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雑記:才能と努力の比率。

天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。

エジソンの有名な名言のひとつ。この名言についての解釈は「努力が大事」と思われがちだが実は違う、というのは有名な話で……

「私は1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になると言ったのだ。なのに世間は勝手に美談に仕立て上げ、私を努力の人と美化し、努力の重要性だけを成功の秘訣と勘違いさせている」

エジソン本人がこう言ったらしいので、実際、「努力が大事」と伝えられてしまったことに関して、エジソンは「違うんだ!」と今でも思っているかもしれないね。

物を書くようになり、他人様の作品を読むようになり、才能と努力の比率について最近よく考える。「才能」とは、もともと持っている感性や感受性、発想力、オリジナリティ。「努力」は、読みやすくおもしろい文章にするための技術、コツ、テクニックなどの習得。比率はどのくらいなのだろう?

プロの作家さんではなくて、小説をお書きの方はたくさんいらっしゃる。私もそのひとり、と自分では思っているけれど、他人様の小説を拝読するとき、こんな発想は私からは生まれないな……と思ったり、このセンスは生まれつきの才能なのだろうか……と思ったりする。(発想を飛ばす練習やセンスを磨く努力はできるから、あながち生まれつきとは言い切れないかもしれないけれど、もって生まれた才能の有無はやはりある気がする)

私の思う才能と努力の比率は、6:4くらいだ。本当は7:3くらいと思っているけれど、努力でどうにかなる伸びしろがあるはずだ! という期待をこめて6:4。

どんなに血の滲むような努力をしても、もともと才能のある人には4割くらいしか追いつけない気がする。逆に、自分の才能がどの部分に強いのか? を知れば、より伸ばせる気もする。

最近ある方が「エモは作れる」という話をしていて「作ったエモ」のことを「人工甘味料」と名付けていた。良し悪しは別にして、ものすごく納得した。いっとき「かわいいは作れる」なんてキャッチコピーがあったが、「おもしろい」も作れるのだろうか。

文章に限らず、スポーツ、音楽、勉強、何においても才能と努力の比率があるだろう。なるべく、自分の才能を見つけて努力で伸ばしたいと思う。

ちなみに夫に聞いたら、才能2〜3:努力7〜8と言った。努力派らしい。ほんとか?笑


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