【詩/詞】どっかいって
日常を一緒くたにして
がらがらする声で保ってる
ガラスのコップが息を呑むように
湯気を立ち込め
叫びで消えていけばいい
一人部屋の騒々しい影
ふいに指先がなぞった
絡まる出来事に うんざりなんだ
目を閉じて 追い出して
どっかいって
もうそろそろ
歌ってさよなら 窓から出てって
向き合いきってもついてくるほどに
不完全な私を
睨んで 嘲笑って
引きずり出すのは
明日でいいから
枕なんて飛んでけばいい
暗さなんてものいらない
巻き戻っていくそれに 投げやりな逆行で
進むんだ 進むんだ
真空へ
もういい加減
分かってるんだ
歌ってさよなら 暗闇に沈んでよ
向き合わなくてもついてくるほどに
弱虫な私を
騙して 見縊って
引きずり出すのは
明日でいいから
せがんで頼んで どこまで来るんだ
「最大限」って誰のもの
嫌いになりたいわけじゃない
だから
歌ってさよなら ここから出てって
向き合いきってもついてくるほどに
不完全な私を
睨んで 嘲笑って
引きずり出すのは
明日でいいから
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