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【詩/詞】わたしのからだ

部屋の鏡を覗いたら
「思ったよりも」が見えた
お気に入りでいいのに
どうして

私の脚はここまでだ
測ってみれば明らかだ
頭はそれを越えられるだろうか
他の心がそう動くだろうか

真似事ごっこに笑みと苦み
体も心も半分こにして
描いた腕はなぜここに現れないの

代わりにある等身大に
当てはめてたら
それはぎこちなくて
私は何を踊ったんだろう
知られなくても知っているべきだ
だから鏡を見た

じっと見るのは勇敢だ
だからそっぽを向いてしまうんだ
いらないものとか そんなものばかりだし
みんなの声が聞こえてくるんだ

誰も見たことないくせに
私も含めて見たことないのに
描いた顔は破ってそっと捨てようか

周りにある常識ごっこに
こじつけてたら
それは無表情で
私は何を演じたんだろう
分かられなくても分かっているべきだ
だから鏡を見た

羨ましいも
これが欲しいも抱きしめて
もう一度確かめたい
鏡を見て
自分を見て

目の前にある等身大に
好きと言ったら
それは心地良くて
私は自分を踊ったんだ
知られなくても知っているべきだ
だから自分を見た


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