コミュニティ×オンラインをどう考える? ~CMX Connect TOKYO:ビジネス×コミュニティ勉強会レポ
みなさん、こんにちは。りんです。
今回はCMX Connect TOKYO:ビジネス×コミュニティ勉強会 #03 イベントレポをお届けします!
CMX Connect TOKYOは、米国で開催されているコミュニティ運営者のためのイベント「CMX Summit」のエッセンスを共有し、コミュニティ運営の事例やノウハウを学びあう集まりです。
「CMX Connect TOKYO」の詳細はこちらでご覧ください!
https://cmxconnecttokyo20200530.peatix.com/
今回のテーマはこちら!
コミュニティ×オンラインをどう考える?
~企業で活躍するコミュニティマネージャーに学ぶワークショップ~
今多くの方が課題として抱えているであろうこのテーマについて今回はトークセッションと懇親会がありました。
それではタイムテーブルに沿って早速レポートをお届けします。
1.ご挨拶
CMX Connect TOKYO初のオンライン開催。
主催者の小野さんからのご挨拶から始まりました。
当初は4月に#3を実施する予定だったのが、コロナウィルの影響で色々迷われて本日の開催になったとのこと。
この辺りは私も自分で主催イベントを良く開くので本当に良くわかります。
最初のオフラインイベントを延期しオンライン実施に踏み切るときはやっぱり悩みました。
今はもうオンラインでどんどんイベントやっていますので今まで自分で色々試行錯誤してきた知見も今回はちょこっとお届けしたいと思います。
2.トークセッション「コミュニティ×オンラインをどう考える?」
さて、ここからはトークセッションに入ります。
テーマは「コミュニティ×オンラインをどう考える?」
今回の登壇者はこのお三方!
高嶋大介さん(一般社団法人 INTO THE FABRIC 代表理事)
久間美咲さん(アル株式会社)
菊池亜衣さん(SMN株式会社)
登壇者に聞く、最初の質問「コロナの影響・打撃は?」
>高嶋さん
100人カイギはオフラインイベントを月間35回くらいやっていた。
それがコロナの影響で急にほとんど行われなくなりオンラインにすぐ移行した2地域だけになった。
やはり対面でのコミュニケーションを期待している人が多かった。
>くまみさん
元々オンラインのコミュニティだったのと扱っている商材が漫画だったので家で読む人が増えてプラスに働いた。
ただ4月からのOKRでイベントをこれからどんどんやるつもりだったのでそこは打撃だった。
>菊池さん
これからサービスを立ち上げるところだったのでリリースの時期を考えないといけなくなった。
当然ながら影響受けてない方はいないわけですが、元々オンライン中心だった場合は逆にプラスに働くというケースもありますね。あと、リモートワークの方が増えて時間に余裕が出来た方が多いのかオンラインサロンへの入会者数が増えたという動きもあったようですね。
登壇者さんに聞く、第2の質問
>高嶋さん
オンラインでオフラインイベントをそのままやってみるとオフラインの劣化版になった。
集客も減ってしまった。(70→2,30人)
オンラインは熱量の伝播が難しい。人の共感が薄くなる。
終了後、オフラインのようにFBで友達申請とかなかなかしない。
逆にオンラインだからこそいろんなところから集まれるようになった、
集客が200人近くまで増えた。
100人カイギでもYoutubeチャンネルを始めた。
https://www.youtube.com/channel/UC1OB6FmXZuiqXgGWPf9wobQ
そしてここで気になる100人カイギが最初から終わりが決まっている理由をインタビュー!
最初は個人のイベントでしかなかった。
続けないとコミュニティにならないと思った。
終わりがないと自分(高嶋さん)が飽きてしまうと思った。
でないとコミュニティを運営することが目的になってしまうと思った。
終わりがあれば古参問題も解消出来る。
>くまみさん
マンガライターの増加とロイヤリティ向上を行っている。
アルのファンになってコンテンツをシェアしてくれる人はライターが多かったため。最近はプロジェクト型のコミュニティにチャレンジし始めた。
>菊池さん
福岡在住の元上司とのビデオ通話がきっかけだった。
今までオンラインにネガティブだった人もコロナきっかけでやらざるを得なくなった。
でもやってみると意外と楽しかった。
どんな話題が楽しかったのか?
食のブロガーさんが多いのでコロナの中、みんなどんな取り組みをしているのかの情報交換で盛り上がった。
会話の回し方については2部制にして司会を菊池さんがやった。
あとは北海道の人だけしゃべるとかエリアによってしゃべる人を分けた。
チャットも並行して活用した。
小野さんより再び高嶋さんに質問です。
みんなの100人会議が統一のフォーマットを提供していると聞きましたがオンライン版もあるのでしょうか?
