【ショートエッセイ】ラーメンと鍵っ子とトラウマ
ぼくの周りにラーメン好きな人が多い。
そう言うぼくも子供の頃からラーメンが大好きだ。
なぜ好きかと聞かれても理由はわからない。
ぼくが子供の頃、お袋はぼくがラーメンが好きなことを知っていた。
近所の中華料理屋さんに行った時に、小さなぼくがラーメンを食べて破顔してたらしい。
両親は共働きで休みの日も一人で過ごすことが多かった。
小学生の夏休みは長く、毎日一人だった。
朝、仕事に行く前にお袋は、毎日のようにテーブルの上に200円を置いていってくれた。
昼ごはんに近所の中華料理