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エッセイ

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おやすみ前のひとときに。あなたの心にそっと寄り添います。 郷愁、思い出、心にしみるエッセイをあなたに。
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記事一覧

【ショートエッセイ】おじいさんは小鳥の姿になって・・・

我が家は山の中にある。 だから野鳥も多い。 ウグイス、メジロ、ホトトギス、ヒヨドリ、モズ…

論文と小説の執筆は違うようで共通している

仕事柄、学術論文を書くことがある。 論文を作成するに当たって、文字を書くより、データ整理…

【ショートエッセイ】雨の朝の憂鬱

雨の日の朝はなんとなく気が重い。 外は薄暗いし、ジメジメしていて目覚めた段階で気分がスッ…

【ショートエッセイ】すでに自分らしく生きている

"自分らしく生きればいい"って言葉をよく耳にする。 "自分らしく"って何だろう。 会社の上司…

会社に評価されないと思ったときに読むエッセイ

平たく言うと、会社の人事も好き嫌いの世界だ。 だから気にしなくていい、って言われても昇格…

【ショートエッセイ】一夏のフレア〜儚く小さな生命の輝き〜

あの時、ぼくと息子たちは幻想的な世界に包まれていた・・・。 20年近く前のこと。 息子たち…

【ショートエッセイ】アンチvs諦めない気持ち

人が何か行動を起こすと、必ずアンチが現れる。 アンチは陰口がとてもうまい。 事情をよく知らない人の思考を、言葉巧みに操作する。 アンチはさらにトラップを仕掛ける。 思考操作した人の言動までも操作し、陰口を拡散され、やがて本人の耳に入るように仕向ける。 情報の発信源は絶対にバレない。 実に巧妙だ。 行動を起こした人がその悪評を耳にした時には、悪評がそこら中に広がってしまっていると錯覚する。 そして動けなくなる。 まんまと術中にハマってしまったってことだ。 あなたが起

【ショートエッセイ】大きな窓から森と山が見える

ぼくの家のベランダの窓から山が見える。 森の向こうにある小高い山だ。 晴れている時はすご…

昔のことが懐かしくなった時に読むエッセイ

歳を重ねるごとに、人生の浮き沈みを経験した回数も増える。 思い出されるのは、苦しかったこ…

【ショートエッセイ】大切なみかんの木が突然枯れた

20年前に親父が庭に植えたみかんの木。 今ではぼくの身長をはるかに超えて、3メートル程の高さ…

【ショートエッセイ】ボディコンバットの魅力

エクササイズにボディコンバットというものがある。 軽快な音楽に合わせて、格闘技をエアで行…

【ショートエッセイ】信念のままに生きる〜ある孤独な老人の生き様〜

もう30年も前のことだ。 ぼくは大学生の頃、ビルの床清掃のアルバイトをしていた。 主な作業…

【ショートエッセイ】ライフワークとの出会いは無趣味から

若かった頃、趣味を持ったことがなかった。 テニスとかキャンプとか、トライしてみたことはあ…

【ショートエッセイ】"もう若くないから"なんて思っちゃいない

午前5時30分、なぜだろうか。 今朝はどうも起きるのが辛い。 前日にスポーツをしたからでもなく、その日に会社に行って憂鬱なことがあるわけでもない。 体調が悪いのか、いや熱っぽくもないし、体はどこも痛くない。 無理やりに体を起き上がらせてみる。 布団の上に座ってはみたが、そこから立ち上がれない。 体が重くて仕方がない。 ぼくは猫背のまま頭を布団に向けて無の状態になる。 何も考えない。 自分の心のままに思考を任せる。 ぼくの心が映し出した映像は、若い頃のぼくの姿だ。 仕事が