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燃える恋って本当は・・・

情熱的な恋、

燃えるような恋愛といって思い浮かべるのは

すでに想いが通じた交わりあった2人でしょうか。


私は、燃える恋というものは

実際に行動に移した恋ではないと思います。


寧ろ、何らかの事情があって想いを伝えられない相手や

お互いに気になっているけれどキッカケが掴めず進まない恋。


相手と偶然に会えた時の高揚感や

一人で相手のことを考える時間。


その時の胸の高まりこそ、

燃えている恋を感じられるのではないでしょうか。


一緒に話した時に交わした会話を思い出したり、

ちょっと距離が詰まって触れた肩の感触が残っていたり、

目と目が合う時間が少し長くて

何もコトバがないまま流れた間合い。


キスどころか手も繋いでいない間柄なのに

頭がいっぱいになった経験は

誰もがあるのではないでしょうか。


モテモテの恋愛スペシャリストでも

一度はこうした、どうしたらいいのかわからない関係性や

悶々と一人想像を膨らませる時間を過ごす経験をお持ちのはずです。


私のお友達のお話ですが、

学生時代、妻子持ちの方を好きになったそうです。


ご近所でも有名な美しいマダム。

憧れの存在でご結婚されてお子様がいらっしゃることも分かっているのに、

ピュアな男子高校生の恋ゴコロは止まらなかったとのこと。


なにも行動はしていないし、

もちろん相手にされるはずのない年齢さの交わらなかった恋ですが、

今でも一番忘れられない恋なんだとか。


自分の中で妄想が広がる時間や、

相手の姿を思い浮かべる時間も恋するひと時なら、

恋って一人でもできうるものなのですよね。


そのお友達は今お寺のお坊さんをされています。

人の恋の悩みやご家族・人間関係の悩みを聞くことも

多々あるそうです。


交わらない恋を経験した自分の想いと

どこか似ていると、言葉をそこに置くかのように話していました。


激しく通じる想いもあれば、

伝えられない想いも、伝わることのない想いもあり、

その心の内こそ燃えるような熱さがあるものかもしれません。


恋愛もその一つで、交わらないままの燃える恋だって、

立派に存在するものだと感じます。


【燃える恋は行動ではなく心の中にある。】

そのお坊さんとお話した時にできた格言?です。

あれほどに深く好きになれる人に、また出会いたいなあ。

そんな風にこぼしてもいらっしゃいました。笑

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