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寄生虫コクシジウムにやられ、危篤になった私の愛犬

先日の栄養士かほの自己紹介で少し触れた、
我が家の愛犬のお話をしたいと思います。


愛犬のりりは、

息子の10年にも及ぶ懇願の末💦
昨年、生後2ヶ月で我が家にやってきました😊


犬ではなく、まるで人間かのように、
息子の下にできた妹と、本気で思っている程愛して止まない存在です♥️



そんな愛犬りりは、
遡る事1年4ヶ月前。


我が家にきて5日目に、



危篤状態になりました。





結論から先に言いますと、


コクシジウムという寄生虫に寄生されていたのです。


それは本当に突然でした。


突然の急変に、
大急ぎで、初めての1番家から近い動物病院へ連れて行きました。



あまりの痛みからか、
首が、向いてはいけない方向へ向いてしまったり、
のたうち回る愛犬の姿を見て、
獣医さんも、


「このまま即緊急入院!!!」


と、おっしゃいました。




私は人生で犬を飼った事がなく、
今回が触れる事さえ初めてでした。


飼って5日しか経っていないので、
まだ何もかもわからない状態でしたが、


もう気持ちは既に大切な家族でした。


自分でも不思議なくらい、本当に家族になっていました…。



獣医さんから色々説明を受けましたが、

パニックになっていたので、当日の説明で今も覚えている言葉は、



「覚悟しておいてください。」





この一言のみです…。





まだお散歩も1回もした事ないよ
可愛いお洋服だって着させてあげたい
ドッグランとかだって連れて行ってあげたいし
旅行だって一緒にしたい
いっぱい抱っこだってしたい
美味しいものもいっーーぱい作ってあげたいし



え!?なんで!?
なんでなの!?



と頭の中はぐるぐるで…。


一緒に楽しみたい事がたくさんあったのに…

それなのに、

覚悟する………!?




この一言の衝撃は、忘れられません。




私が何度も聞き直したので、
獣医さんは、

「ここ1〜2日が山だと思ってください。」
と言い換えました。



言葉の意味位わかっています…。

ですが、そんな覚悟なんて出来るわけありませんでした。



今見ても涙が出るので、(もうこの時点で涙が出ていますが…)お写真は載せません…


本当に見るも無残な姿でした。


白くてふわふわだったのに、
何度も何度も嘔吐して暴れ回ったので、
汚れて、毛の色も変色し、表情も全てが、いつものりりではありませんでした。



私達家族は毎日病院に通いました。



りりはぐったりしたままで、私達の呼びかけにも応えません…。





入院から3日目。
少し動いたと聞きました!



獣医さんからは、
エネルギーを使うと良くないので、今日は呼びかけないで欲しいと言われました。




入院から4日目。
りりの変わらない様子に、我が家は毎日がお通夜のようでした。


私は毎日お風呂で泣きました。




入院から5日目。
少しだけ自分から食べたい、飲みたいといった様子が伺えたそう!

それでもまだ遠くのガラス越しでの面会。呼びかけはNGです。




入院から6日目。
少しだけど、ゴハンが食べられました!

あんなに大好きなゴハンが、やっと食べられたなんて…




入院から7日目。
友人が、暗く廃人のような私を見て、

寄生虫がいた子で、ここまで頑張れてる子は絶対死なないよ!大丈夫!と励ましてくれました。


獣医さんからは、

奇跡の回復力だと言われました。



後に聞きました。

獣医さんは、正直、本当にだめだと思ってしまっていたと…。
それ程の状態だったと…。



それでも毎日昼夜問わず面倒をみてくださった事、今も感謝しかありません。



結果、入院から8日後に退院となりました。



それでも、憎きコクシジウムにやられた愛犬と私達の苦労は、
これで終わりではありませんでした。




退院してからも、

私達の思っていた以上に、コクシジウムにやられていて、

まともな生活が送れませんでした。



300gだった体重は、500gにまではなりましたが、

獣医さん曰く、
かなり胃腸を荒らされたみたいです。



退院後、何度胃腸炎になったかわかりません。

下痢、嘔吐、下痢、嘔吐、下痢、嘔吐、下痢……………



ほんの些細な事でもすぐ胃腸炎です。




そして、そうこうしている内に、

2〜3週間後位です。



今度は毛が抜け始めました。



脱毛です。



ショックでした…。


こちらもお写真は載せません…。


脱毛は全身に及んでいました。

一応生えている箇所もあり、
まばらな感じですが…。




獣医さんは、

100%生えてくるから大丈夫です!とは言えません…
と、おっしゃいました…。


せっかく退院出来たのに、

命が助かったのに、


また私は泣いていました…。





りりは女の子です。

娘のように思っているので…

髪の毛は命と言うじゃない…。


日に日に毛は抜けていき、

最終的には、胴はもうつるつるでした…。


結果的には生えてきましたが、
当時は生えてくる保証も無く、
毎日が不安で落ち込んでいました…。


まだこんな状態では予防接種は出来ないと言われ、外出の許可はおりず、

お散歩へも行けない。
トリミングデビューも出来ない。


こんな事言ったら怒られてしまうかも知れませんが、

悪徳ブリーダーのところから保護された子と間違えられるのでは!?
と思う程の見た目でした…。



それでも少しずつ元気になってきたりりが、
私達は変わらず愛おしかったです。



脱毛はそれから3〜4ヶ月後に徐々に治っていき、

無事!?(かどうかは、またの機会に書きますが…)予防接種を受け、


晴れて、やっとです!
やっと、わんちゃんらしい生活が出来るようになってきました。



ですが、胃腸が弱いのはその後もずっと続き、

獣医さんからの、

「何故、他のゴハンを食べさせようとするんだ!?
療法食だけを一生食べている子だっていっぱいいるんだから、りりちゃんもそうすればいい!」


の一言にとてもショックを受け、



そこから私の、

犬の病気と栄養についての学びが始まりました。



『犬なんだから、ずっと同じドッグフードを一生食べ続けていていいんだ。』

とよく耳にします。



賛否両論あり、
考えは人それぞれだとは思いますが、

私個人的にはそうは思っていません。



犬だって、りりだって家族。

大好物だってあるし。

体重は管理しながら、その中で、好きなものや、健康に導けるものを食べさせてあげたい!




りりが死ぬ時に、

私達と家族になれて本当に良かった✨と思ってもらいたいんです。




今も超絶胃腸が丈夫!!!
って訳ではないですが😩

たくさんのものが食べられるようになりました😃

この1年で、
沢山の事を学び、
試行錯誤しながら、
自分なりに努力してきたと思います。


その結果、愛犬りりは現在すこぶる元気です🎵


その知恵と経験を、
同じ悩みを持つ方がいらしたら、
是非お教えしたいと思っています😊

結局、犬の健康も人の健康も、

行き着くところは同じでした。


人もわんちゃんも皆の不調が消えるように✨




※この後りりは、
左足パテラのオペもしております…😞

本当に大変な子犬時代でした…😩💦※




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