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「シン・ニホン」読書会で思いがけないプレゼント

みなさん、にんにちは。りんです。
今回は安宅和人さんの著書「シン・ニホン」で読書会を行いましたのでそのレポートと振り返りをお送りします。そして今回の読書会で想像もしなかったプレゼントをもらったのですが、その「プレゼント」について書きたいと思います。

1.きっかけ

私の周囲で発売直後から話題だったので気になっていた本「シン・ニホン」

この本を読んで読書会コミュニティ仲間の1人が非常に感動して、多くの教育関係の人に読んでほしいとFacebookにアップしていたのがきっかけで今回の読書会を企画しました。

彼(すぎちゃんといいます)は職業はデータサイエンスやAIに詳しく、かつ教師を目指していたこともあり、これ以上の適任はないということで読書会のファシリテーション(講義)をお願いしました。

私も個人的にキャリアの大半をIT/Web業界で過ごし、「シン・ニホン」で安宅さんの指摘されている社会課題については現場レベルで感じることも多く、安宅さんの未来に向かっての提言には共感していたので、楽しみにしていました。

事前に打ち合わせて目的をどうしようかディスカッションしたのですが、この本の特徴はなんと言っても安宅さんの「視座の高さ」だという話になり、普段なかなか国家レベルまで視座を高く社会課題について考える機会はないので、せっかくだからチャレンジしてみよう、ということになりました。

2.読書会の様子(前半)

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「シン・ニホン」はとても分厚い本なので前半と後半に分わけて実施しました。

前半では

1章 データ×AIが人類を再び解き放つ -- 時代の全体観と変化の本質
2章 「第二の黒船」にどう挑むか -- 日本の現状と勝ち筋
3章 求められる人材とスキル

についての要約と解説があり、その後5人ずつ3つのグループに分かれてグループワークを実施。

グループワークのテーマは「私の思う「異人」について」。
それぞれどういう人を「異人」だと思うか、また異人を育てるにはどうしたらよいかをディスカッションしました。

グループディスカッションの後はチームの代表がまとめを発表。

3つのグループのうちの1つ、Bチームの様子を参加者のお一人、たてじょーさんがグラレコにまとめてくれましたので掲載します。
とってもわかりやすのでこれで伝わるのではないかなと。

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3.読書会の様子(後半)

後半では

4章 「未来を創る人」をどう育てるか
5章 未来に賭けられる国に -- リソース配分を変える

についての要約と解説があり、再度同じメンバーでグループワークを実施しました。

後半のグループワークのテーマは「私達が未来に向けて、出来ること ・やるべきことはなんだろうか」。かなり壮大ですね(笑)
なんたって今回の目的は国家レベルの視座で社会問題について考える、ですから。
でもこの壮大なテーマについてみんなで果敢に議論していました。

後半もグループワークの後はチームの代表がまとめを発表。
今度は発表したほかのチームに感想や質問を述べてもらったのですが、意見が次々出てきて面白かったです。

その一部を先ほどと同様にグラレコで公開します。

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いやほんとにグラレコって素晴らしいですね。
グラレコがあると全員の理解が進むので本当にありがたい。


前半・後半のグループワークを通じて多く出た意見は「狭いコミュニティに閉じこもらず外の世界を知る」そして「自分とは違う他者の視点に気づく」ということだったように思います。

私も本業以外のコミュニティで比較的多く(いやかなり多いかも(笑))活動してきましたが、職業も世代も超えた交流をさせていただき、たくさんのことに気づき学ばせてもらいました。

これからの時代、本当に必要なことだと実感しています。

4.アフタートークで思わぬプレゼントが・・・

ここまでですでに2時間半以上。
一度閉めたのち、時間のあった参加者でずっとアフタートークをしていましたが、たまたまテクノロジーに明るいメンバーが多かったのでデータ分析、データサイエンティストと日本の将来について熱く語って面白かったです。

そしてこの時驚きの事実が明らかに。

今回、参加者のお子さん(中学1年生)が大人に混じって参加してくれていたのですが、なんとグループディスカッションの際、大人に混じって堂々と自分の意見を述べていたそうで。

「シン・ニホン」は大人が読んでも難しく、読書会に参加し、話についてくるだけで大変だと思うのですが、自分の意見を述べ、さらにアウトプットまで残しくれました。

このかわいいアウトプットに気づいたのが実は会が終わってからで、会の最中にみんなに紹介できなかったのが残念。気づけなくてごめんなさい。ファシリテーターとしてまだまだですね。

でも、気づいたときは本当に本当にうれしくて涙出そうになりました。いろんな企画をたくさん主催してきたけどこんなにうれしかったことなかったです。

想像していなかったまさかのかわいいプレゼントに驚くやら嬉しいやら。

これがそのプレゼント(^^)

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今までもいろんなオンラインサロンとかコミュニティの中でたくさんの企画をプロデュースしてきたんですが、最近、私個人でこういった読書会・勉強会を主催するようになり、迷いや不安もあった中、中ものすごいパワーをもらいました。

これからも頑張ろうって思うことが出来ました。

とっしーさん、かほちゃん、本当にありがとうございました。

5.個人的リフレクション

一方で主催者・進行役としては反省することは山盛りで・・・(苦笑)
オンライン開催に慣れていない点が多くドタバタして参加者の皆さまにはご迷惑をおかけしてすみませんでした。

講義パートとファシリテーションを今回担当してくれたすぎちゃんのレベルが高く、ほんとにわかりやすい内容だったのが救いでした。

今回の課題は時間コントロールと、Zoom操作に慣れることと、参加者との、また参加者同士のコミュニケーションですね。
そしてオンラインだといつも画面キャプチャするのを忘れてしまう・・・

引き続きワークショップデザインやファシリテーションのスキルを磨きつつ今後さらにブラッシュアップしていきたいと思っております。

今回の読書会でも日本の将来に向けて「異世界と異世界をつなぐ人」が必要だという話が出ておりました。
それは例えばAIの専門家と一般人をつなぐ人、とかデータ分析に強い人ととそうでない人をつなぐ人とか学校と地域と企業をつなぐ人とか、世代と世代をつなぐ人とか・・・

そういう人が増えないと「異人」は排除されてしまいがちになるし、断絶したままでは未来への課題も乗り越えるのは難しい。

今私はリベラルアーツ系の読書会・勉強会するサロンを立ち上げており、今回の読書会もその一環で実施したのですが、この場がほんの一滴でもそのきっかけになれたら嬉しいなと思いました。

6.これから

といいつつ、単に自分が学びたくて「リベラルアーツサロン」なるもの始めました。リベラルアーツ系幅広に学んでいくサロンです。

哲学・アート・宗教学・文化人類学・音楽史・文学・宇宙(!?)etc・・・

1人で学ぶより他の人と一緒に意見交換しつつ学ぶ方が気づきは多いし面白い。
そして、私の周囲の素敵な才能とスキルを持った方たちを巻き込・・・もとい講師役をお願いしながら実施しております。

教えているようで教える側が実は実は一番教えられたりって皆さん一度は経験したことあると思います。
だから教える側が上とか教わる側が下とか本来はないと思うんです。そんな風にお互いが相互にフラットに学びあう場を作りたい、という想いで始めました。こういうの楽しくて仕方ないんです(^^)ご興味ある方はぜひご一緒しましょう!

こちらのFacebookグループで随時ご案内しております。

https://www.facebook.com/groups/251416526053730/

最後に、今回の「シン・ニホン」の読書会に参加いただいた皆さん、何より講師役・ファシリを担当してくれたすぎちゃんに感謝を。
ありがとうございました。

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