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腰痛を攻略! Part 2

皆さん、こんにちは!腰痛のPart1を見ていただきありがとうございます!   週1回更新を目標に頑張っていくので、ぜひ見ていただければと思います。

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今回は、腰痛の第2弾ということで、「上殿皮神経」について書いていきます。

まず、上殿皮神経について聞いたことがあるでしょうか?

また、聞いたことがある人は、それがどのようなもので、腰痛にどのくらい関わっているのかご存じでしょうか?

この記事で、上殿皮神経の知識を深めていきましょう!

上殿皮神経(SCN:superior cluneal nerve)は、T11~L5の後根神経の皮枝が腰背部を下外側へ走行し、腸骨稜近傍で胸腰筋膜を貫通して殿部へいたる感覚神経です。

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2014年にAotaらのグループは、上殿皮神経障害による腰痛の頻度は、全腰痛の14%と思いのほか高いことを報告しました。さらに、パーキンソン病にみられる腰痛の原因としても挙げられています。

上殿皮神経障害の症状としては、支配領域であるよう殿部痛が生じます。歩行に伴う腰痛性の間欠性跛行をもたらすこともあり、脊柱管狭窄症との鑑別も必要となります。

疫学としては以下の通りです。

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次に原因です。文献の多くは、胸腰筋膜貫通部を除圧することで症状が改善されています。このことから、胸腰筋膜貫通部で絞扼・牽引されて障害される認識になりつつあるそうです。多くの研究がなされており、椎体骨折後やパーキンソン病患者、若いアスリートや兵士にみられたりと様々なので、傍脊柱起立筋の筋緊張が影響していると考えられます。


治療に関して、文献ではブロック注射や外科治療などが多いです。徒手的な治療では、胸腰筋膜や大殿筋上部の滑走改善を図ると、腰殿部の疼痛が消失することが私の経験としてもよくあります。テレビの腰痛改善特集でよく見るボールマッサージでの腰痛軽減もこれに近いのではないかと思います。


ご清聴ありがとうございました。また、少しずつ更新していきます!

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