【ショートエッセイ】"もう若くないから"なんて思っちゃいない
午前5時30分、なぜだろうか。
今朝はどうも起きるのが辛い。
前日にスポーツをしたからでもなく、その日に会社に行って憂鬱なことがあるわけでもない。
体調が悪いのか、いや熱っぽくもないし、体はどこも痛くない。
無理やりに体を起き上がらせてみる。
布団の上に座ってはみたが、そこから立ち上がれない。
体が重くて仕方がない。
ぼくは猫背のまま頭を布団に向けて無の状態になる。
何も考えない。
自分の心のままに思考を任せる。
ぼくの心が映し出した映像は、若い頃のぼくの姿だ。
仕事が