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経験を積むのに、経験がいる。

こんにちは、りのです!

2年前に書きかけて寝かしていた記事を掘り起こしました。。


タイトル通り「経験を積むのに、経験がいる」というお話です。

フランスでの就職活動は、「学歴」よりも、圧倒的に「経験」が求められます。

もちろん、「学歴」特に「専攻」によって、選考対象内・外に分かれるケースが日本に比べて多いですが
(例えば、「機械メーカーの営業のポストであれば、専門学校もしくは大学で機械もしくは商業を専攻していたこと」など)

社会人経験があるか、特に、「同じようなポストで働いたことがあるか」を求められることが多々あります。

以前の記事にも書いたように、フランスでは「新卒枠」「中途採用枠」とはっきりと区別されていないことが多いので、新卒、若者は経験が豊富な「中途採用」の人たちと競合にさらされるという環境に置かれます。

会社によっては、「これから長い目で会社と育ってくれる若い人に投資をしよう」「若者の新しい観点を取り入れてイノベーションしていこう」というところもちらほらありますが、まだ少数派。

よく「経験を積むのに、実地経験が求められる。その求められている経験を積むのに、働きたいが、どこで積めるのか。」という始まりの見えないストーリーがネタにされますが、まさにそれが現実で起こります。笑

では、それをどう打破して一つ目の仕事にかじりつくか。

私自身や知人・友人の経験を元に、いくつかストラテジーを紹介させていただきます。

  1. Auto-formation(自己学習)で知識・技術を身につけて経験値を上げていく。
    例えば、ウェブサイトのデータ分析などを行っている友人は、ネット上の有料レッスンに参加してあらゆるlogiciel(ソフトウェア)ランゲージを習得して修了証などを獲得していました。

    このような方法がとれるか否かは分野にもよりますが、私の場合はコミュニケーションやマネジメントに関するウェビナーを受けたり、自分で小さなプロジェクトを立てたり、人の仕事のお手伝いをしたり、ウェビナーに発表者として参加したりなど、地味な活動ですが、ご縁のあるところにはあちらへこちらへと手を出していました。
    この過程は、自分はどの作業に興味があるのか、何をしていると楽しいのか、苦手なことは何か、すぐに克服できそうなことは何か、など、自己分析にもつながりました◎

  2. 経験がなくても、専門知識と基礎的なパソコン操作などができれば可能な短期の仕事をする。
    学校で得た専門知識&数日のformation(業務内容の説明会)だけで即座に十分業務を行える短期の仕事があることもあるので、その場合は期間の短さなんて気にせず、狙いましょう。履歴書に書ける自分の専門内の仕事があるなんて、素晴らしい!
    また、仕事の出来が気に入れられて、業務が残っている場合は期間延長になったり、そうでなくても、続きの就活にて推薦書を書いてもらえるなど、副次的なメリットも◎

  3. モチベーション、ポテンシャルとそれを保証するコミュニケーションを武器にする。
    私はこの枠で現在の仕事についています。笑
    若さと、自己分析に基づいたプレゼンテーションで全面的に自分を売りましょう。
    この面接準備の作業を通して、コミュニケーション能力も少しアップした気がしなくもないです。スキルアップにもつながります。


ここ数年極右翼の勢力が増してきているヨーロッパ諸国。
フランスでもさらに「フランスに住む外国人」への当たりが強まってきています。。
優秀な人材のみを受け入れる「選択的移民制度」とも言われます。

それでも、ご縁があってフランスでお仕事をして生活をされる日本人の方々、その他の国籍の方々、これからも共に荒波にうまく乗っていきましょう〜!


A bientôt,

Rino :)

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