らしくなくて消極的だな〜とは思うけれど、
今の私にとってはベストな選択をしたつもりです。

いつになるかはまだまだわかりませんが
もし国会で夫婦別姓が認められたら、
元の姓を取り戻しに行くと決めているので、
実現してほしいなと願っています。

あれもこれも伝えたいと思いながらも
最後の方は煩雑になってしまいましたが、
書くのにちょっと疲れちゃったので、
一旦これにて書き終えたいと思います。

また思い出したことがあったら追記します。

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