>高嶋さん
初めての人でも運営しやすいようにフォーマットを作った。それと質の担保を考えてのこと。
100人カイギを渡り歩いているコアファンの人もいる
毎回6割くらいが新規。
>小野さん
新規の増やし方はどうされているのですか?みなさん気になるところだと思いますが。
>高嶋さん
1つは有名な方を呼ばないこと。
その方のファンが来てしまうから。
そうでなくて色のついてない本当にその地域に根差している方に参加してもらっている。
集客を考えるとつい有名な人を呼びがちですけど、一歩間違えるとファンクラブ的なノリにもなりかねないですもんね。これは自分もオンラインサロンを主催する中でのポリシーと同じですごく共感しました。
>小野さん
ライターさんのモチベーションの維持の仕方とは?
>くまみさん
編集長がライターの原稿を見ている。
ライターの気持ちとか書き方を尊重するようにしている
みんなが同じにならないように1人1人の個性を生かしたライティングを目指している。
>小野さん
著作権的なルールの周知は?
>くまみさん
ルールのドキュメントを作っている。
お互いに記事をシェアし合ってモチベーションを維持している。
>きくちさん
ライターさんのモチベーションの維持の仕方は、誰でも良い、というわけではなく審査制にしていた。
リアルで必ずあっていた。原稿料なしでも出来るかどうか。
あとは懇親会での横のつながりとか自分のブログより多くの人に見てもらえる特典とかモチベーションは1人1人違った。
最後の質問
「これからのこと」
>高嶋さん
オンラインとオフラインの境界線をどうするか。
オンラインでも出来るんだよという風に意識を変えていく。ツールの使いこなし方、集客の不安等、どう乗り越えていくか。
>小野さん
CMXでも国を超えたカンファレンスは2021年くらいまで出来ないかも、
というのが大方のコミュニティマネージャーの認識だった。
>くまみさん
ライターさんと盛り上げていく。
アルサポのコラボ企画でうまく盛り上がってきたものがあるので軌道に乗せたい。
>きくちさん
これまでオンライン・オフラインというのを直感で判断していたことを本当にオンラインなのかオフラインなのか吟味するようにしたい。
準備をめちゃくちゃ頑張ってやるよりはとりあえずやってみる。
コロナはある意味だめでも許されそうな時期。
3.懇親会
最後はグループに分かれて懇親会でした!
話し合いのテーマとして私たちのグループでは
・コロナで何が変わったか。
・オンラインイベントやったか、どうだったか?
という話をしました。
これからまさにコミュニティを立ち上げる方もいらっしゃればコロナで一大イベントが中止になってしまった方もいて、このコロナの状況下での他のコミュニティのお話を聞けたのは面白かったです。
グループでの話し合いのあと各グループから発表があったようですが、私の方が途中退席してしまったので、今回のレポートはここまでとさせていただきます。
4.感想・オンラインイベントのTips
今回のテーマだったコミュニティとオンライン。
登壇者の菊池さんもおっしゃってましたが、まずやってみるのって大事だと思いました。
私も運営お手伝いしているコミュティのほか、自分で主催サロンでは講義形式、ワークショップ形式、対話型鑑賞形式、クラシックのコンサートなどオンラインでいろんな形式にチャレンジしています。
オンラインでワークショップは難しいと思われがちですが、Zoomのブレイクアウトルーム機能やGoogleスライド等使えば十分可能です。
もちろん、失敗も色々しているのですが(笑)
その分逆にスムーズに運営するためのノウハウは徐々に蓄積されてきました。
始めは抵抗もあるかもしれませんし、もちろん、オフラインと同じことの再現は難しいですが、オンラインのメリットもあります。場所代がかからない、場所を探す苦労もない、全国から参加可能、ROM専でも参加できる、といった点です。開催ハードルはリアルより低いのではないかと思います。
オンラインでの開催を迷っている方がいらっしゃったらぜひ一度小規模からスタートされてはいかがでしょうか?
きっと意外と大丈夫なことがわかるのではないかと思います。
最後に主催の小野さんの提示されていたオンラインイベント実施のTipsをご紹介しておきますね。
CMX Connect TOKYO:ビジネス×コミュニティ勉強会、初回から毎回参加しておりますが、コミュニティに関わる方は本当に熱量高い方が多くて毎回パワーもらえます!
また次回を楽しみにしつつ、コミュニティマネージャーの皆さんはじめコミュニティに関わる方たちが楽しいコミュニティライフを送れるように微力ながら私も何か貢献していきたいなと思っております。
そして主催の小野さんはじめ登壇者のみなさん、サポートされている皆さん、ありがとうございました!
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